SSラツィオとは
SSラツィオは、1900年に創設された歴史深いチーム。2度のリーグ優勝経験もあります。
チームカラーは水色。ホームスタジアムはスタディオ・オリンピコですが、このスタジアムはASローマのホームスタジアムでもあります。
ローマ市内では、一般的にASローマのサポーターが多く、ラツィオはラツィオ州に多くのサポーターがいます。
監督は、ACミランで活躍したフィリッポ・インザーギ選手の実弟、シモーネ・インザーギ監督が2016-2017シーズンの指揮をとっています。
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海外サッカーファンの方へ。 イタリア、ローマに本拠地を置くチームがASローマと今回ご紹介するSSラツィオです。 今回は、SSラツィオの2016-2017シーズンの動向をご紹介します。
SSラツィオは、1900年に創設された歴史深いチーム。2度のリーグ優勝経験もあります。
チームカラーは水色。ホームスタジアムはスタディオ・オリンピコですが、このスタジアムはASローマのホームスタジアムでもあります。
ローマ市内では、一般的にASローマのサポーターが多く、ラツィオはラツィオ州に多くのサポーターがいます。
監督は、ACミランで活躍したフィリッポ・インザーギ選手の実弟、シモーネ・インザーギ監督が2016-2017シーズンの指揮をとっています。
ラツィオの新シーズン開幕は、順風満帆なものではありませんでした。
まず、ビエルサ監督の招聘に失敗し、指揮官探しに奔走することとなりました。しかし、そこで前指揮官インザーギ監督に白羽の矢が立ちました。
さらに、ボイコットをする選手やフロントと対立する選手が出るなど、チーム内が混乱することも。チームの精神的支柱クローゼ選手や、カンドレーバ選手などのベテラン選手が抜けた穴がチームに大きな影響を及ぼしてしまいました。
そういった混乱の中シーズンが開幕し、前途多難が予想されましたが、インザーギ監督の手腕が発揮されることとなります。
開幕から第7節までの間、インザーギ監督は実に5つのフォーメーションを試しました。
第2節では、昨季王者ユヴェントスに対して0-1で敗れはしたものの、ポゼッション率では上回るなど、互角に渡り合っています。
しかし、若手選手が多いゆえに、ハードなマークに苛ついて突き飛ばしてしまい、イエローカードを受けてしまうなど、課題も多くあります。
それでも、第15節終了時点でもヨーロッパリーグ出場権の5位につけており、昨季よりも質の高いサッカーをしていると言えるでしょう。
2016-2017シーズンには、元セリエA得点王チーロ・インモービレ選手が加入しました。
インモービレ選手は、2014-2015シーズンにセリエA得点王に輝くと、翌年ドイツのボルシア・ドルトムントへ移籍。しかし、ドイツの環境へ馴染むことと、チームにフィットすることができず、苦しむシーズンを送ることとなりました。その後、わずか1年足らずでスペイン、セビージャへ移籍しますが、そこでも苦戦することとなりました。
2015-2016シーズン途中に古巣のトリノへ移籍すると、復調の兆しを見せ、イタリア代表へも復帰し、現在に至ります。
第15節終了時点で9ゴールをマークしており、シーズン途中ではありますが、チームの攻撃陣の要となっています。
もう一人のラツィオ攻撃陣を支える選手が、ブラジル人のフェリペ・アンデルソンです。
2015-2016シーズン、リーグ戦で11得点10アシストを記録し、攻撃陣の要として活躍しました。昨シーズンオフにマンチェスター・ユナイテッドやユヴェントスなどビッククラブへの移籍がささやかれていましたが、ラツィオに残留しました。
何と言ってもスピードが持ち味の選手で、あのクリスチアーノ・ロナウド選手を彷彿とさせるトリッキーなドリブルも魅せます。
ラツィオがチャンピオンズリーグ圏内の3位に入り込むためのキーマンと言える存在でしょう。
以上、ラツィオについてご紹介しました。 2016-2017シーズンのラツィオは若い選手が多く、また柔軟な戦術で魅力的なサッカーをしています。 勢いそのままに、チャンピオンズリーグ圏内の3位に入り込めるか。注目です。