背番号からわかるドイツサッカーと浦和レッズの関係|【SPAIA】スパイア

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背番号からわかるドイツサッカーと浦和レッズの関係


ドイツサッカーと深い関係にある浦和レッズ

今やJリーグを代表するサッカークラブとなった浦和レッズ。前身の三菱重工業サッカー部時代には多数のアルゼンチン選手を獲得し、Jリーグ開幕当初からアルゼンチン国籍選手を多く在籍させていた。
また、これまでの歴史の中で最も多く在籍した外国籍選手の国籍は、ほとんどのJリーグクラブと同じくブラジル人選手であるなど、他のクラブと同様、ブラジルサッカーや南米サッカーとの関係が深いように見える。 しかし、実際に浦和レッズと深い関係にある国はドイツなのだ。

これは初代監督である森孝慈氏が、ドイツの影響を大きく受けたJFAエリートコース出身で、実際にドイツでコーチングを学んでいた人物である事。また、森氏の後を継いだ横山謙三氏も、日本代表に初めて3-5-2システムを導入するなど、クラブの創世記からドイツサッカーに近い人物がついていた為だ。

鹿島アントラーズやヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)がブラジルサッカーとの関係を深くし、横浜マリノス(当時)がアルゼンチンサッカーとの関係を深くするなどブラジル・南米サッカーがJリーグを席巻する中、浦和レッズは愚直にドイツサッカーを維持し続けた。

浦和レッズとドイツとの関係は、これまで5人ものドイツ人監督が指揮を取っていることからも明らかである。

2017年の背番号に見るドイツサッカーとの関係

浦和レッズとドイツサッカーの深い関係は、2017年のチームでも見ることができる。
2017年のチームは、セルビア出身でオーストリア国籍を持つミハイロ・ペトロヴィッチ氏が5シーズン目としてスタートしたチームだが、同じヨーロッパ系統が続いている事もあり、選手のつけている背番号にドイツとの関係を残している。

その代表的なものの1つが、宇賀神友弥選手が付ける3番だ。Jリーグの殆どのクラブでは3番はセンターバックの選手がつけているが、宇賀神選手は左ウイングバックだ。
ドイツでも3番といえば、左ウイングバック(サイドバック)。かつての名選手アンドレアス・ブレーメ氏がつけていた番号である。

また他にも、5番を守備的ミッドフィールダーではなくディフェンダーの槙野智章選手がつけている事、7番を守備的ミッドフィールダーではなくアタッカーの梅崎司選手がつけているなど、Jリーグでは数少ないヨーロッパ・ドイツを思わせる背番号とポジションの関係が見られる。

4番はディフェンダーの番号

浦和レッズがドイツから影響を受けたのを感じさせる最大の理由は、4番をつけてきた選手に見ることができる。
4番という番号はヨーロッパでも地域によってディフェンダーであったり、ミッドフィールダーであったりと、その国や地域でおこったフォーメーションの進化によってポジションがばらばらになっている。
例えばイングランドで4番といえば、スティーブン・ジェラード氏やポール・インス氏など、セントラルミッドフィールダーを表す番号となっている。

これは早くから4-4-2が定着したチームが持つ傾向だ。しかしドイツは、フォーメーションを3バックへと進化させた。これにより4番の選手は中盤に上がる事なく3バックの右の選手が付ける番号となった。
浦和レッズの歴代の4番を見ると、固定番号制が始まった1997年に4番をつけたのは屈強なディフェンダー、バジール・ボリ氏である。その後も土橋正樹氏や、田中マルクス闘莉王選手、スピラノビッチ選手、那須大亮選手と一貫してディフェンダーがつけているのだ。

2001年に行われた路線変更

ドイツサッカー、ヨーロッパサッカーとの関係が深い浦和レッズだが、過去に1度だけ路線変更を図ろうとした事がある。2001年に行われたその路線変更は混乱を巻き起こし、残留争いに巻き込まれたため1年で撤回することとなった。しかし、歴代の背番号一覧を見ていると、この歴史をも伺い知る事ができるのだ。

例えば現在は槙野選手がつけている背番号5番。この番号を最初につけたのは、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督退任後に再びチームの指揮をとる事になった堀孝史氏である。
堀氏は明治大学卒業後、日本サッカーリーグ1部の東芝に加入し、日本代表にまで選ばれたフォワードだったが、Jリーグ開幕に合わせて浦和レッズに加入すると守備的ミッドフィールダー、サイドバック、ディフェンダーと徐々にポジションを下げる事となる。そして1997年はディフェンダーとしてプレーしていたため背番号5番を背負う事となった。

翌年この5番をつけたのはオランダ人センターバックのアルフレッド・ネイハイス氏だ。他にもザッベッラ氏やネネ氏など浦和レッズの5番はディフェンダーが背負ってきた。
しかし波乱の2001年に5番をつけたのは、守備的ミッドフィールダーのブラジル人ドニゼッチ氏だった。

ドイツでは5番といえば、皇帝ベッケンバウアー氏に代表するようにディフェンダーの番号だが、ブラジルでは守備的ミッドフィールダーの番号である。ドイツからブラジルへの路線変更が成されようとしていたのだが、浦和レッズには定着しなかった。

戦術大国へと進化したドイツ

浦和レッズはミヒャエル・ルンメニゲ氏やウーベ・ラーン氏、ウーベ・バイン氏、ギド・ブッフバルト氏などドイツ代表のキャリアを持つ選手はもちろん、ロブソン・ポンテ氏やネイハイス氏、ネネ氏、などドイツブンデスリーガで実績を持つ選手も多く獲得してきた過去を持っている。また2006年から2009年まではバイエルン・ミュンヘンと業務提携も行ってきた。

しかし、2011年以降は外国籍選手でもJリーグで実績のある選手を獲得するようになり、2012年にサンフレッチェ広島で実績を上げていたミハイロ・ペトロヴィッチ氏が監督に就任して以降は、外国籍選手枠をフルに使わないシーズンも多くあるなど、それまでの様にドイツとの関係も少なくなってきていた。

しかし現在のドイツは、2017年9月に発表されたFIFAランキングでも1位に返り咲きを見せるなど、世界を代表する戦術大国へと進化している。
2017年9月現在は堀監督がチームを率いているが、このタイミングで再びドイツとの関係を密にしても面白いのではないだろうか。

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