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【ドイツの至宝】マリオ・ゲッツェが過ごす栄光と挫折の狭間

2017 11/10 12:24dai06
マリオ・ゲッツェ
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CL躍進の裏側での悲劇!バイエルンからの引き抜き

ドルトムントがリーグ、CLと躍進する裏側では、ライバルのバイエルンが状況を芳しく思っていなかった。

当然のことである。ドルトムントと古くからしのぎを削り、ドルトムントよりも多額の投資を行い、タイトル獲得の実績もあるバイエルン。みすみすドルトムントの背中を追い続けるわけにはいかない。
そこで思い付いたのがドルトムントからの引き抜きだった。

2012-13シーズン、ドルトムントがCLを躍進する裏側では、バイエルンがゲッツェに迫っていた。しかも、翌シーズンからの加入にも関わらず、加入するという事実そのものはCLの決勝トーナメント真っただ中のタイミングで発表されてしまう。
タイミングがタイミングだけに、サポーターは大いに激怒した。幸いなことにCLの決勝戦、バイエルンとの試合では負傷を理由に欠場し、未来のチームメイトとの対戦は免れたのだが。

しかし、バイエルンの引き抜きはこれで終わりではなかった。
2014-15シーズンには前年のゲッツェ獲得に続き、ロベルト・レヴァンドフスキ選手(以下、敬称略)をドルトムントから引き抜いた。
さらに、2016-17シーズンにはマッツ・フンメルス選手までも引き抜いてみせたのだ。ドルトムントは度重なる主力の流出により、陣容が様変わりし、黄金時代を築いたユルゲン・クロップ監督は解任に追い込まれる。

かつては、ゲッツェ、レヴァンドフスキ、マルコ・ロイス選手(以下、敬称略)という素晴らしいトリオを形成していたが、その姿ももう見られない。彼らを親友だと思っていたロイスだけが、寂しくドルトムントに残った。

ワールドカップでの奇跡!「自分はメッシより上だと証明してこい」

2014年のブラジルワールドカップ。ゲッツェの姿はドイツ代表にあった。

圧巻の強さを誇るドイツ代表は、開催国であり優勝候補とも目されたブラジル代表を7-1で撃破。決勝戦へと駒を進めた。

決勝戦ではリオネル・メッシ選手(以下、敬称略)擁するアルゼンチン代表と対戦する。
ゲームをコントロールしていたのは終始ドイツ代表の方だったが、アルゼンチン代表の堅い守りを崩すことができないでいた。後半になると、メッシを中心としたアルゼンチン代表の攻撃陣に勢いが増してくるも、今度はドイツ代表がゴールを許さなかった。
試合はそのままスコアレスで延長戦に突入。試合は、2010年のワールドカップ決勝戦と同様の様相を呈してきた。

だが、延長戦に入ってからもお互い譲ることはなく、膠着状態が続いた。
そんななか、試合が動いたのは延長後半8分。途中出場のアンドレ・シュールレ選手(以下、敬称略)とゲッツェによる一撃だった。
シュールレは持ち前のスピードを活かして、左サイドを突破。そのままゴールライン近くまで持ち込むと、DFのプレスをかいくぐるようなクロスをあげる。これにゴール前のゲッツェが反応。胸でトラップした後、無理矢理押し込むようなボレーシュートを決めた。

試合はこのまま終わり、ドイツ代表が優勝した。

この勝利の裏で、ドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督は、ゲッツェをピッチに送り出す際にある言葉を添えていた。
「自分がメッシよりも上だと証明してこい」と。発破をかけられたゲッツェは、見事ゴールを奪いヒーローとなった。

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