「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【2017年時点】サッカー界を取り巻く5つのトレンドに迫る

2017 10/13 10:05dai06
サッカーボール,ゴールネット
このエントリーをはてなブックマークに追加

資金力の開きとバンディエラの流出が止まらない

「あのクラブがあんなに素晴らしい選手を放出するわけがない」と思っていても、実現してしまう移籍が続発している。これは選手の意思よりもクラブの意思が先行する時もある。経営的に厳しいクラブは、スター選手を売却することによって経営を成り立たせている場合もあるからだ。
資金力の豊富なクラブ、特にプレミアリーグの各クラブとそれ以外のリーグのクラブではその資金力に大きな開きが生じている。これはサッカー界でも大きな問題となっている。

近年のサッカー選手は、クラブで確固たる力と成績を出し続けても、バンディエラとなるための在籍年数が足りない。ただでさえ貴重なバンディエラは、誕生する人数よりも減っていく(引退していく)人数の方が多くなっているのだ。

2017年にはFCバイエルン・ミュンヘンのバンディエラであるフィリップ・ラーム氏、チェルシーFCのフランク・ランパード氏、リヴァプールFCのスティーブン・ジェラード氏、ASローマのフランチェスコ・トッティ氏などが相次いで現役を引退した。
引退時点の所属クラブが自身がバンディエラであったクラブと違う選手もいるが、彼らの引退に際しては多くのクラブのサポーターが別れを惜しんだ。

2017年時点で現役を続行中のバンディエラでいうと、バルセロナのアンドレス・イニエスタ選手、ユヴェントスのジャンルイジ・ブッフォン選手、ユナイテッドのマイケル・キャリック選手、Jリーグでは楢崎正剛選手らが挙げられるだろうか。
彼らはいずれもキャリアの終盤を迎えているが、引退する時はもう少し先であってもらいたいし、引退するならバンディエラとなったクラブであってもらいたい。そう願うサポーターが多いのではないだろうか。

選手の活躍の場はピッチだけではなくなった

当たり前のことだが、サッカー選手はサッカーをして金を稼ぐ。
そして多額の給与を受け取り、その給与で豪華な豪邸を構え、スポーツカーに乗り、悠悠自適な暮らしを送る選手が大勢いる。放映権料の増加による恩恵は選手にまで浸透しており、後に後述するサッカー界のボーダーレス化も、選手たちの懐を潤しているかもしれない。

そんなサッカー選手は、サッカーだけでなく様々な分野で活躍するようになった。知名度や人気の高さを軸に、企業の広告塔になる選手も多い。
また、自身でファッションブランドを立ち上げたり、ミュージシャンになったり、クラブや育成組織の運営に携わったりと、自身のプレーとは直接関係しない分野での仕事が増えている。「副業収入」といったところだろうか。

ロナウドは年間で約100億円の収入を得ているとされるが、4割近い金額がスポンサーからの収入で占められている。彼の場合は単に副業とは言い切れない部分がある。サッカー選手であることと関連したビジネスであり、「兼業」という言葉の方がふさわしいかもしれない。

おすすめの記事