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【2017-18】リーガ・エスパニョーラで移籍の噂があるMFを分析

2017 6/28 09:44dada
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偉大な黒子はどこへ行く?アンドレス・イニエスタ

FCバルセロナ(以下、バルセロナ)に所属するアンドレス・イニエスタ選手は、2016-17シーズンに入ってから移籍の可能性が急浮上しています。
彼は、これまでバルセロナのカンテラ出身者としてピッチ内外で活躍し続けてきました。シャビ・エルナンデス選手退団以降のバルセロナではチームのキャプテンとしてメンバーをまとめるだけでなく、黒子としてもプレーをしています。
20代の頃はサイドの位置でプレーすることも多かったのですが、「MSN」結成以降は彼らを助けるかのように中盤で地味なプレーに終始。しかし、そのプレーは中盤と前線の欠かすことのできない仕事でもありました。
バルセロナでは、イニエスタ選手やリオネル・メッシ選手、セルヒオ・ブスケツ選手らがカンテラ出身者としてプレーしていますが、メンバー全体をみてみるとその割合は徐々に下がってきています。この状況でイニエスタ選手が退団するのは、バルセロナにとってあらゆる意味で大きな痛手となります。
移籍先として挙げられるのはメジャーリーグサッカーのクラブです。イニエスタ選手ほどのレベルであれば、まだまだ欧州で活躍してもらいたいものですが、どうなるのでしょうか。

アトレティコへの愛は永遠?コケ

アトレティコ・マドリード(以下、アトレティコ)で活躍を続けるコケ選手は、これまでの所属はユース、トップチームともにアトレティコという特別な選手です。あちこちでプレーすることが当たり前になった現代サッカーにおいて、彼のような存在は極めて貴重でクラブの財産とも呼べるでしょう。
彼は、中盤の深い位置でプレーすれば長短様々なパスでゲームを操り、サイドでプレーすれば正確なロングパスを前線に供給することができます。プレーメーカーとして極めて優秀であり、リーガ・エスパニョーラでは「シャビ・エルナンデスの後継者」としても担ぎ上げられています。
現にこれまで何度もバルセロナへの移籍が取り沙汰されており、前述のイニエスタ選手が退団するようなことになれば、その噂はより現実味を帯びてくるでしょう。
スペイン代表としてもU年代からプレーを続けており、実力もキャリアも完璧。彼がさらに上を目指しバルセロナに渡るか、あるいはアトレティコへの愛を貫くかはまだわかりません。獲得には約50億円以上が必要だとされますが、バルセロナに払えないことはないでしょう。

禁断の移籍はあり得るのか?イスコ

レアル・マドリードCF(以下、マドリー)の中盤でプレーしているのが、イスコ選手です。彼は敏捷性とインテリジェンスを兼ね備え、鮮やかなドリブルで相手選手を翻弄することを得意とします。プレーには無駄がなく、常にメッセージが込められたボールを供給することができます。
マドリーに加入してからは、同じ位置でプレーするハメス・ロドリゲス選手やマルコ・アセンシオ選手らとポジションを争うようになり、満足に出場機会を得られてはいません。そのため、ライバルであるバルセロナへの移籍説も取りざたされるようになりました。特に2017年4月には友人たちとバルセロナのデザインが入ったポテトチップスを食べる様子をSNSにアップし、大きな波紋を呼びました。後に本人が「僕はポテトチップスに手を付けていないし、バルセロナを食ってやる」という意味だったともしていますが、真相はわかりません。水面下で個人交渉が進んでいるともされます。
ただ、ライバルであるハメス選手はプレーに精彩を欠くようになっており、イスコ選手を残留させハメス選手が放出される可能性も高まっています。彼らの去就は移籍市場の閉幕まで緊迫したものになるでしょう。

W杯ブレイクの輝きは遠い過去……。ハメス・ロドリゲス

2014年のブラジルW杯で最もブレイクした選手がハメス・ロドリゲス選手です。彼は当時ASモナコに所属していましたが、「マドリーでプレーするのが夢」と語っており、結果としてW杯で大活躍を収め、その夢は現実のものとなりました。大きな大会では彼のようなブレイクを果たす選手が数人現れますが、彼ほどのビッグネームの誕生はサッカー界を大いに賑わせました。
マドリーが獲得に要した金額は約100億円以上とされ、移籍後には背番号10を背負い彼のユニフォームはよく売れました。誰もがこの新しいヒーローの訪れを歓迎しました。
ただ、それ以降は警察とのカーチェイス問題や過度な増量問題などを受け、その立場はどんどんと悪化。同じポジションだった前述のイスコ選手とも差を付けられるようになりました。 これまでに、チェルシーFCやマンチェスター・ユナイテッドFCなど、複数のメガクラブへの移籍が噂されており、マドリーからの退団はもはや時間の問題とする見方が強まっています。
イスコ選手はスペイン出身ということもあり、国内選手の増加に努めるマドリーにとってもその方が都合が良いと考えるかもしれません。ハメス選手の移籍を後押しする要因は多いと言えます。
実力に疑いの余地はありませんから、彼に今必要なのは落ち着いてプレーできる環境だけでしょう。彼は2017-18シーズン夏の移籍市場で最も注目される選手です。

まだかまだかと言われ続けて……。ダニ・セバージョス

レアル・ベティスでプレーするダニ・セバージョス選手は、リーガ・エスパニョーラで最も期待されている若手の一人です。
生まれは1996年ですが、レアル・ベティスの背番号10を背負いスタメンに定着しています。彼のプレースタイルはセスク・ファブレガス選手と非常によく似ており、「NEXTセスク」との呼び声も高いです。 ただ、セスク選手以上にドリブル技術にも長けており、マークを巧みに外してからパスを供給できます。中盤の司令塔としては十分なクオリティを秘めている選手と言えるでしょう。
これまでにはマドリーへの移籍が最も有力視されていますが、まだ現実には起こっていません。マドリーの中盤には今回紹介しているイスコ選手やハメス選手、その少し後ろにはトニ・クロース選手にルカ・モドリッチ選手やカゼミーロ選手などが居並ぶため、セバージョス選手の出場機会はあまり見込めないでしょう。
彼が今やるべきは安定した出場機会を得て、自身の試合感覚を伸ばすことです。マドリーの若手であるマテオ・コバチッチ選手やマルコ・アセンシオ選手をみれば、満足に試合に出られないことはわかりきっているのではないでしょうか。
ただ、レアル・ベティスのような小さなクラブが、マドリーから大金を積まれればノーと言うのはとても難しいでしょう。 セバージョス選手の去就は自身の意思だけでなく、クラブの経営事情にも左右されそうです。

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