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ラテンの男が熱い!ワールドカップ注目選手

2018 3/14 09:59跳ねる柑橘
ダビド・オスピナ
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混戦必至のグループHで頭一つ抜けた強豪コロンビア

6月から7月にかけて開催される世界最高峰のフットボールの祭典、2018年ワールドカップロシア大会。グループステージで日本はグループHに入った。
このグループHで日本はセネガル、ポーランド、コロンビアという面々と戦い、決勝トーナメントへと進める上位2位以内を目指す。

優勝候補筆頭の国が不在と言われるグループHは混戦必至だ。今回はこのグループHのライバルの中から、グループH最強にして大会のダークホースと目される南米の強豪コロンビア、そして注目選手4人を紹介する。

コロンビアってこんな国

コロンビアは南米大陸の北西に位置する共和制国家である。国土は日本の3倍の面積があり、人口は約4800万人。大国ブラジルに次ぎ南米で2番目の人口を誇っている。
日本ではコーヒーの産地として有名だが、南米らしくサッカーが盛んな国だ。

ワールドカップの出場回数はロシア大会で6回目となる。強豪国にしては出場回数が少なく感じられるが、出場枠を争う相手がブラジルやアルゼンチン、チリなど世界最強クラスの国々であり、出場枠を勝ち取れるだけでも強さがわかるだろう。
ワールドカップでの最高成績は、2014年ブラジル大会のベスト8。グループHトップクラスの力を持つと言われ、ダークホースとして優勝を狙っている。

スーパースターと実力派選手が名を連ねる隙の無い陣容

コロンビアといえば、金髪のチリチリ頭でインパクト抜群のMFカルロス・バルデラマや、長髪にヒゲのGKレネ・イギータなどの80年代メンバーが印象的だ。
彼らの後が出てこないとされていたコロンビアだが、近年再びスター選手が出てきた。ハメス・ロドリゲスやラダメル・ファルカオだ。

強力な攻撃陣に目が行きがちだが、守備陣もミランで本田圭佑(パチューカ)と同僚だったクリスティアン・サパタや、インテルで長友佑都(ガラタサライ)と同僚だったジェイソン・ムリージョなど名手が名を連ねる。GKには長らくアーセナルで正GKを務めたダビド・オスピナが君臨しており、隙はない。

前回大会得点王のスーパースター ハメス・ロドリゲス

コロンビア代表最大のスター選手、バイエルン・ミュンヘン所属のハメス・ロドリゲスは、前回ブラジル大会では背番号10を背負ってコロンビアを準々決勝まで導き、自身もゴールデンブーツ(大会得点王)を受賞するなど株を上げた。
その活躍もあり夢だったレアル・マドリーに移籍する。徐々に出場機会を失ったが、2017年にバイエルンにレンタル移籍すると見事に復活を遂げた。

日本としては、ブラジル大会でのスーパーゴールが苦い思い出だ。前線であればFWとしてはもちろん、トップ下からサイドまで広いポジションでプレーができ、どこからでも得点を奪うことができる。2
6歳になりチームの主軸としてもますます存在感を増すハメスは、ロシア大会でも注目すべき選手の1人だ。

復活を遂げたコロンビアの虎 ラダメル・ファルカオ

ブラジル大会を負傷のため欠場したエル・ティグレ(“虎”の意)ことラダメル・ファルカオ。
イングランドでは、負傷の影響や戦術上の理由で不遇の時を過ごしたが、2016-17シーズンに古巣モナコ(フランス)に復帰するとリーグ戦29試合で21得点をあげ、クラブのリーグ・アン優勝に貢献。30代を迎えたものの本来の調子を取り戻している。

抜群のゴールへの嗅覚を持ち、ポジショニングや飛び出しはまさに獲物を狙う虎。左右両足で強烈で高精度のシュートを放つことができる他、ヘディングも得意としている。
前回大会で日本はこのファルカオ抜きのコロンビアに1-4で敗戦している。この男を封じる策も考えなければ、ロシア大会では前回以上の結末もあり得る。

長友とも共闘した実力派CB ジェイソン・ムリージョ

攻撃陣とGKに優秀な選手が多く注目されがちだが、DFも実力者ぞろいだ。ジェイソン・ムリージョは25歳のCB。ブラジル大会後の2014年10月にコロンビア代表に初招集されると、代表の常連に。

2015年にイタリアの強豪インテルに移籍すると、日本代表の長友佑都(ガラタサライ)とともに主力の一員としてプレー。
2017年夏にスペインのバレンシアにレンタル移籍すると、こちらでもすぐにレギュラーの座をつかんだ。シーズン前半に椎間板ヘルニアの治療のため離脱していたが、2018年2月に復帰。リーグで好調を維持するバレンシア、そしてコロンビア代表にとっても待望の復活だ。

バルセロナで飛躍を遂げる若手CB ジェリー・ミナ

DF陣にも期待の若手があらわれた。それがジェリー・ミナだ。23歳のミナは2018年1月の移籍市場で、ブラジルのパルメイラスからスペインの強豪バルセロナに移籍。
バルサ初のコロンビア人選手となった。

195㎝という長身と見事な肉体を持ち、リーガ初出場となった2017-18シーズンの第23節のヘタフェ戦では、ヘタフェの柴崎岳との空中戦の競り合いで圧勝。また抜群のスプリントでピッチを駆けまわり、セットプレーでも脅威となった。

コロンビア代表でCBのファーストチョイスとなるかは未知数だが、たとえ控えだとしてもこのクラスの若手が控えているというのだから、コロンビアの強さがうかがえる。

グループH最強にして今大会もダークホース

GKからFWまで実力者揃いのコロンビアは、前回大会同様にロシア大会でもダークホースと目されている。ポッド1からグループHに入ったポーランドは優勝候補筆頭国とは言い切れず、コロンビアの決勝トーナメント進出は固いとみることもできる。

だが裏を返せば実力差が小さいのがこのグループHだ。残念ながら実績と陣容から見ると、グループH内で日本は一段下と言えそうだが、圧倒的な差があるわけでもない。
コロンビアには前回大会の雪辱を晴らすためにも、十分な対策をもってこの強豪と戦ってほしい。きっと手に汗握る白熱の試合を見せてくれるはずだ。

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