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プレミアを制する立役者!エンゴロ・カンテという男

2017 6/30 12:56dada
チェルシーFC
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カンテと2人の教員との繋がり

エンゴロ・カンテ選手(以下、敬称略)は、チェルシーFC(以下、チェルシー)に所属する稀代のMFだ。 2015-16シーズン、レスター・シティFC(以下、レスター)優勝の立役者でもあり、翌2016-17シーズンのチェルシー優勝の立役者でもある。
彼はプレミアリーグにやってきてから、2つのクラブでプレーし、その両方でタイトルを獲得したのである。彼がいなくては、両クラブとも栄光を勝ち取ることができなかったと言っても良い。
そんなカンテをプレミアリーグに連れてきたのは、レスターのスカウト兼コーチとして6年間在籍していた、スティーブ・ウォルシュ氏の尽力によるものだ。
レスターでのウォルシュ氏の仕事はすでに終えており、2016-17シーズンからエヴァートンFC(以下、エヴァートン)に籍を移している。エヴァートンのホームタウンであるリヴァプールは、ウォルシュ氏が最初に教員研修を行った、リヴァプール・ホープ大学があり、彼にとって馴染みのある街だ。
なお、カンテを10歳の頃にサッカーの世界に引き込んだのも教員をする人物だった。カンテのキャリアは2人の教員によって導かれてきたものなのだ。

どこでもカンテ!1人で2人以上の活躍とレスター優勝の要因

レスターに移ってからのカンテは、常に獅子奮迅の活躍を続けた。相手選手がボールを持った瞬間、すぐにカンテがマークにつきボールを奪っていった。先ほどまで前線に居たはずの彼が、気付けば自陣に戻り守備に参加しているのだ。その動きはまさに神出鬼没だ。
プレミアリーグにおいては、身長169cmという彼は小柄な部類に入る。ただ、カンテはフィジカルに優れる選手からも、タイミングと正確さに優れたスライディングとインターセプトによってボールを奪うことができた。プレミアリーグに初挑戦する選手が一番初めにぶつかる体格の壁をあっさりと超えてみせた。
また攻撃参加においても秀逸で、ボールを持てば容易に奪われることなく前線に素早く駆け上がり、落ち着いて味方にボールを捌くことができる。攻守で活躍できる彼は1人で2人分の働きができていた。
レスターの優勝の要因には、ジェイミー・ヴァーディー選手やリヤド・マフレズ選手ら前線の選手の活躍も大きいが、それ以上にカンテが黙々とこなしていたこの裏方の仕事も極めて重要だったのである。
自分達が残留争いをして当たり前だと思っていたレスターは、ボールを奪われるとすぐにネガティブトランジション(攻→守への切り替え)を行い、カンテ選手らが落ち着いてボールを捌いていった。安易にズルズルとボールを保持しようとするのではなく、危ないと感じればすぐにロングボールでクリアしていたのだ。

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