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【通せんぼ】ネマニャ・マティッチという世界最高峰のフィルター

2017 11/10 12:24dai06
ネマニャ・マティッチ
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またもや移籍!チェルシーが認めたマティッチのプレースタイル

ベンフィカでブレイクを果たしたマティッチは、かつてベンフィカを率いたこともあるジョゼ・モウリーニョ監督(以下、敬称略)に見込まれ、2013-14シーズン冬の移籍市場でチェルシーに復帰する。

加入直後からモウリーニョの下でプレーし、チェルシーのスタメンに名を連ねるようになった。チェルシーに振り回された過去のことは嘘のような待遇だった。

マティッチはゲームをコントロールすると何度も述べているが、それは攻守の両方で機能する力だ。守りにおいては持ち前の長身で相手を寄せ付けず、ボールを保持することができる。当然、空中戦も強い。
そしてマティッチは、ボールを保持する際にフィジカルの強さだけでなく、足元でボールをコントロールして保持することができる。相手のプレスに対して、身体とボールの向きを瞬時に入れ替え、前へボールを運ぶのだ。

イヴァノヴィッチが「攻守にわたって起点となれる」と称賛したのも、この力があったためだ。マティッチがいることで、攻守の切り替えは非常にスムーズになる。チームにこのような選手がいるのといないのとでは、試合運びが違ってくるだろう。特に展開の早いプレミアリーグのサッカーでは、マティッチのような選手はどのクラブからも必要とされる存在だ。

疲弊するチェルシーとモウリーニョ

2014-15シーズンのチェルシーは、5年振り5度目のプレミアリーグのタイトルを手にした。
マティッチをはじめ、モウリーニョがつくり上げたチームは見事機能し、リーグで圧倒的な強さを誇った。マティッチは攻守の起点に、エデン・アザール選手は相手陣営に切り込み、ジエゴ・コスタ選手は獰猛にゴールを奪っていった。どの選手も持てる以上の力を発揮し、ハードワークを続けた。

しかし、翌2015-16シーズンは一気に不振に陥った。元々モウリーニョのチームは3年が寿命といわれる。 モウリーニョには、就任1年目でチームをつくり、2年目で優勝するというジンクスがある。そして3年目には選手のコンディションが上がらず、成績が上がらず解任される、これも彼のジンクスだ。今回のチェルシーも彼のジンクスにどっぷりとはまってしまった。

モウリーニョは常にハードワークを徹底する監督で、サボっている選手を許しはしない。それでもサボる選手は、メディアを通して非難することもあれば、別のクラブに放出する場合もある。
その一方で、素晴らしい選手は手放しで賞賛し、メディアの選手非難もジョークでかわしてやる。ゆえに彼はカリスマと称されるのだが、とにかく実力主義であることに変わりはない。

チェルシーの選手のコンディションが上がらなくなった陰には、こういったモウリーニョの厳しさがあったようだ。彼と選手の間には不和もあったようで、たった1人ではなく、どの選手にも疲れの色が見えていた。マティッチも、前シーズンの活躍が嘘のような低調なパフォーマンスに終始した。

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