出場資格は大陸代表!最多優勝の国は?
コンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ杯)では、各大陸の王者が集まって試合を行う。アジア、アフリカ、北中米カリブ、南米、オセアニア、ヨーロッパの6大陸の王者6ヶ国に加え、開催国と招待国の2ヶ国、計8ヶ国で優勝を争う。
前身であるキング・ファハド・カップ時代の9大会ではブラジルが最多の4回優勝している。次いで多いのは2回優勝のフランス、そしてアルゼンチン、デンマーク、メキシコが1回ずつ優勝している。
Ⓒゲッティイメージズ
サッカーのコンフェデレーションズカップについてわかりやすく解説していく。 気になる見どころや、大会の概要、ワールドカップとの違いについても触れる。 これから大会を観戦する予定の方も、そうでない方も、ぜひ一度ご覧いただきたい。
コンフェデレーションズカップ(以下、コンフェデ杯)では、各大陸の王者が集まって試合を行う。アジア、アフリカ、北中米カリブ、南米、オセアニア、ヨーロッパの6大陸の王者6ヶ国に加え、開催国と招待国の2ヶ国、計8ヶ国で優勝を争う。
前身であるキング・ファハド・カップ時代の9大会ではブラジルが最多の4回優勝している。次いで多いのは2回優勝のフランス、そしてアルゼンチン、デンマーク、メキシコが1回ずつ優勝している。
キング・ファハド・カップ時代の第2回大会(1995年)から、コンフェデ杯と名前が変更されてからの第7回大会(2005年)までは、2年に1回の周期で大会が開催されてきた。
しかし、この開催周期では中1日のスケジュールで試合が行われることも多く、選手には痛手だった。
第6回のフランス大会(2003年)ではカメルーン代表の選手が試合中に亡くなる事故が起き、白熱した試合のムードは一転。その後の試合で選手たちは喪章をつけてプレーし、後には大会が廃止されることも検討された。
結局、2005年大会以降は4年に1回の開催となり、今日に至っている。
コンフェデ杯はワールドカップ(以下、W杯)と同じく、世界の国々が集まって試合を行う。ただ、W杯の本選出場国数である32ヶ国に比べると、コンフェデ杯は8ヶ国ととても少ない。
前項で紹介した通り、コンフェデ杯はW杯と同じく4年周期での開催で、開催国は翌年のW杯の担当をする。つまり、「コンフェデ杯はW杯のシミューレーション」とも言うべき大会なのだ。
W杯では警備や試合会場など、複数の項目を確認する必要があり、これらの準備が成功するかどうかを世界が注目している。翌年のW杯成功のためにも、コンフェデ杯はとても大切な大会だ。
2013年のコンフェデ杯で優勝したブラジルは、2014年のW杯ではとても残念な結果となった。「コンフェデ杯で優勝したからには、2014年でも良い成績を残すだろう」とサッカーファンの期待も大きかったはずだ。
ただ、W杯ではエースのネイマール選手の負傷離脱や、優勝国となったドイツの成熟ぶりが命運を分けたようだ。質実剛健なドイツサッカーは、トリッキーで舞うようなブラジルサッカーを難なく撃破した。
それでは、最後に2017年のコンフェデ杯の優勝国を予想してみよう。出場国は、開催国のロシア、カメルーン、ポルトガル、チリ、オーストラリア、メキシコ、ニュージーランド、前回の2014年のW杯で優勝したドイツの8ヶ国だ。
この中で優勝候補筆頭は、ずばりポルトガルだろう。ポルトガルは2016年のEUROフランス大会で優勝を経験し、エースのクリスティアーノ・ロナウド選手をはじめ、リカルド・クアレスマ選手、ナニ選手などの素晴らしいサイドアタッカーやレナト・サンチェス選手、ラファエル・ゲレイロ選手ら優秀な若手選手たちが控えている。
彼らがEUROで発揮した力をコンフェデ杯でも発揮することができれば、優勝に大きく期待が持てるだろう。
コンフェデレーションズカップはワールドカップのシミュレーション、あるいは前哨戦とも言うべき大会だ。 各大陸の王者など8ヶ国々が集結して優勝を争う。 2017年大会はポルトガルの優勝が期待されているが、一体どうなるのか注目が集まる!