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【2017年】Jリーグで今見ておくべき注目選手5名

2017 6/28 18:44Aki
soccer
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左足のコンダクター 天野純選手/横浜F・マリノス

横浜F・マリノスで注目の選手といえば、2017シーズンから背番号10を背負うドリブラー齋藤学選手の名前をあげる方が多いだろうが、「是非、今見ておくべき」という点で絞ると、天野純選手を推す。
フォーメーションでは、4-2-3-1と紹介される横浜F・マリノス。天野選手が入っているのは左のボランチ。しかし横浜FMがボールを持って攻撃する時には、右のボランチに入る選手が少し下がってアンカーになり、左のボランチが前に出てトップ下の選手と横並びのポジションをとり、中盤を逆三角形にした4-3-3に変化するので、攻撃をしている時の天野選手のポジションは、左のインサイドハーフという事になる。

  このポジションで天野選手が行っているのは、ゲームメイク。横浜FMは、中盤の形を変える事で相手の守備の的を絞りにくくしているのだが、天野選手はそこからさらにボールを受けに下がったり、また時には前に飛び出したりする事で相手の守備を混乱させる。
天野選手のこの動きやボールを受ける事で最も恩恵を受けているのは、前線の左サイドで大きく開いたポジションをとる齋藤選手。天野選手のゲームコントロールによっ、斎藤選手がドリブルで仕掛けやすい状況を作っている。
そして相手が斎藤選手のドリブルを恐れて人数をかけてきた時には、右サイドで開くマルティノス選手へのサイドチェンジが繰り出される。 さらに注目なのが、左足のプレースキック。昨シーズンまでは、チームメイトであり憧れの存在だった中村俊輔選手そっくりのフォームから正確なボールが繰り出される。

高精度の右足を持つ 三浦弦太選手/ガンバ大阪

2017シーズンから3バックを採用しているガンバ大阪。3-1-4-2のフォーメーションのキーマンとなっているのは、背番号2をつけて3バックの右に入る三浦弦太選手だ。
三浦選手は、今シーズン清水エスパルスから移籍してきた新加入選手。昨シーズンの清水エスパルスでは、シーズン序盤はセンターバックとしてプレーしていたが、シーズン終盤からは右サイドバックにコンバートされた。 三浦選手の特徴は、センターバックとしてもプレーできる高さがありながらも、サイドバックとしてもプレーできる走力と高精度のキックを持っている事。

2016シーズン終盤の清水エスパルスでは、この高さがある三浦選手がサイドバックに入ることで相手のサイドアタックをことごとく跳ね返し、またサイドバックとなってからはその右足で2アシストを記録している。
そしてこの特徴をより活かしたのが、2017シーズンからガンバ大阪で務めている3バックの右ポジション。ここは守備の時はセンターバックとして、攻撃の時はサイドバックとしてプレーできるポジションで、守備の時には相手の攻撃を跳ね返し、攻撃の時にはそのキックの精度を活かしている。
注目のプレーは、右サイドの深い位置から逆サイドの高い位置にポジションをとる選手にむけて出される対角の長いパス。このロングパスで、攻撃を一気に加速させる。

野獣系熱血ストライカー 鈴木優磨選手/鹿島アントラーズ

2016年末に行われた、クラブワールドカップのゴールパフォーマンスで一気に有名になった鈴木優磨選手。鈴木選手も今見ておくべき注目の選手の1人だ。
鹿島アントラーズの下部組織から昇格して3年目の2017シーズンは、2016シーズンまで背負った背番号を34番から9番に変更。この背番号の推移は、現在日本代表でワントップを務める大迫勇也選手と全く同じ形だ。

鈴木選手は、鹿島アントラーズの前線の選手として最も高さがあるものの、プレーはまだまだ荒削り。特に攻撃の組み立てという面では、ボールを引き出すプレーのバリエーションも多くなく、チームメイトの金崎夢生選手や、今シーズンから加入したペドロ・ジュニオール選手にかなわない部分がまだまだある。
しかしゴールを狙うという部分に限定するなら、Jリーグを代表するストライカーと遜色ないレベル。恵まれた体格を活かし、がむしゃらにゴールを狙う、シュートを狙うプレーは対戦するディフェンダーを悩ませる。

札幌の隠れたゲームメイカー 福森晃斗選手/北海道コンサドーレ札幌

2017シーズン、多くの解説者が厳しい戦いになると予想した北海道コンサドーレ札幌。
しかし第7節までの間にすでに2勝を挙げ、ホーム札幌ドームでは無敗を続けるなど健闘を見せている。
その北海道コンサドーレ札幌を支えているのは、ついにJ1でもゴールを量産し始めたエース都倉賢選手。ここで注目したいのは、3バックの左に入る福森晃斗選手だ。

福森選手は、2010年に桐光学園高校から川崎フロンターレに加入したディフェンダー。左サイドバックとしてルーキーイヤーから出場機会を掴むが、当時の川崎フロンターレでは、ポジション争いのライバルとして現セレッソ大阪の田中裕介選手や、登里享平選手がおりレギュラーポジションを獲得するまでには至らず、2015年から北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍となる。
北海道コンサドーレ札幌で起用されたのが3バックの左。このポジションは、相手選手にとって最も捕まえにくいポジションとなるので、比較的自由にボールを受ける事ができ、そこから繰り出されっる高精度の左足や、機を見たドリブルでの持ち上がりでチームを牽引し始めることに。現在では、北海道コンサドーレ札幌の攻撃を紐解くと、かなりの頻度で起点となっているのが福森選手だ。

ついに覚醒した大器 杉本健勇選手/セレッソ大阪

身長187cmと大柄がならも足元のテクニックにすぐれ、スピードもある。これまで指導した全ての監督から期待を寄せられ、香川真司選手や乾貴士選手、清武弘嗣選手、山口蛍選手など数々の若手選手を大きく成長させた、元セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督がナンバーワンの素材だと評価したのは、セレッソ大阪の杉本健勇選手。これまで大きな期待をかけられながらもブレイクには至らず、2015年に移籍した川崎フロンターレでも期待に応えられなかった。

しかし2015年にJ2で苦しむ古巣セレッソ大阪に復帰すると、キャリアハイとなる14得点を記録。J1復帰となった2017シーズンも、ライバルのガンバ大阪との大阪ダービーで2得点を記録し、ついに覚醒の時を感じさせている。
杉本選手の成長を感じさせるのは、得意なゴールのパターンを掴んだ事。これまでは日本人離れした体格に注目があつまり、それを活かそうとした形のゴールを求められてきたが実は、最も得意としているのは前を向いた状態でドリブルで仕掛けてからのシュート。2016シーズンこのパターンでゴールを量産した事で自信を深め自分のものとすると、ガンバ大阪との大阪ダービーで最も得意とするパターンで同点ゴールを決めてみせた。 杉本選手が左寄りの位置からゴールに向かってドリブルで仕掛けた時、その時こそが最もゴールの可能性を感じさせる瞬間だ。

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