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【2018年】サッカー界の市場価値ランキングTOP10

2018 10/7 13:00SPAIA編集部
キリアン・ムバッペ
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常連のメッシ&ネイマール以外を選出、ロナウドはランキング外!

今回はサッカー界の市場価値や移籍情報が掲載されるドイツのデータベースサイト、「Transfermarkt」の情報をもとにサッカー界の市場価値ランキングTOP10を紹介する。

ランキング上位の常連選手であるリオネル・メッシとネイマールは、あえてランキングから除外した。二人の市場価値はどちらも約237億円で本来ならば1位だ。ちなみに2018年夏にユヴェントスFC入りしたクリスティアーノ・ロナウドは、約131億円で13位となっている。

果たして常連二人を除いたTOP10は誰で、その市場価値はいくらなのだろうか……。

※Transfermarktの情報は2018年10月4日時点、金額は1ユーロを約131円で計算。同率の場合も同サイトのランク付けにしたがっている。

1位 パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペ 約197億円

パリ・サンジェルマンFC所属のキリアン・ムバッペは、約1億5000万ユーロ(約197億円)という値がつけられている。

ロシアワールドカップでも期待通りの活躍を見せたこの天才は、順調にスターダムを駆け上がった。2018年夏には正式にパリ・サンジェルマンの選手となり、ネイマールやエディソン・カバーニ、アンヘル・ディ・マリアなど各国のエースと肩を並べてプレーしている。

圧倒的スピードで前線に駆け上がると、得点機となるシュートとパスを放ち、しかし決して彼らに臆することなく自身の持ち味を発揮。同朋のレジェンドであるティエリ・アンリ氏の再来ともされており、彼にかける周囲からの期待はとても大きい。

2位 リヴァプールのモハメド・サラー 約197億円

約1億5000万ユーロ(約197億円)という値がつけられているリヴァプールFC所属のモハメド・サラー。

彼がASローマからリヴァプールにやってきた2017年の夏頃、約52億円の移籍金は高いとされた。しかし、2017-18シーズンの蓋を開けてみれば、リーグで32ゴール10アシストを記録し、圧倒的な決定力を披露。得点王に輝いたのだ。さすがにこれには、多くのサポーターやフロントも驚かされた。

その後2018年7月には契約を更新し、他クラブからの関心をはねつけている。

サラー自身の努力もあっただろうが、彼の才能を引き出したユルゲン・クロップの手腕もさすがだ。サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップは世界でも最強クラスだ。

3位 トッテナム・ホットスパーのハリー・ケイン 約197億円

ロシアワールドカップでは得点王になり、トッテナム・ホットスパーFCでも充実したキャリアを送るハリー・ケイン。トッテナム所属のハリー・ケインは、約1億5000万ユーロ(約197億円)という値がつけられている。

定着したその評判は毎シーズン形となってあらわれる。2018-19シーズンは5シーズン連続でのリーグ2桁得点に期待が集まる。

最近では、トッテナム最大のライバルである、アーセナルFCのユース出身であることを知る者も少なくなってきた。

レアル・マドリードCFからの関心も取り沙汰されるが、トッテナムも安売りはしないだろう。

4位 マンチェスター・シティのケヴィン・デ・ブライネ 約197億円

約1億5000万ユーロ(約197億円)という値がつけられているマンチェスター・シティFC所属のケヴィン・デ・ブライネ。
世界最高峰のMFを問われれば、彼の名を挙げるサッカーファンはかなり多いだろう。

ロシアワールドカップでは日本代表と対戦し、その知名度はさらに高まった。彼の持ち味は的確で速いパスだが、シュートやオフ・ザ・ボールで陽動をやらせても上手いのだ。中盤で何でもできるデ・ブライネをジョゼップ・グアルディオラが重用するのは当然かもしれない。

シティで満足している現段階では移籍の噂もなく、197億円という値がつけられたところで実現はしないだろう。

5位 アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマン 約158億円

幾度となくFCバルセロナ入りが噂されたが、この夏もそれは実現しなかった。アトレティコ・マドリード所属のアントワーヌ・グリーズマン。彼は、約1億2000万ユーロ(約158億円)という値がつけられている。

彼がロシアワールドカップで見せたような偽10番的な動きは、バルセロナが欲するところだろう。マークを引きつけることで、サイドには数的優位が生まれ、崩しの動線をいくつも作ることができる。

もしバルセロナとアトレティコが本当に交渉の席につくとするなら、158億円という金額では決着がつかないだろう。

6位 バルセロナのフィリペ・コウチーニョ 約158億円

鳴り物入りで入団したFCバルセロナでは、200億円規模の移籍金に見合った活躍はできていない。フィリペ・コウチーニョは、約1億2000万ユーロ(約158億円)という値がつけられている。これは妥当な金額だろう。

ただ、アンドレス・イニエスタの退団により、彼の序列はまた一つ高まった。2018-19は真価を発揮すべきシーズンで、バルセロナの買い物が正しかったかどうかの答えが出る。

サポーターの脳裏にあるネイマールの面影を消し去るような活躍に期待したい。

7位 チェルシーのエデン・アザール 約158億円

チェルシーFC所属のエデン・アザールは、約1億2000万ユーロ(約158億円)という値がつけられている。

熱を帯びたレアル・マドリード移籍説の後も、チェルシーでのびのびとプレーし、カーディフ・シティFC戦ではハットトリックも記録した。クラブ公式Twitterでも上機嫌な姿が度々投稿され、モチベーション低下の噂も鳴りを潜めている。

チェルシーとしてはこの大エースを確保し、競争激しいプレミアで戦い続けたいところだ。

8位 ユヴェントスのパウロ・ディバラ 約145億円

新しい同僚にクリスティアーノ・ロナウドを迎え、さらなる成長が期待されるユヴェントスFC所属のパウロ・ディバラ。彼は、約1億1000万ユーロ(約145億円)という値がつけられている。

優れたユーティリティ性はそのままに、ロナウドのような決定力を身につけたいところだ。まだ若いこともあり、その成長にしたがい市場価値も高騰するだろう。

もちろん、クラブでの活躍だけではなくアルゼンチン代表のエースとしても期待が集まっている。メッシの去就が定まらず、欠番となっている10番。その後継者としてにふさわしい選手とも言える。

9位 トッテナム・ホットスパーのデレ・アリ 約131億円

約1億ユーロ(約131億円)という値がつけられているトッテナム・ホットスパーFCの中盤を担うデレ・アリ。彼はフィジカルが強いだけでなく、試合を広く見通す視野を持つ。

前述のハリー・ケインを活かすためのポストプレーにも長けており、クラブと代表双方の強力タッグとなっている。

現段階では目立った移籍の噂はないものの、トッテナムがタイトルに届かないようであれば移籍もあり得るだろう。

10位 マンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカク 約131億円

約1億ユーロ(約131億円)という値がつけられているマンチェスター・ユナイテッドFC所属のロメル・ルカク。

一時は古巣チェルシーへの移籍もあり得たが、最終的にはユナイテッドが約110億円もの金額で獲得に成功。堅実な守備からカウンターで一撃を見舞うジョゼ・モウリーニョのサッカーでは、ルカクの武器であるフィジカルとスピードが欠かせない。

しかし加入1年目2017-18シーズンは、リーグ34試合に出場し16ゴール7アシストを記録。その前シーズンに25ゴールを挙げていたこともあり、少々物足りない結果となった。

2018-19シーズンも調子が上向かなければ、去就が危ぶまれるモウリーニョとともに誤った補強だったと判断される可能性もある。

今後も大型移籍連発の可能性あり!

2017年夏のネイマール移籍を機に、サッカー界では大型移籍が連発している。もっともそれは多額の放映権料・スポンサー料などの流入も影響しているのだが、この傾向はまだ続きそうだ。現に2018年夏にはGKにも100億円規模の移籍が発生している。

今回紹介した選手たちもその市場価値と同額、もしくはそれ以上の金額での移籍があり得るだろう。金額の大きさやその移籍先など、今後の移籍市場も私達を楽しませてくれるに違いない。