清水エスパルスの礎を築いた小花不二夫氏
清水エスパルスのルーツは大正時代までさかのぼる。静岡県に初めてサッカーをもたらした一人として知られる小花不二夫氏は、静岡師範学校の蹴球部出身。県内の中学校にサッカー部を作り、著名な指導者を招くなど、清水にサッカーの裾野を開いた。
今でこそサッカーは全国に強豪校が分布している状態だが、ひと昔前までは清水市は全国一のサッカーどころと言われていた(現静岡市清水区)。ただ、清水は最初からサッカーが強かった訳ではなく、「日本一の少年団チームを作る」という小花氏の尽力が結実したのだ。