【ベガルタ仙台】2013年シーズンは13位でJ2降格の危機
2013年のベガルタ仙台(仙台)の成績は、11勝12分け11敗の18チーム中13位。優勝どころか不名誉にもJ2降格戦線にも名乗りを上げ、J1残留が決定してからは、1分4敗と散々たる結果。残り3節ではシーズン唯一の連敗となる3連敗を喫し、なんとも後味の悪い締めくくりだった。
また、6年間チームを率いてきた手倉森監督が、2016年のリオデジャネイロ五輪のサッカー日本代表の監督就任により監督を退任したのもこの年だった。
2013年のベガルタ仙台(仙台)の成績は、11勝12分け11敗の18チーム中13位。優勝どころか不名誉にもJ2降格戦線にも名乗りを上げ、J1残留が決定してからは、1分4敗と散々たる結果。残り3節ではシーズン唯一の連敗となる3連敗を喫し、なんとも後味の悪い締めくくりだった。
また、6年間チームを率いてきた手倉森監督が、2016年のリオデジャネイロ五輪のサッカー日本代表の監督就任により監督を退任したのもこの年だった。
もし仮に仙台が2013年にリーグ優勝を果たしていたら、MVPにはウィルソンが選出されていただろう。
イタリアのセリエAでも活躍した経歴を誇るブラジル出身のFWで、2012年から仙台に加入。1年目でチーム史上初となる「ベストイレブン」にも選出され、2位躍進の立役者の一人でもあった。2013年も30試合に出場し、チーム最多得点となる13得点をたたき出した。
プロ野球界に新しい歴史が刻まれた年でもある2013年。宮城県を本拠地とする楽天イーグルスが、読売ジャイアンツを下し日本一に輝いたのが2013年。未曾有の大災害となった東日本大震災から2年半。宮城県に、そして東北に笑顔と勇気を与えた。
宮城県を本拠地とする仙台もこの年に優勝していたら…… 21万4000人のファンが集まった楽天の優勝パレードから推測すると、「楽天イーグルス&ベガルタ仙台の同時優勝」となり、さらなる震災復興の架け橋になったことだろう。
多くのファンが押し寄せる優勝パレードだが、イーグルスと仙台がダブル優勝を果たしていたら同日にパレードを開催していた可能性もある。
イーグルスの優勝パレードが行われたのは仙台市内にある東二番町通り。仙台駅からも徒歩圏内で、仙台駅周辺を走るメイン道路の一つ。さらに車で20分ほど北上すると、仙台のホームスタジアムであるユアテックスタジアムに通じる。
イーグルス単体での優勝パレードに20万人強。これにベガルタをはじめとしたサッカーファンが集まり、倍となる40万人以上は集客できただろう。
仙台のメインスポンサーである株式会社アイリスオーヤマは、生活用品全般を企画・販売する企業。
もし、優勝していたらアイリスオーヤマの激安セールは確実となり、主婦が一番恩恵を受けることになるだろう。そうなれば、今までサッカーにまったく興味を示さなかった主婦層にまで仙台ファンが増え、相乗効果が見込めるはず。