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不遇のストライカーが掴み取る栄光!アルバロ・モラタ

2017 6/28 09:44dada
alvaro morata
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生まれはマドリード!白い巨人への加入は必然?

1992年生まれのアルバロ・モラタ選手は、スペインを代表するストライカーです。 生まれはスペインの首都マドリードで、ユース時代にはアトレティコ・マドリード(以下、アトレティコ)のユースやヘタフェCF(以下、ヘタフェ)を経て、レアル・マドリードCF(以下、マドリー)のユースに加入しています。
アトレティコとマドリーは強いライバル関係にありますが、ストライカーの育成に優れるのはアトレティコの方です。モラタ選手がアトレティコで腕を磨く頃には、セルヒオ・アグエロ選手やフェルナンド・トーレス選手が活躍をしており、モラタ選手もここに加わるものと思われていました。
ただ結果的にそれは叶うことはありませんでした。間にヘタフェというワンクッションを置いて、永遠のライバルの間を華麗に移動しました。

マドリーでは世界の壁を前に活躍できず

マドリーは豊富な資金力とブランド力を武器に、世界中から一流の選手を集めてきます。若きモラタ選手の前にはゴンサロ・イグアイン選手やクリスティアーノ・ロナウド選手、カリム・ベンゼマ選手といった世界レベルの選手が並んでおりそこに彼が入り込む余地はありませんでした。
しかし、それは当然のことでしょう。 常に勝利が求められるマドリーにおいて、「若手を試しに起用して出場機会を与える」ことは非常に危険な賭けとなります。負ければ当然監督は強い非難を浴びると考えられますから、モラタ選手が控えに甘んじるのは仕方がないと言えます。
2014-15シーズンにモラタ選手は惜しまれつつマドリーを後にし、新天地となるユヴェントスFC(以下、ユヴェントス)へ向かいます。この時の移籍には、マドリーが買い戻しオプションを付けており、これは後の彼の活躍に期待を込めて送り出したということになります。

環境を変えて大ブレイク!古巣を打ち破る活躍を発揮

マドリーからユヴェントスに移籍したことにより、モラタ選手を取り巻く環境は大きく変わりました。 熱望していた出場機会に恵まれるようになり、少しの出場機会でも得点を重ねられるようになりました。
CLの準決勝では古巣のマドリーと対戦し、1stレグと2ndレグでそれぞれ1得点を挙げ、ユヴェントスを決勝戦へ導きました。古巣へのゴールには憂いを感じず、「得たチャンスはとことん活かしてやる」という強い意志を感じました。
2015-16シーズンは34試合に出場し7ゴールを挙げます。ここ一番で仕事をこなすモラタ選手の勝負強さは、多くの人々が知るところとなり、古巣のマドリーも買い戻しオプションの行使を検討し始めます。
ユヴェントスはモラタ選手を引き留めたがりましたが、あらかじめ付けられていた買い取りオプションの行使を阻止できるわけもなく、購入時の約1.5倍の37億円ほどでマドリーへ売却しました。

復帰後に待っていたのは予想外の展開だった……

古巣復帰を果たしたマドリーでは、低調なパフォーマンスが増えたベンゼマ選手に代わってスタメンを張るのではないかと期待されるようになりました。しかし、蓋を開けてみるとベンゼマ選手の牙城を崩すことはできず、結局控えに甘んじる日々が続きます。
この場面は、ユヴェントスに移籍する前の悪夢そのもので、モラタ選手にとって耐えられるようなものではありません。移籍の噂は次第に強まり、2017年4月にはチェルシーFC(以下、チェルシー)と個人合意に至ったという報道がされるようになりました。 まだ発表は公式ではありませんから、不確かなことは言えませんがどこかに移籍する可能性は高そうです。
マドリーのこの冷遇に対して多くのサッカーファンは残念に思っており、また、マドリーのサポーター自身も自国の有望株が立ち去ってしまう予感を感じ始めているようです。

転売される可能性もあった有望株、ベンゼマとの比較

そもそもモラタ選手がユヴェントスからマドリーに復帰した時点では、そのまま倍以上の金額で放出されるとみられていました。これはいわゆる「転売」であり、売却先にはチェルシーが有力視されていました。
モラタ選手自身が地元であるマドリーでのプレーを希望していたこともあり、結果的に転売されることにはなりませんでしたが、その後の扱いは前述した通りです。 マドリーで出場機会を得ることはできず、再びチェルシーへの移籍が取り沙汰されるようになりました。
なお、カリム・ベンゼマ選手には2015年にスキャンダルが報じられていたこともあり、モラタ選手がその位置を取って代わる可能性もあったのですが、結局モラタ選手の活路は開けませんでした。
ベンゼマ選手は正確なコースを突くシュートを得意としていますが、モラタ選手は内側から湧き出るような機を見る抜け出しやゴールへの嗅覚に優れている選手です。ストライカーとしてのタイプはかなり違った二人でした。

チェルシーがこれほどまでにモラタを欲する理由

チェルシーはモラタ選手へのアクションをかなり以前からとり続けています。これには、チェルシーのストライカー、ジエゴ・コスタ選手の不安定さが絡んでいます。
コスタ選手は貪欲にゴールを狙っていく生粋の点取り屋ですが、プレーには気迫というよりはむしろ、『粗さ』と『荒さ』という二つの不安定な要素をはらむようになりました。試合中に相手選手と小競り合いになることは日常茶飯事で、サポーターは毎度やきもきする状況が続いています。
また、コスタ選手に対する相次ぐ中国クラブからの関心、留まることを知らない彼の古巣アトレティコへの愛情、などコスタ選手は精神面で揺れており、プレー上での不安定さに表れているようです。2016-17シーズンを快走するチェルシーにおいても、シーズン終盤になるにつれパフォーマンスが低下しています。
これまでにもチェルシーはストライカー探しに苦労させられてきましたが、それはコスタ選手がやって来てからも変わらないようです。モラタ選手は、チェルシーを率いるコンテ監督について「僕以上に僕のことを知っている」といったコメントを残すなど、心中、移籍もやぶさかではないかもしれません。

モラタとルカク!チェルシーへの可能性が高いのはどっち?

チェルシーがターゲットとするストライカーは、モラタ選手の他にロメル・ルカク選手が有力です。 ルカク選手は過去にもチェルシーに所属しており、復帰にも前向きです。
ただ、所属元のエヴァートンFC(以下、エヴァートン)は、過去にジョン・ストーンズ選手の移籍に際してチェルシーと衝突しており、「ルカク選手を売るなら(同じく移籍候補の)マンチェスター・ユナイテッドFC(以下、ユナイテッド)だ」という報道もあります。
獲得に成功する可能性はそれぞれ五分五分ですが、ユナイテッドがルカク選手の獲得に乗り出さないとなると、ルカク選手の方がチェルシーに加入する可能性が高いかもしれません。また、コスタ選手を放出できるかどうかもキーポイントとなります。 モラタ選手も、ルカク選手にしても、コスタ選手の控えに甘んじるわけにはいかないでしょうから。

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