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【まだやれた】欧州5大リーグから姿を消した有力選手!FW編

2018 1/19 18:29dai06
セバスティアン・ジョヴィンコ
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中国に渡ったスター!上海申花のカルロス・テベス

カルロス・テベスは莫大な中国マネーにより、上海緑地申花足球倶楽部(以下、上海申花)に移籍。躍進する中国リーグの象徴として担ぎ上げられた。
それまでには、ボカ・ジュニアーズ、マンチェスター・ユナイテッドFC(以下、ユナイテッド)、マンチェスター・シティFC、ユヴェントスFC(以下、ユヴェントス)などの名門を渡り歩き、多くのゴールを量産してきた。

どこへ行っても活躍できるテベスは最高の傭兵で、紛れもないスターである。軸のぶれないドリブル、ゴール前での落ち着き、チャンスメイク。何をやらせてもそつなくこなせる、それがテベスだ。
ただ、中国に渡ってからは、全くといっていいほど満足な働きができておらず、良いキャリアを送れているとは言えない。2018年1月に上海申花は、テベスと正式に契約解除したことを発表した。
古巣であるボカ・ジュニアーズに復帰するとの噂もあるが、彼ほどの才能がこのままキャリアを棒に振るのはもったいないと言えるだろう。

流浪の天才!天津権健のアレシャンドレ・パト

テベスと同じく中国クラブ、天津権健足球倶楽部に所属するのがアレシャンドレ・パトだ。SCインテルナシオナルが育てたこの天才的FWは、10代の頃にACミランで大ブレイク。
端正な顔立ちも相まって、サポーターからはアイドル的な扱いをされていた。

ただ、負傷癖が彼のキャリアを幾度となく阻み、その評価はトーンダウン。ブラジルへの復帰やイングランドのチェルシーFC、スペインのビジャレアルCFなどを経て中国にたどり着く。
スピードは落ちてきたものの柔らかいタッチと、時折見せる機を見た抜け出しには定評があり、まだまだ現役であることを証明している。

アメリカで光る小兵!トロントFCのセバスティアン・ジョヴィンコ

ユヴェントスの下部組織出身のセバスティアン・ジョヴィンコは、そのまま同クラブのトップチームで長らくプレー。164cmという小柄な体格ながら、前線での圧倒的な走力と美しいFKを披露してきた。
彼にボールを預けておけば、ゴールに繋がる何かが起こる。そう期待させてくれる頼もしい存在がジョヴィンコだ。

彼は2015年の2月に突如として、メジャーリーグサッカー行きを決意。加入したトロントFCで攻撃の要として機能し、ゴールを量産。
加入した最初のシーズンで22ゴール16アシストを記録し得点王とアシスト王となった。イタリアからやってきた小兵はそれ以降も活躍を続けており、イタリア代表や欧州5大リーグへの復帰が噂され続けている。

ロナウドと双璧をなす!ベジクタシュのリカルド・クアレスマ

トルコのベジクタシュJK(以下、ベジクタシュ)でプレーするリカルド・クアレスマ。彼はクリスティアーノ・ロナウド、ナニら優れたサイドアタッカーを輩出してきた名門、スポルティングCPの出身だ。

ポルトガル代表ではロナウドが左サイドに配置されるのに対して、クアレスマは右サイドに配置されてきた。両者は両翼からキレのあるドリブルを披露し、相手陣営に切り込む動きを得意とする。
ベジクタシュでのプレーは30代を超えてからとなったが、技アリのドリブルは健在だ。EURO2016でもポルトガルの主力として機能し、ロナウドらと喜びを分かち合っている。

ロビン・ファン・ペルシー

オランダ発の大型FW、ロビン・ファン・ペルシーはプレミアリーグにやってくるとアーセナルFC(以下、アーセナル)とユナイテッドの双方で活躍した。ユナイテッドへの移籍はアーセナルとの契約延長を拒否していた上に、優勝を争うビッグ5間の移籍ということも相まって大きな波紋を呼んだ。
しかし、移籍後の彼はゴールを量産することを止めはせず、サー・アレックス・ファーガソン体制下の最後のシーズンでも主力として機能。2011-12、2012-13シーズンの2シーズン連続での得点王に輝いている。

大柄でありながら足元の技術にも定評がある上、どんな体勢からでもゴールを奪うことができる。2014年のワールドカップには豪快なダイビングヘッドが賞賛された。
2015年の夏にはトルコのフェネルバフチェSKへと移籍し、前述のクアレスマらとしのぎを削っている。彼には母国オランダ復帰説もあるが、どうなるのだろうか。