メンタルの強さでチームを支える、遠藤航|【SPAIA】スパイア

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メンタルの強さでチームを支える、遠藤航


高校生で湘南ベルマーレのトップチームにデビュー

一般的に日本のサッカーで「遠藤」といえば、日本代表最多キャップ数を誇りガンバ大阪の中心選手である「遠藤保仁(えんどうやすひと)選手」を思い浮かべる方がまだ多いことでしょう。
しかし近年の活躍ぶりからすると、Jリーグのファンの方であればもしかすると「遠藤保仁選手」と同様に「遠藤航(えんどうわたる)選手」を思い浮かべる方もかなり多くおられるのではないでしょうか。
浦和レッズの最終ライン中央のポジションに入り、リオオリンピックの日本代表でもキャプテンを務めた遠藤航選手は湘南ベルマーレの下部組織出身。湘南ベルマーレU-18に加入する事となったのは、中学生時代に湘南ベルマーレU-18の練習に参加した際に、当時湘南ベルマーレU-18の監督で後にトップチームの監督を務めることになるチョウ・キジェ氏がそのプレーに惚れ込みオファーした事がきっかけでした。
そして湘南ベルマーレのトップチームで初めてプレーしたのはまだ遠藤航選手が高校生だった2010年。当時の監督であり、現在は松本山雅(まつもとやまが)FCの監督を務める反町康治(そりまちやすはる)氏が抜擢し、湘南ベルマーレU-18に所属しながらもプロのトップチームでプレーする事が可能となる2種登録選手となりJ1でのリーグ戦6試合に出場しています。

ルーキーイヤーからレギュラーポジションを獲得

2011年に正式にトップチーム昇格すると前年のの降格を受けJ2で戦う事となったチームでポジションを獲得。リーグ戦34試合に出場しルーキーながらもチームの中心選手としてプレーしていました。
翌年の2012年。反町康治氏が退任し、湘南ベルマーレU-18時代の恩師であるチョウ・キジェ氏がトップチームの監督に就任すると、なんとチームのキャプテンに抜擢されました。
チームは財政難からそれまでチームを支えてきた数多くの選手が退団し、チームの平均年齢が大きく下がるというシーズンではありましたが、19歳の選手がキャプテンとなるのは異例の出来事です。
またそれだけでなく、チョウ・キジェ監督は遠藤航選手をPKキッカーにも抜擢し、このシーズンは32試合に出場しディフェンダーながらも7得点を記録しました。3年ぶりのJ1復帰に貢献します。
その後も湘南ベルマーレの中心選手としてプレーを続けていましたが、2016年には2年後しのラブコールを受け浦和レッズに移籍。
浦和レッズではそれまでの中心選手であった、那須大亮(なすだいすけ)選手からレギュラーポジションを奪うことに成功し、今やチームに欠かせない選手となっています。

遠藤航選手の最大の特徴はメンタルの強さ

遠藤航選手はクレバーな守備を見せる選手。身長は178cmとディフェンダーとしては決して高い方ではありませんがヘディングも強く、球際にも強さを発揮する身体能力の高さも持っています。キックの技術も高くボールを動かす事ができる。守備はもちろんですが、攻撃にも貢献できる現代的なディフェンダーです。
そんな遠藤航選手の最大の特徴は、そのプレーではなくメンタルの強さ。それがあるからこそ湘南ベルマーレ時代にはディフェンダーでありながらPKキッカーも務めていました。 この異例のPKキッカー抜擢について、当時の監督であるチョウ・キジェ氏は「遠藤はたとえPKを外したとしても、その後のプレーが一切変わらないから」だと説明。
そして遠藤航選手本人も「自分がPKを蹴る場合は、たとえ外したとしても、すぐに気持ちを切り替えればいいだろうという気持ちで蹴っているのであまり緊張しない」と語っています。
一見無責任に見えるかもしれないこの発言ですが、実際に気持ちを切り替える事ができてプレーに影響を与えないメンタルの強さはサッカー選手としては非常に頼もしい能力です。それは自分をコントロールできるという事でもあるからです。
そしてそのメンタルの強さを認められ、リオオリンピック代表チームでもキャプテンを務めていました。

メンタルの強さがプレーの落ち着きにもつながっている

遠藤航選手を見ていると、その年齢に不釣り合いではないかと思えるほどの落ち着きぶりを感じる事も多いでしょう。その落ち着きのもとになっているのもこのメンタルの強さです。
ディフェンダーであれば、自分の思うような守備が出来ない事もあるでしょうし、ミスが失点につながる事ももちろんあります。
しかし遠藤航選手はそれを引きずらず、メンタルをコントロールし最善の方法を考える事ができるのです。
それは日本代表でも同じで、初選出となった2015年の東アジアカップでは普段プレーしているセンターバックや、オリンピック代表としてプレーしているボランチではなく右サイドバックで起用されましたが、決して焦る事無く着実にプレーしました。日本代表のヴァヒド・ハリルホジッチ監督に「お前のプレーは40歳に見える」と言われるほどの落ち着きぶりを見せていたのです。

浦和レッズが優勝するために必要なものは

ここ数年の浦和レッズは一昨年・昨年と2年連続でチャンピオンシップに敗退しているように、何度もあと一歩と迫りながらも、リーグチャンピオンに届かないというシーズンが続いています。そしてそれは、ここ一番という試合で攻め急いだ結果、カウンターを受けてしまったり、また1度失点を喫してしまうと、そこから続けて失点してしまうという事もありました。
ですから遠藤航選手の、メンタルの強さから来る落ち着きこそ、浦和レッズが悲願のリーグチャンピオンに返り咲く為に必要なものだと言えるでしょう。 そしてそれは既に昨シーズンのYBCルヴァンカップ決勝でも実証済みです。
浦和レッズにとって久々のタイトル獲得となるガンバ大阪との決勝は、前半17分に浦和レッズのミスからガンバ大阪が先制するという厳しい展開ではじまりました。
しかし3バックの中央に入る遠藤航選手はミスを取り返そうと逸(はや)るチームメイトを諌(いさ)め、焦る事無くチームをコントロールし、阿部選手をいつものように最終ラインに入るのではなく中盤の位置でプレーする時間を長くすることでペースを取り戻すと、後半同点に追いつき、延長PK戦へ。
そしてこのPK戦で浦和レッズの5人目のキッカー遠藤航選手が決めての優勝を手にすることができました。最もプレッシャーがかかると言われる5人目のキッカーは、遠藤航選手、自らが立候補してのものでした。
遠藤航選手はまだ若く、もちろん完璧な選手ではありません。しかし浦和レッズが悲願のリーグチャンピオンとなるために、最も必要なものを持っている選手ではないでしょうか。

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