「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

2017年J1各チームの下部組織出身者をチェック

2017 8/3 12:07Aki
soccer,youth
このエントリーをはてなブックマークに追加

Jリーグのクラブに義務付けられている育成組織の保有

日本のプロスポーツの中でJリーグの大きな特徴の1つが、プロチームが若手選手の育成を目的とした育成組織を保有しているという事だろう。
学校教育の一貫としてクラブ活動がスポーツの主流となっている日本では、プロ野球に代表されるように、高校・大学のクラブからプロの世界に飛び込むという形が一般的だ。
しかしサッカーの本場であるヨーロッパでは、学校によるクラブ活動という歴史がほとんどない。ヨーロッパではサッカーチームに入るためには、街のクラブに個人で加入するという形が一般的だ。その為、それぞれのクラブには年代別にチームが構成されている。
これは世界的なプロサッカークラブも同じだ。原点はその街のクラブにあるので原則として年代別のチームを保有し、そこで選手を育成するという形態になっている。
この考え方を取り入れたのがJリーグなのだ。同じサッカーの世界的なスタンダードを導入したため、原則的にはJリーグのチームが年代別のチーム(育成組織)を保有しており、これはJリーグに加入する際のルールとして義務付けられている。 プロチームが育成組織を保有するメリットは、チームにとっても選手にとっても数多い。 今回は2017年にJ1で戦う18チームそれぞれの下部組織出身者の比率を調べてみよう。

J1全体の下部組織出身者比率は23.89%

2016年度の第2種登録チームは日本全国で4111。第2種登録チームとは18歳未満の選手、もしくは高等学校在学中の選手で構成されているチームの事で、いわゆる高校年代のチームにあたる。ここには高校のサッカー部をはじめ、JリーグのU-18チーム、Jリーグに参加していない街クラブのチームも含まれている。
この第2種登録チーム全体におけるJ1クラブのU-18チームの割合は、全体のわずか0.4%にすぎない。そして選手数でいうと、J1クラブのU-18チームは少数精鋭で行っている場合がほとんどなので、さらに大きく比率は下がるだろう。
しかしJリーグ公式ページによると、J1に所属する選手全体での下部組織出身者の割合は23.89%。ほぼ1/5の選手がそれぞれのチームのU-18チームで育成され、現在はそのトップチームでプレーしている。
すぐとなりではトップチームのプロ選手がプレーしている、そしてトップチームに近いトレーニングを積むことができる環境面を考えただけでも、当然の事だと言えるが、この数字を見ると選手側からの視点でプロサッカー選手になるための最短ルートは、それぞれの下部組織に入る事だという事がわかる。

出典: JFA.jp

おすすめの記事