セレッソ大阪のレジェンドが繋いだエースナンバー背番号8|【SPAIA】スパイア

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セレッソ大阪のレジェンドが繋いだエースナンバー背番号8


固定番号制となった20年で誕生したチーム毎のエースナンバー

Jリーグに固定番号制が導入されたのが1997年。それまでは試合ごとにスターティングメンバーに選ばれた選手が1から11番、交代選手が12番から16番の背番号を背負う形になっていたのだが、固定番号制によって選手の背番号が固定された。

そして2017年は固定番号制が始まって、ちょうど20年目のシーズン。Jリーグが積み上げてきた20年の歴史の中で、各チームに伝統の背番号が生まれている。
今回はJリーグで最も伝統に重きを置いているクラブの1つ、セレッソ大阪の背番号8番に注目してみよう。

セレッソ大阪では10番や9番ではなく、8番がエースナンバーだ。これは下部組織も含めての事で、中学年代、高校年代のチームでも8番を背負っている選手がエースとなっている。どの年代の選手も8番をつける事を目指し、そして8番の選手はその責任とプライドを背負ってプレーしている。
ここには、これまでトップチームで8番を付けてきた4人の選手によって作られた伝統がある。

日本一腰の低いサッカー選手がつけた背番号

セレッソ大阪の背番号8が特別な番号となったのは、ミスターセレッソこと森島寛晃氏が初代8番を背負っていたからだ。現在はセレッソ大阪のチーム統括部フットボールオペレーショングループ部長として活動している森島氏。セレッソ大阪がJリーグ入りした1995年、当時はまだ背番号変動制の時代に背番号8番を背負ってチームのエースとして活躍した。
その時は14チーム中ファーストステージ9位、セカンドステージ10位、とチームはJリーグの厳しさを味わう事になるのだが、森島氏は11ゴールを記録し、Jリーグ加入1年目ながらJリーグベストイレブンにも選出された。

また、この1995年に当時の日本代表監督であった加茂周氏により、日本代表にも選出される。2列目から豊富な運動量と抜群の動き出しでゴールに迫るプレースタイルは、司令塔やドリブラーが多かった当時の日本サッカー界では画期的であり、現代的な攻撃的ミッドフィールダーだった。

そして森島氏の背番号が後に伝えられるほどになった要因は、プレースタイルだけでなく彼自身のパーソナリティーにもあった。
チームメイトの西澤明訓氏に「日本一腰の低いサッカー選手」と言わしめた森島氏は、サポーターに対しても然りだ。常にファンサービスを欠かさず、丁寧に接する様は、全てのセレッソサポーターを虜にした。この西澤選手によって付けられた異名は森島氏のキャッチフレーズにもなり、引退した際には『ありがとうミスターセレッソ森島寛晃 ~引退・日本一腰の低いJリーガー~』という特番が放送された。

2代目8番、香川真司選手

森島氏が首の痛みにより引退を決断した2008年。リーグ戦最終節のアディショナルタイムに出場すると、引退セレモニーの後、その場である選手に自身の背番号8番が入ったユニフォームを託した。
そのある選手とは、現在日本代表の10番を背負う香川真司選手。2006年に高校2年生にして仙台のクラブチームから加入したプロ3年目だった。

2006年は公式戦の出場は無かったものの、チームがJ2で戦う事となった2007年に当時の監督だったレヴィー・クルピ氏により、ボランチから攻撃的ミッドフィールダーにコンバートされる。その後すぐに出場機会を掴み始め主力選手に。森島氏が首の痛みにより試合に出場できなくなった2008年には、森島氏に変わるチームのエースとして成長していた。

そして、森島氏の8番を受け継いだ2009年の香川選手の活躍は凄まじいものがあった。

この年J1に昇格し、その半年後にはボルシア・ドルトムントへ移籍することとなった香川選手。香川選手がJ1でプレーしたのは2010年のわずか半年であり、またこの年はワールドカップイヤーであったため、当時のドイツでの活躍は驚きを持って報じられた。
しかし2009年のJ2での活躍を見ていた人にとっては、そこまで驚きは無かったのではないだろうか。それほど香川選手のプレーは昔からずば抜けており、まるでテレビゲームを見ている様だった。
森島氏が長年背負った8番を香川選手が背負い、大活躍を見せた事でよりその背番号の価値は高まることとなった。

3代目8番、清武弘嗣選手

森島氏、香川選手の背負った8番を次に継いだのは清武弘嗣選手だった。
清武選手は2010年に大分トリニータからセレッソ大阪に加入。つまり生え抜き選手ではない。
高校3年生の時に大分トリニータの下部組織からトップチームに昇格しており、将来を嘱望される選手であった事は間違いない。しかし全国的に知名度を高めたのはセレッソ大阪に加入してからだ。
チームにとって大きな存在であった香川選手がドイツに移籍したものの、その穴を埋める活躍を見せ、翌2011年には日本代表に選出。そして日本代表デビューとなった札幌での韓国代表戦に、岡崎慎司選手の負傷により途中出場を果たすと、いきなり2アシストを記録し快勝の立役者となった事で知名度を高めた。
しかしこの時点での清武選手は、まだ背番号8番を背負っていない。清武選手は2010年の後半にはチームを引っ張る活躍を見せていたので、2011年には既にチームの中心選手として開幕を迎えていたが、2011年のセレッソ大阪は8番を欠番としてシーズンを戦っている。

清武選手が8番を背負ったのは2012年。日本代表にも定着し、ロンドンオリンピックに向けた代表チームでも中心選手としてプレーし始めてからの事で、セレッソサポーターだけでなく、サッカーファン全体からも清武選手がセレッソ大阪のエースと認められてからの事だった。
この事からも、セレッソ大阪がクラブとして森島氏、香川選手と繋いできた背番号8番をどれほど大切な番号として扱ってきたかという事がわかる。

4代目8番、柿谷曜一朗選手

清武選手の後を継いで2013年から背番号8番を背負ったのは、柿谷曜一朗選手だった。
柿谷選手はセレッソ大阪というクラブ、そしてサポーターにとって特別な選手だ。柿谷選手がセレッソ大阪の一員となったのは4歳の時。セレッソ大阪のサッカースクールからステップアップし、高校1年生の時にトップチームに昇格。1歳年上の香川選手が加入したのと同じ2006年の事だった。
そしてこの年のAFC U-17選手権でに出場すると、唯一のプロ選手として大会に出場して優勝に貢献し、大会MVPにも選ばれた。そして翌年のFIFA U-17ワールドカップでは大会のハイライト映像にも選ばれるゴールを決めている。

この時点では、同期入団の香川選手よりも評価は上。世界的な注目をも集める選手で、セレッソ大阪の希望だった。その後紆余曲折があり、徳島ヴォルティスに期限付き移籍をすることとなるが、2012年にセレッソ大阪に復帰。
復帰1年目の2012年は清武選手が8番を背負い、柿谷選手は13番だったのだが、この2012年にチームを牽引する活躍を見せ、清武選手移籍後にはエースに。そして2013年、柿谷選手が背番号8番を付けた事で、セレッソ大阪にとって8番がより特別な番号となったのだ。

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