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【CL準決勝組み合わせ】逆転同士!リヴァプールVSローマ

2018 4/24 12:53dai06
リヴァプールVSローマ
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Ⓒゲッティイメージズ

まさかの逆転劇!リヴァプールとローマが下した強豪

リヴァプールとローマがCLの準決勝でぶつかるという展開に、多くのサッカーファンがざわついた。それは準々決勝の対戦相手がそれぞれ、リヴァプールはマンチェスター・シティ、ローマはバルセロナと、こちらも強豪相手だったからだ。

もちろんリヴァプールもローマも実力があり、どちらも各国を代表する人気の強豪チームだ。しかし、マンチェスター・シティとバルセロナが準決勝に進むと予想していたファンも少なからずいただろう。
1stレグと2ndレグともに、リヴァプールはシティに勝利している。
とはいえ、イングランド国内で折り紙付きの強さを持つシティをストレートで破ったのには驚いた。ローマは1stレグを4-1で敗れたものの、2ndレグで3-0とバルセロナに猛攻し、アウェーゴールの差で見事勝利。

結果、下馬評を覆した者同士がぶつかり、勝負強さをみせつける準決勝となった。リヴァプールは2004-05シーズン以来のCL制覇を狙い、ローマは始まったこの奇跡をさらに伝説的なものとするために戦うだろう。

手堅い守備か迫力ある攻撃か!両クラブがとる戦術とは?

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップが用いる戦術はゲーゲンプレス。試合を通してハードワークを続け、ボールを奪われれば即プレス、ボールを持てば縦パスを用いて前進するこのサッカーはクロップの持ち味だ。
彼がドルトムントを指揮していた頃に確立させたサッカーだが、今ではリヴァプールの選手達にも浸透している。

対するローマのエウゼビオ・ディ・フランチェスコは、限りある戦力のなかでも攻撃的なサッカーを展開することで知られる。サッスオーロを指揮していた頃のセリエAへの昇格と残留は、そうしたサッカーのもと成し遂げられた。
もっともローマを指揮するようになった現在では、当時より選択肢も増え、持ち前の攻撃的なサッカーにも深みが増したようだ。

リヴァプールの徹底した守備が、ローマの試合運びをコントロールするのか。はたまたローマの攻撃的なサッカーが、リヴァプールの守備をかいくぐって見事ゴールを奪うのか。盾矛とも言えるこの試合は、非常に激しいものになるだろう。

モハメド・サラーは古巣対決!問われるエースとしての真価

ローマとの一戦は、リヴァプールのエースであるサラーにとっては古巣対決となる。 サラーは2015-17シーズンにわたりローマに所属し、所属最終年となった2016-17シーズンにはリーグ31試合で15ゴール、11アシストを記録。翌シーズンにリヴァプールに移籍するきっかけとなる大活躍をみせた。
移籍後の2017-18シーズンにはリーグ33節終了時点で、31試合出場時点29ゴール9アシスト。リヴァプールのサポーターから絶大な人気を誇るエースになった。

そのサラーが再びローマのスタディオ・オリンピコに帰ってくるのだ。サラーはローマサポーターからどんな反応をされるのか、そして古巣相手にゴールを奪うことができるのか。この試合は、エースとしてのサラーの真価が問われる試合になるはずだ。

両者が対決する1stレグは2018年4月25日(水)、AM3:45(日本時間)にキックオフ予定。