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【ランキング別】AFCチャンピオンズリーグ歴代優勝国とクラブを解説

2017 11/10 12:24dai06
トロフィー
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1位は韓国!優勝11回、準優勝6回

1位はぶっちぎりで韓国だ。
優勝11回に準優勝6回という記録は、他のアジアクラブからの追随を許さない。圧巻の記録といえるだろう。

優勝11回のうち、浦項スティーラースが1997、1998、2009年に優勝を3回。城南FCが1996、2010年に優勝を2回、1997、2004年に準優勝を2回。全北現代モータースが2006、2010年に優勝を2回、2011年に優勝を1回記録している。
大変多くなるため、これ以上の記録の羅列は避けるが、これらの記録からわかるのは1990年代から2010年代にかけての約20年間に韓国のクラブは大きな成長を遂げていることだ。韓国クラブの功績に合わせて、韓国のリーグであるKリーグクラシックの観客動員数も安定した記録を保っていた。

近年は観客動員数が伸び悩み減少しているようだが、クラブ自体は相変わらず強い。特に全北現代モータースは、2017年10月現在ブラジル人選手である、レオナルド選手、リカルド・ロペス選手を両翼に配し、キレのある攻撃を展開している。彼らはおそらく今後も、AFCチャンピオンズリーグの舞台に現れる可能性が高いだろう。

2位は日本!優勝5回、準優勝3回

2位は日本だ。 後にも紹介するが、2位につけてはいるものの3位のサウジアラビアとは僅差である。優勝回数は1回しか変わらない上、優勝と準優勝の回数を合わせれば日本は8回、サウジアラビアは12回だ。
もちろん、優勝と準優勝の価値は比べられるものではなく、当然のことながら「優勝してなんぼ」という見方もあるだろう。ただ、国際舞台での優勝回数で、韓国勢の背中を追い続けるのは大変悔しいことだ。

2017年に開催されたクラブワールドカップ、鹿島アントラーズの活躍は目を見張るものだったが、あれは開催国枠での出場だった。やはり、AFCチャンピオンズリーグでアジアの頂点に立ってから、世界王者を目指すのがベストだ。

これまでにはジュビロ磐田が1999年に1回優勝、2000、2001年にも2回準優勝するなど連続して好成績を収めてきた。だが、その後は前項の韓国勢に押されている印象を受ける。決勝戦に立つ機会も少ないので、これはなんとしても日本勢に頑張ってもらいたい。

ただ、2007年の浦和レッドダイヤモンズ、2008年のガンバ大阪による日本勢の2連覇は大変嬉しいニュースだった。どちらのクラブにも阿部勇樹選手、遠藤保仁選手という偉大な司令塔がおり、日本サッカーの躍進の象徴となっていた。

3位はサウジアラビア!優勝4回、準優勝8回

3位はサウジアラビアだ。
優勝は4回だが、準優勝はなんと8回も記録しており、あと一歩のところまで迫ることには幾度となく成功している。優勝をあと1回経験すれば、準優勝と合わせて前項の日本の記録をあっという間に抜き去ってしまう。

ただ、準優勝が多いということは、ここ一番の試合でなかなか勝てていないということの表れでもある。
サウジアラビア勢で最も好成績を収めているのが、アル・ヒラルで1992、2000年の2回優勝している。一方準優勝は、1987、1988、2014年の3回でやはり準優勝の方が多くなっている。
特に久しぶりの上位入賞だった2014年は、オーストラリアのウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC相手に1点も取ることができずに終わってしまっている。サウジアラビアの国内リーグでも優勝を成し遂げることができず、2位や3位どまりが多いため、勝負強い点取り屋が不在という印象がどうしても強い。

一方、アル・イテハドは2004、2005で2連覇を成し遂げている。2005年大会では2003年の王者であるUAEのアル・アインFCと対戦。2戦合計3-5と素晴らしい得点力で破っている。

元々攻撃的で、観ていて面白いクラブが多いだけに、サウジアラビア勢の今後には期待したいところだ。

4位はイラン!優勝3回、準優勝4回

4位はイランだ。
イラン勢で最も顕著な活躍を見せたのは、エステグラルFC(以下、エステグラル)で、1970、1991年の2回で優勝、1992、1999年の2回で準優勝を経験している。
AFCチャンピオンズリーグのイラン勢では、他にパース・テヘランFCというクラブが1993年に優勝を経験しているが、国内での成績を鑑みれば、やはりエステグラルが強豪といえよう。

軍によって創設されたこのクラブは、主に富裕層やかつての王族を中心とした人々に人気がある。所属メンバーにもイラン人選手が多く、まさにイランを代表するクラブといった印象だ。

なお、クラブのエンブレムの上部にある2つの星は、AFCチャンピオンズリーグで2回優勝したことを示すものである。今後エステグラルが再び優勝すれば、この星が3つ、4つと増えていくことだろう。

5位は中国!優勝3回、準優勝2回

5位は中国だ。
優勝回数は3回、準優勝回数は2回で5位につけてはいるものの、上位陣との差はそれほど大きくない。

しかも、中国は2010年代以降、国内リーグが大きく変わりつつある。国内の選手とリーグを育成するという名目の下、多額の資金を投じ、多くの有名選手を海外から獲得しているのだ。
その顔ぶれは様々で、欧州でプレーしていたベテラン選手だけでなく、ビッグクラブで普通にプレーしていた若い選手も含まれている。彼らが中国でプレーすることを、残念に思う欧州のサッカーファンは多い。だが、AFCチャンピオンズリーグで日本勢との対戦が観られることを考えると、中国行きを選んでも、ある意味嬉しいような気もする。

こういった国内の動きに比例するように、中国勢はAFCでも調子を上げてきている。
注目すべきは広州恒大淘宝足球倶楽部(以下、広州恒大)の2013、2015年の2回の優勝だ。
2013年大会ではブラジル人FWのムリキ選手が大活躍、大会で13得点を挙げた。得点ランキング2位も広州恒大のアルゼンチンMFダリオ・コンカ選手だった。
2015年大会でも多くの外国人選手だけでなく、中国人MFの黄博文選手が活躍。国内でも国外でもアジアの強豪としての位置付けがなされている。

番外編!今後のACLのここに注目せよ!

おそらく今後のAFCチャンピオンズリーグでは、中国勢の躍進が目立つようになるだろう。資金力で他のクラブをはるかに上回る中国勢は、今後も大きな移籍を成功させる可能性がある。そうなれば、戦力は格段に増し圧倒的な強さをもってAFCチャンピオンズリーグに乗り込んでくるに違いない。

心配なのは、多額の移籍金を支払って手に入れた外国人選手が、定着しづらいということだろうか。彼らがいやすい環境をつくるためにも、今後もタイトルを獲得しクラブのブランド力をつけていかなくてはならない。

そして中国勢以外のクラブは、戦力の増強はもちろんだが、戦術の熟練度を高めていくことが必要だ。資金力ではどうしたって中国に勝つことは難しい。しかし、質の高い戦術をもってすれば、タレント集団は十分に破ることができるはずだ。日本勢がどんどんと優勝していくことを願うとともに、今後もAFCチャンピオンズリーグが盛り上がることを期待したい。

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