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悲願のJ1残留を目指す北海道コンサドーレ札幌の戦術をチェック

2017 8/3 12:07Aki
札幌,サッカー
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2012年以来5年ぶりのJ1を戦う北海道コンサドーレ札幌

清水エスパルス、セレッソ大阪というJ1でも実績のあるチームや前年までJ1で戦っていた松本山雅FCなどの強豪を破り、2016年J2のチャンピオンとなった北海道コンサドーレ札幌。 2017年は実に5年ぶりとなるJ1を戦っている。

北海道コンサドーレ札幌がJリーグに加入したのは1998年。 その翌年にはJ2が誕生することになるのだが、当時J1参入チームとJ2で戦うチームを振り分けるために行われたJ1参入決定戦で、北海道コンサドーレ札幌は敗退した。そのためJリーグ史上初の降格チームとして、翌1999年からはJ2へと戦いの場を移す事になったのだ。

この後2016年までの間で、北海道コンサドーレ札幌がJ1で戦ったのは4シーズンある。
そのうちJ1残留に成功したのは、元日本代表監督である岡田武史が率いた2001年の1度のみ。それ以外の3シーズンは全て最下位でJ2降格となっており、通算成績では23勝14分91敗。
歴代最多の昇格記録を持つと同時に最多の降格記録も持つ北海道コンサドーレ札幌にとって、J1は厚くて高い壁であり続けた。

そんな北海道コンサドーレ札幌にとって、2017年最大の目標は何と言ってもJ1残留である事は間違いない。 2016年に、評論家やメディアの誰も予想しなかった首位でのJ1昇格を成し遂げたチームを作り上げたのが四方田修平監督。四方田監督はどの様なチームで悲願のJ1残留を目指しているのかをチェックしてみよう。

2016年の北海道コンサドーレ札幌

2016年の北海道コンサドーレ札幌が採用していたフォーメーションは、3-4-1-2。 J2では3バックを採用しているチームが多く、3バック自体は珍しいものではない。だが、中盤をダブルボランチ+トップ下という構成を採用していたのは、北海道コンサドーレ札幌が唯一だ。
2002年や2006年のワールドカップで日本代表が使用していた布陣なのだが、世界的にも攻撃戦術が進化したことで近年見ることが少なくなっていた。

しかし、2016年に北海道コンサドーレ札幌はこの布陣にチャレンジし、成功を収めている。
成功の要因となったのは、圧倒的な高さと強さを誇るディフェンスとフォワードを持っていたことだろう。 そもそも近年のJ2では、相手のプレッシングをかわす事ができる選手が少ないため、ハイプレス+ロングボールという戦術をとるチームが躍進を見せる傾向にある。その中でも北海道コンサドーレ札幌には、最終ラインの増川隆洋選手、前線の都倉賢選手、というJ2ではズバ抜けて高くて強い選手を擁していた事が大きかった。
相手のロングボールは、増川選手を中心にしたディフェンスラインで跳ね返すことがき、前線では都倉選手が相手ディフェンスに競り勝つことができる。
その為、中盤や前線の選手はセカンドボールを拾う事が重要な役割となり、それに適した布陣としてこの3-4-1-2が機能していた。

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