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乾選手のリーガ・エスパニョーラ、SDエイバルはこんなチームだ!

2017 6/28 18:44Aki
eibar
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出典 idnafa

山間の小さな街にあるクラブ

Jリーグファンも気軽に観戦できるようになったリーガ・エスパニョーラで現在注目をあつめているのが乾選手の所属するSDエイバル。 本拠地はバスク州のエイバルという山に囲まれた盆地にある小さな街だ。小さな街と言ってもおそらく皆さんが想像しているよりもさらに小さな街で、人口はわずか2万7千人ほど。日本では栃木県那須烏山市や奈良県生駒郡斑鳩町が同じぐらいの人口の街だが、どちらも近隣の方でないと名前と場所が一致しないのではないかというほどの小さな街だ。

こんな小さな街のクラブだから、スタジアムもかなり小じんまりしたものでわずか6200席ほどしかない。
そのエイバルがこれまで戦っていたのは2部や3部。クラブの規模から考えるとそれでも十分な強さを持っていると言えるが、小さな田舎町なので夜遊びの心配もなく、また若手選手も経験を積めるということで、大きなクラブの若手選手がプロになりたての時の修行先として活用されており、シャビ・アロンソ選手やダビド・シルバ選手もかつてエイバルでプレーしていた。

奇跡と言われた2014年の1部昇格

エイバルに転機が訪れたのは2012年、かつてエイバルにも所属していた事のある ガイスカ・ガリターノ氏が監督に就任したことで、大きくチームが動き出す。
就任当初3部リーグで戦っていたエイバルは、堅守をベースに2位でシーズンを終え2部昇格。そしてその翌シーズンにはなんと2部で優勝を果たしクラブ史上初の1部昇格を決める。

この大躍進はクラブ幹部の想像を超えるもので、予算が無く優勝パレードで使用されたのは何とトラック。荷台に選手を載せてパレードが行われた。使用した紙吹雪はこのシーズンに1部で最後まで優勝争いを繰り広げながらも、惜しくも優勝を逃したFCバルセロナから譲って貰ったものを使用するという驚きの状態だった。さらに、翌シーズンに1部で戦う為には資本金の増加が必要だったため、クラブは急いで新規株式を発行。かつてエイバルに所属したシャビ・アロンソ選手らがPR活動を手助けすることで、何とか資本金の問題をクリアするというドタバタ劇だった。
初の1部となったシーズンは降格圏の18位でシーズンを終えるが、13位だったエルチェCFが経営問題で2部降格。その為入れ替わりで1部残留となり、2年目の昨シーズンに乾貴士選手が加入。14位で無事に1部残留を達成する。

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