絶対的王子とASローマ、二人三脚はいつの日も|【SPAIA】スパイア

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絶対的王子とASローマ、二人三脚はいつの日も


歴史が息づくクラブASローマ

ASローマ(以下、ローマ)は、1927年にイタリアのローマを本拠地とする3つのクラブが合併し誕生しました。 クラブのエンブレムに描かれた狼と子どもは、古代ローマ建国神話に登場するロムルスとレムス双子兄弟の逸話がモチーフとなっています。古代ローマを建国した彼らは、幼い頃に狼の母乳で育ったとされています。
2016-17シーズンのホームユニフォームには、クラブカラーの暗めの赤が使用されており、ボーダーラインがあしらわれています。このボーダーラインをよく観察すると左胸から右の腰にかけて斜めの線が入っていることを確認できます。これは帝政ローマの遊び場であったコロッセオの崩れた部分の外観がモチーフとなっているようです。
大勢の観光客で賑わうローマには今も歴史が息づいており、クラブもその歴史とともにあります。サポーターはクラブを愛することに誇りを持っており、「ロマニスタ」と呼ばれています。

黄金時代と宿敵ユヴェントスFC

ローマの黄金時代は1979-80シーズンから始まります。正確なパスとドリブル、ミドルシュートを持ち味とした彼はサポーターたちに「8代目のローマ王」とまで崇められました。
イタリアの国内カップであるコッパ・イタリアを1979-81シーズンで連覇。1982-83シーズンには国内タイトル(スクテッド)を獲得します。 その後もタイトル獲得に近付きますが、宿敵ユヴェントスFC(以下、ユヴェントス)が立ちはだかりタイトル獲得を奪われる出来事が続いています。なかでも、「暗黒の日曜日」と呼ばれる試合は有名です。
サポーターはユヴェントスに対する嫌悪感が強く、かつての「カルチョスキャンダル(カルチョポリ)」もあり、「ユヴェントスは審判を買収しているのではないか」といった声がよく挙がります。また、クラブのレジェンドであるフランチェスコ・トッティ選手も、「ユヴェントスはいつも審判から優遇されている」といったコメントも残しています。
これらの疑惑には確実な裏が取れているわけではありません。しかし、ユヴェントスはそんな噂が起こるほど圧倒的に強く、セリエAの頂点に君臨し続けています。ローマの選手やサポーターが、ユヴェントスを憎む気持ちがわからないでもありません。

ローマの王子フランチェスコ・トッティ

フランチェスコ・トッティ選手は生まれも育ちもローマっ子。所属するクラブもユース時代含めローマ一筋の選手で、サポーターからは「ローマの王子」や「プリンチペ(王子)」の愛称で親しまれています。他には指をしゃぶるセレブレーションに由来する「プポーネ(大きな赤ん坊)」や「ゴールデン・ベイビー」の愛称も有名ですね。
1976年生まれの彼は、すでに40歳を超えていますが、その人生は常にローマのクラブと街、サポーターとの日々で占められています。 スピードのある選手ではありませんが、天才的なシュートセンスや正確無比なパス技術、そして絶大なカリスマ性を放つ魅力溢れる選手です。
また、近年高騰する移籍金の問題や慌ただしく移籍を重ねる選手たちに対しては、「金のことばかりを考えている」と苦言を呈し、彼らに自らのローマ愛を強く表現しています。特にSSCナポリからユヴェントスFCに移籍したゴンサロ・イグアイン選手に対しては「心ではなく金を選んだ」とまで言い放ち、「僕にとって大事なのは情熱だ。お金ではなくローマを愛し、ローマのユニフォームを着ていたいんだ」と話しています。
これらの発言はロマニスタに好意的に捉えられ、トッティ選手はクラブのバンディエラ(旗頭)として今もなお君臨します。

トッティの引退はいつ?第2のキャリアはどこへ…

40代を迎えているトッティ選手は、毎シーズンのように「いつ引退するのか」、「もう1年やれるのか」、「引退後のキャリアは何をするのか」といったことが盛んに議論されています。
2016-17シーズンは前シーズンで切れた契約を1年延長して臨んでいますが、2017-18シーズンの行方は未だ未定です。2017年3月時点ではリーグ戦で11試合にしか出場しておらず、そのうちのプレー時間も279分とごくわずか。衰えを隠せなくなってきています。
ローマは、トッティ選手に現役引退後の6年契約でのフロント入りを打診しているようです。特にスカウト部門での活躍に期待しているようで、これまでの功績と知見を重んじての契約のようです。結論はまだ出ていませんが、裏方にまわったトッティ選手がゆくゆくはクラブの監督となり、もしかすると会長になる未来もあり得るのかもしれません。

スパレッティの憂鬱、大き過ぎる影響力

ローマでは前述のトッティ選手の影響力が強過ぎて、何人もの監督が彼と衝突を重ねてきました。サポーターもトッティ選手の肩を持つことが多いですし、チームの雰囲気もトッティ選手一色……。これでは監督もやりづらいはずです。
2016年の冬からルチアーノ・スパレッティ監督がローマを率いています。彼はかつてもローマを率いており、低迷を救った立役者でもあります。
しかし、彼もトッティ選手との衝突は避けられなかったようで、同シーズンの33節終了後には口論をする様子も報じられました。スパレッティ監督の苦労とプレッシャーには計り知れないものがあるでしょう。 ただ、お互いに尊重し合うコメントや「今夜は一緒にディナーに行くんだ」というように関係を保つ努力を怠っていないようで、今のところは大丈夫なようです。
スパレッティ監督は、「トッティがいなくなれば、私もいなくなる」とコメントしていますが、実際はどうなるかわかりません。もしスパレッティ監督が退任し、トッティ選手だけが残るようなことになれば、再びの混乱は避けられないでしょう。後任の監督はチーム作りやトッティ選手の待遇に苦心するはずです。そのため、トッティ選手には感謝しつつも引退を支持するサポーターも存在するようです。

ローマに足りないもの、打倒ユヴェントスのために

ローマがセリエAのタイトル獲得を成し遂げるには、宿敵ユヴェントスを倒すしかありません。 クラブにはステファン・エル・シャーラウィ選手やモハメド・サラ―選手などスピード感のある選手が揃っています。
中盤にはケビン・ストロートマン選手やラジャ・ナインゴラン選手など豊富な運動量を武器とするオーガナイザーが。チームは少しずつ時間をかけながら、スパレッティ監督が掲げる攻撃的なサッカーを作り上げてきています。
ただ負傷で選手が抜けるようになると、その穴を埋める選手はとても一流とは呼べない陣容で、選手層の薄さが問題となっています。対して宿敵のユヴェントスは穴が抜けようと、それなりに埋め合わせができる陣容を整え、リーグ戦とCL等とのローテーションが組めるほど厚い陣容です。
金銭的な差はあるにせよ、ローマがタイトルを獲得するにはさらなる補強は必要不可欠でしょう。あるいは、リーグ戦一本に戦力を集中させ、その他の大会での試合では選手を温存させる必要もあるかもしれません。その際にはユース出身の選手らに出場機会を与え、トッティ選手のようなバンディエラを育てるのも良いかもしれませんね。

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