世界のストライカーになれる!? 浅野拓磨選手
日本人選手の中でも注目されているFWが浅野拓磨選手。サンフレッチェ広島に所属している浅野選手は、スピードを武器にゴールを奪うストライカーだ。高校時代には強豪・四日市中央工業の選手として高校選手権で得点王にも輝いた期待の選手で、サンフレッチェ広島に加入してからは、なかなか試合に出場するのが難しかった時期もあったが、2015シーズンに得意のスピードとゴールでその存在感を魅せた。
2016シーズンからはサンフレッチェ広島の背番号10を背負い、リオ五輪代表のエース候補として世代別代表、そして将来を担い日本代表にも選出されゴールを記録した。海外クラブからも注目されている、今Jリーグでプレーする若手選手の中で目が離せない存在といえる。
世界と闘えるDFになり得る? 植田直道選手
現在、日本人のディフェンダーとしては、吉田麻也選手がプレミアリーグでプレーしているが、世界で通用するディフェンダーは、実はまだまだ出てきていないといっても過言ではないだろう。世界の強力な攻撃的選手たちを前に、互角やそれ以上のディフェンス力を持って対応できるディフェンダーは、まだ日本からは出ていないとも言える。
日本ではなかなかディフェンダーが育たないと言われている中で、リオ五輪代表候補で鹿島アントラーズでプレーしている植田直道選手は、世界と戦える選手になるのではと期待されている。近年の日本人選手は体格も恵まれているが、植田選手は身体が大きいだけでなく強靭で当たりも強く負けない。世界で戦うことを経験して、日本サッカーを引っ張る存在になり得る選手だ。
日本人離れしたフィジカルとセンス 関根貴大選手
日本一のスター軍団である浦和レッズにおいて、若手ながら不動のスタメンの地位を確保している関根貴大選手は、サイドハーフの位置でプレーしているが、左右どちらのサイドでもプレーできる選手だ。五輪代表にはまだ選出されないかもしれないが、実力が足りないのではなく、浦和レッズという日本を代表するクラブの質の高い中でプレーしているからこそ、同じ世代の選手たちとはスピードが違うことも原因のひとつかと思われる。
日本人離れをしたプレーの数々と、身長が高くない選手ながら強靭なフィジカルの持ち主であることが、関根選手の大物感を感じさせるところだ。
守備に攻撃に気の利くプレーと確実なプレーが光る 遠藤航選手
浦和レッズに2016シーズンから移籍した遠藤航選手は、チームではセンターバック、世代別代表や日本代表ではボランチの位置でプレーする選手だ。守備の能力がとても高く、ACLでアジアの強豪に在籍する世界的なプレーヤーたちを前にしても、粘り強いディフェンスで1対1を制す場面を多く見せてくれた。
リオ五輪代表世代ではキャプテンも務めており、若きキャプテンシーを持つ選手だ。攻撃に関しても正確なキックを持っているので、一矢報いるようなパスを供給することができ、今後の日本サッカーに大きな影響力を持つ選手となることだろう。
次世代期待のGK 中村航輔選手
柏レイソルに在籍している中村航輔選手は、若き世代を代表するGKの一人です。
GKとしては身長はさほど大きくはないものの、判断とコーチング、ポジショニングに優れており、これからが期待されている。若いながらも、大きな怪我を経験して復活を遂げ、大きく成長した。GKは経験を積むことが第一と言われているので、リオ五輪の舞台で世界の経験を積み、その後日本代表に選出されるようチームでの定位置を確たるものにしてほしい選手だ。
W杯を2年後に控え、これからの日本の選手たちに要注目したいところだ。リオ五輪ではどのような活躍を魅せてくれるのだろうか。Jリーグから世界へ多くの選手が羽ばたくことで、今後の日本サッカー界の向上に繋がっていくと考えられる。若き選手たちの活躍に注目してほしい。