ビジャレアルCFのクラブカラーの由来
ビジャレアルCFのクラブカラーは黄色です。鮮やかなこの色は、ひょんなことからクラブの象徴となりました。
1947年のこと。会長の息子が選手たちのためにユニフォームを用意することになり、スポーツショップに行きました。すると在庫がすっからかん。あったのは、黄色のユニフォームだけ。他の色も考えましたが、ユニフォームがなければ、プレーをすることができないので、結局この黄色を購入。以後、その黄色がクラブカラーとして定着することに。
あまりにも偶然的なエピソードですが、この色はビジャレアルCFの代名詞となるまでに愛されています。スペインの黄色のクラブといえば、彼らなのです。
2015-2016シーズンはこうだった!
シーズン開始当初は一時リーグ1位となるも、その後はリーグ4位が定着。17節から最後の38節まではずっと4位となり、思うように浮上できないシーズンとなりました。
スペインでは、FCバルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードが3強と言われています。ここにビジャレアルCFが食い込むには、少々クオリティ不足という印象です。
ただ、マテオ・ムサッキオ選手らを筆頭としたディフェンス陣は非常に堅く、細やかで賢い守備を展開。なかなかゴールに穴を空けることはありませんでした。無失点で終える試合が多かったのは評価できる点です。
ビジャレアルCFは2016-2017シーズンも4番手?
2016-2017シーズンは15節終了時点でリーグ4位。前年度と同じ立ち位置となっています。
3位のセビージャは充実の攻撃陣を擁しており、常に結果を出し続けています。勝ち点差は4ですが、このままでは追い付くことも追い抜くことも難しいでしょう。
守備陣は安定的な成績を出しているものの、やはり攻撃陣に少しインパクトが足りないような印象です。冬の移籍でのテコ入れや若手選手の起用を考えても良いのかもしれません。
アレシャンドレ・パトはいつ目覚めるのか?
2016-2017シーズンでは、アレシャンドレ・パト選手をクラブに迎えています。パト選手はACミランなどでその名を高めた選手で、そのポテンシャルの高さには期待できるものがあります。ただ、慢性的にケガをしやすく、結果を出し続けにくいのが痛いところです。
彼の持ち味はドリブルであり、俊敏な動きとゴール前への抜け出しには光るものがあります。相手ディフェンス陣には混乱をもたらすことができるでしょう。彼が目覚めることができれば、ビジャレアルCFは一気に上昇志向へと向かうのですが……。
今後も継続的な補強が必須
ビジャレアルCFが今後も安定した成績を出し続けて上位を狙うためには、補強を継続させることが大切です。
攻撃陣に厚みを持たせることはもちろんのこと、ディフェンス陣の負担を和らげることも必須です。マテオ・ムサッキオ選手らスタメン勢にかかる重圧を緩和すべく、ローテーション制も積極的に導入すべきでしょう。
スペインの3強に食い込むことは大変困難なことですが、サポーターはいつも期待して見守っています。クラブ側もその期待に応えなければなりません。
まとめ
ビジャレアルCFはスペインリーグの4番手に甘んじています。
守備陣はかなり堅く、安定した成績を出し続けています。今後も補強を積極的に行うことができれば、スペインの3強に食い込むことも十分可能なはずです。
移籍市場の動きも十分注視したいところです。