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“ユーヴェのロナウド”絶好調! 不安一蹴しイタリア王者をけん引

2018 11/29 15:00橘ナオヤ
クリスティアーノ・ロナウド,Ⓒゲッティイメージズ
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ロナウドがハマる素地のあったユーヴェ選手陣

ロナウドが入り、チームメイトとの連携が取れてきたことで、アッレグリの戦術に広がりが生まれたと言われる。

昨シーズンは、ゴンサロ・イグアインをセンターに、マンジュキッチとディバラを両翼に据えた3トップが基本だった。だが今季はマンジュキッチをセンターに、ロナウドとディバラかクアドラードをウィングに配置する3トップだけでなく、ロナウドとマンジュキッチをトップに置く4-4-2も機能している。

戦術の幅が広がったのは、ロナウドがウィンガーとしてもセンターフォワードとしても超一流だからに他ならないが、その才能を活かせるだけの素地が、ユーヴェに備わっていたからでもある。

マンジュキッチは、単なる高身長センターフォワードではない。ここ数シーズンはウィングで起用されることも多く、その中で足元の技術やポジショニングに磨きをかけてきた。万能型FWとなったマンジュキッチは、ロナウドの相棒として最適。4-4-2、4-3-3どちらのフォーメーションでも互いを活かし合うことができている。

ロナウドがすぐ順応できた理由は中盤以下にもある。ミラレム・ピャニッチという高精度のキックの持ち主の存在もそのひとつだ。マドリー時代のチームメイト、ルカ・モドリッチやシャビ・アロンソのように、ロナウドに正確無比なパスを通してくれる。

リーグ戦9ゴール目となったSPAL戦のゴールも、ピャニッチの針の穴を通すようなパスから生まれた。

サイドでも、マドリーの左SBマルセロと長年見せてきた阿吽の呼吸には及ばないにしろ、デ・シリオやカンセロ、アレックス・サンドロらが、攻撃に特化したロナウドの守備面をサポートしている。ブレーズ・マテュイディやサミ・ケディラといった高い守備センスを誇る中盤がいることも、ロナウドの負担を軽減し、得点に絡むという形でチームにいち早く貢献できる要素となった。

マドリーとユヴェントスは異なるチームであり、当然異なる戦術をとる。だが、ロナウドがその世界最高峰の攻撃力を発揮できる高いレベルの選手陣が揃っているという点では、同様だったようだ。

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