J1で最も止められなかった選手は?
Jリーグで最も“アンストッパブル”な選手は誰か。守備の選手たちが最も止めるのに苦労した、あるいは止められなかったのは誰なのか。
もちろんJ1得点王に輝いた川崎フロンターレのFW小林悠や、得点ランキング上位に名を連ねたセレッソ大阪のFW杉本健勇、浦和レッズのFW興梠慎三といった選手たちが、対戦相手にとって厄介な存在だったことに疑いはない。
だが、DFが本当に「止められない」と感じる時は、思わずファウルをしてしまうのではないだろうか。ファウルでなければ前進を止められない、それだけ対戦相手にとって脅威になる選手はチームにとって貴重な存在になる。
そこで2017シーズンのJ1リーグ戦で、最も多くのファウルを受けた選手10人をランキングにして並べたものが以下である。
10位にはサイドバックながら目覚ましい攻撃性能を発揮した清水エスパルスのDF松原后がランクイン。ジュビロ磐田を支えたベテランMF中村俊輔が6位に、チームメイトにして前線で体を張り続けたFW川又堅碁が2位と日本人選手たちも上位につける。
とはいえ目立つのは外国人助っ人たちだろう。8位タイにつけたアルビレックス新潟のFWホニやサンフレッチェ広島のFWアンデルソン・ロペスにはじまり、3位タイにはスピードとテクニックが融合したドリブル突破で猛威を振るった横浜F・マリノスのマルティノス、圧倒的なフィジカルでサガン鳥栖の前線に君臨したコロンビア代表FWビクトル・イバルボが入った。
そして他を大きく上回る被ファウル85回を記録したのが、J2降格となったヴァンフォーレ甲府で孤軍奮闘したブラジル人FWドゥドゥである。彼がどれだけ相手DFを苦しめたか、というのは被ファウル数のランキングを、1試合(90分)あたりの回数で並べ直したときにより際立つ。