「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【2018年版】ブレイク間近な注目選手のキャリアDF編

2018 3/12 14:30dai06
ダニエレ・ルガーニ
このエントリーをはてなブックマークに追加

ブンデスリーガきっての有望株、ダヨ・ウパメカノ

ブンデスリーガはクラブごとの育成組織が充実しており、これまで様々な有望株が登場してきた。
近年では王者バイエルン・ミュンヘンに対抗勢力としてライプツィヒが台頭してきており、同クラブに所属する若手にもこれから世界を代表するような選手が数人いる。さらにそのなかでもダヨ・ウパメカノのポテンシャルは素晴らしい。

1998年生まれの彼は、ライプツィヒの躍進と同じタイミングで19歳にして出場試合数を伸ばしている。2017-18シーズンは第22節終了時点で18試合に出場。うち17試合がスタメンでの出場であり、紛れもない主力の一員だ。

ウパメカノはDFとしてはまずまずの185cmという身長ながら、当たり負けしないフィジカルの強さを持つ。どんな相手に対しても猛烈な勢いで突進し、えぐるようにボールを奪う様は圧巻だ。スピードも申し分ないため、ネガティブトランジション(攻めから守りへの切り替え)の際にもいち早くリトリートし、守備陣を形成することができる。

このような優れた鉄壁と戦術眼を兼ね備えた選手は、彼のような年代には珍しく、この先、複数のクラブが獲得を狙うに違いない。果たしてライプツィヒは彼を保持することができるのだろうか。

不振にあえぐクラブの光となるか、アンドレアス・クリステンセン

チェルシーは数多くの選手をレンタル放出することで知られており、なかには1つのクラブに1年のみならず2年、あるいは毎年別のクラブへのレンタルされるような選手もいる。このなかからトップチームに上がれるような選手がいれば良いのだが、多くの選手はその機会を与えられずクラブを去ることが多く、批判されることもある。

さて、そんなチェルシーだが、アンドレアス・クリステンセンは、その相次ぐ武者修行の数少ない成功例だ。クリステンセンは2015-17シーズンの2年間をボルシアMGで過ごし、リーグ62試合にすべてスタメン出場。2017-18シーズンより満を持してチェルシーに呼び戻されている。開幕当初こそ、ダビド・ルイスやギャリー・ケーヒル、セサル・アスピリクエタなど、チェルシーを知るCB陣に割って入ることは難しいと目されていたが、ルイスとケーヒルが調子を崩すと彼らを押しのけてスタメンに選ばれるようになる。

評価されたのはこの2人にはない器用さだ。相手が走り込んでくるコースを事前につぶし、そっと足を出せば相手を転ばせることなくクリステンセンのボールになる。無駄がなく美しいディフェンスは、当たりの激しいプレミアリーグで異質に映るほどだ。マンチェスター・シティが独走状態に入るなか、チェルシーは不振にあえいでいる。今はクリステンセンの成長だけが、クラブの数少ない光かもしれない。

おすすめの記事