待ち望むタイトル!優勝を手にしたとき
2016年7月現在、強きチームとして存在感を発しながらも、なかなかタイトルに恵まれずにいる川崎フロンターレ。5年目を迎え最長政権ともいえる風間体制で、どのチームよりも速いボール回しとプレスを駆使し、リーグでいちばん攻撃的であり得点力のあるチームを形成。タイトルへ向け、一丸となり戦っている。
2016シーズン1stステージでは、あと一歩というところでステージ優勝を逃してしまった。レジェンド・中村憲剛を中心に、チーム史上一番タイトルに近づいているシーズン。年間優勝も狙える位置にある。
中村憲剛選手と共に!優勝したい!
中村憲剛は在籍最長で「川崎フロンターレといえば、中村」と言われるほど存在感があり、チーム一筋で番知名度も高い。また、W杯に出場したチーム初の選手でもある。そんな中村が現役のうちにタイトル獲得を願うサポーターも多い。
地域密着チームだからこそ優勝した時は川崎市が熱狂に!
地域密着に力を入れている川崎フロンターレは、子供たちをはじめ、多くの川崎市民と活動を通じて繋がっている。地域の小学校では、選手が登場する『フロンターレ算数ドリル』もあるほど。
川崎市民にとって誇りでもある川崎フロンターレが優勝すれば、地域全体が大変な盛り上がりを見せるだろう。
タイトルまであと一歩だった2009年ナビスコ杯
川崎フロンターレと優勝を結びつけるのに、忘れてはいけない出来事がある。
それは2009年のナビスコ杯だ。その年、強さが際立っていた川崎フロンターレ。ナビスコ杯決勝目前では、7ゴールを奪い勝利。圧倒的有利な形で決勝を迎えたものの、結果は敗退。対戦相手の堅い守備を前に、準優勝という結果となってしまった。
悔しさを理由に表彰の際には準優勝のメダルを外し、スポンサーや来賓を前に失礼な態度を取ったことで世間から非難を浴びた。さらに贈られた賞金も返上したため、選手全員がサポーターに謝罪する大問題へと発展。
この問題以降、サポ-ターを大切にし、謙虚な姿勢でサッカーと向き合っている。
風間体制最強時代へ!優勝という未知を現実に
クラブ最長政権となった風間監督のサッカーは、今までより攻撃的でスピードがある。最初はなかなかフィットせず、目の前の結果を求める人たちからは非難の声も上がっていた。
しかし、風間サッカーの追求により求められていたサッカーを実現。ドイツ・ドルトムントのように連動した速いパスサッカーでJリーグに旋風を起こした。選手たちの中にある潜在能力をすべて引き出すことで個々をも強くし、サッカーのレベルもアップしたのだ。
これで優勝を手に入れることができれば、川崎フロンターレは更に強いチームへと成長するだろう。