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不調?いや好調!Jリーグの観客動員数を分析してみた!

2016 9/8 02:39
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Photo by Oranzy/Shutterstock.com

サッカーの試合観戦自体も楽しいものだが、それを支えているJリーグの状況について知っておくともっと面白い。今回は、少し視点を変えてJリーグの観客動員数についてご紹介する。

近年のJリーグは不調といわれているけれども

Jリーグが発足して20年以上経過し、近年ではJリーグの観客動員数が一部では低迷しているとも言われている。
しかし、逆に最近は観客動員数も好調であり、昔以上に活気があるとも言われている。私自身も、実際に試合観戦に行ってみると、結構ファンが試合を見に来ていて、停滞しているような感じもしないのだが、実際のところはどうなのだろうか。観客動員数がどうなっているのかや、その理由について調べてみると色々と面白いことがわかった。

実はJリーグの観客動員数は増加している

実は、Jリーグは1993年に発足してから、かなり観客動員数を増やしている。発足当初は、年間320万人ほどであったものが、2015年度では900万人を超える観客動員数となっている。当時はチーム数も今ほど少なかったとはいえ、20年で3倍の動員数に増えているのは、非常に評価できることだと思う。
また、J1だけで比較したとしても、2015年度は540万人を超えており、1.68倍に増加している。観客動員数的に低迷したのも、2010?2011年度だけであり、基本的には上昇ペースを保っている。

2015年度は2014年度に比べるとどうなっている?

2015年度は2014年度に比べて増加しており、J1に関してはクラブごとの平均観客動員数は、3.26%増加している。J1全体では、観客動員数が17万2215人増えている。2015年度からチャンピオンシップを導入して、試合間隔が狭くなり、平日の試合開催数も増えているのにもかかわらず、ここまで躍進することができたのは、素晴らしいことだと思う。
また、J2でもリーグ全体で11万8246人、J3でもリーグ全体多、12万4050人と軒並み観客動員数は増加していた。

増加した要因は?

では、なぜ2015年度はこれほどの盛り上がりを見せたのだろうか?J1に関しては、新たに導入された2ステージ制が要因となっているとみられている。年間を通しての戦いに比べて短期間で山場を迎えることがあり、それが年間2回もあったため、観客の熱も冷めきらずにステージごとに再協調の盛り上がりを見せたことが大きな要因だ。
当初はこの2ステージ制もいろいろと議論されたが、結果的には大成功と言えるだろう。また、J2以下についてもボーダーラインが低下したことにより消化試合が減少し、昇格への期待が持てたため、観客動員数が増加している。

スタジアムの新設や天候も顕著に影響

また、そのほかにもいろいろな要素が顕著に影響している。J1のクラブごとの観客動員数で前年比率で最も増加した川崎は、ホームスタジアムである等々力陸上競技場が、2015年から改装されて、綺麗なスタジアムに変身したため、新しいスタジアムを一目見ようとした観客が増員していた。
また、比較的天候にも恵まれており、2014年度はJ1リーグで51試合の雨試合があったにもかかわらず、2015年度は25試合しか雨試合がなかったことも大きい。

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