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Jリーグのデータから見る先制点の重要性


先制点は本当に大切なのか?

サッカーの試合を観戦していると、解説者のコメントの1つに「先制点が大切です」といったものがある。
何となく先制点が大切という事はイメージ出来るが、実際にはどれほど大切なものだろう。 先制点を奪っても前半の早い時間だと、この後の時間で追いつかれるかもしれないし、逆転されるかもしれない。そして先制点を奪ったとしても「守りに入るとやられるぞ!」といった事もよく聞く。
そこでJリーグのJ1が90分以内で勝敗及び、引き分けを決めるようになった2003年から昨シーズン2016年までのリーグ戦全4152試合から実際の数字で検証してみることにした。

ホーム&アウェイ

先制点の前に少し話しがそれてしまうが、サッカーでは先制点と並んで語られる事の多いホーム&アウェイについて説明する。 サッカーでは、ホームだから勝たなければならない、アウェイだから守備的に戦う、などといったホーム&アウェイという概念についてよく語られる。 ただ、日本ではホーム&アウェイの概念が希薄だという事もよく言われている。
ちなみに2003年?2016年の4152試合で、ホームチームの勝率は42.37%。引き分けが24.3%、負けが33.29%だから、希薄だと言われながらもホームチームの方が有利だという事がわかる。
またちなみにこの期間での1試合・1チームあたりの平均得点は1.39。最も高かったのが2007年の1.59、最も低かったのが2014年の1.26。上下で0.3ほどの差があるが、2015年が1.34、2016年が1.32と近年は1.3程度。
平均でみるとほとんどのシーズンで1試合で両チーム合わせて3点は入らないという傾向がある事がわかる。

先制点を奪ったチームの勝率は67.33%

2003年?2016年のJリーグ全4152試合で0-0だった試合は274試合。つまり、3878試合でいずれかのチームが先制点を奪っている。この3878試合中先制点を奪ったチームが勝利したのが2611試合、勝率は67.33%に上る。
これは先程のホームチームの勝率42.37%を遥かに上回る数字。ちなみに引き分けは737試合19.00%なので、先制点を奪ったチームは86.33%の確率で引き分け以上の成績で、勝ち点獲得に成功する事になる。

先制点を取ったチームの勝率(年別)
2003年 64.29%
2004年 61.33%
2005年 61.46%
2006年 69.70%
2007年 68.75%
2008年 68.07%
2009年 68.35%
2010年 69.01%
2011年 66.20%
2012年 67.38%
2013年 67.24%
2014年 69.04%
2015年 66.78%
2016年 70.03%

シーズンによって幅があるものの1度として60%を下回ったことはなく、例年ほぼ60%代後半の数字で推移。つまり先制点を奪ったチームは、3試合中2試合で勝利している。

逆転勝利はわずか13.67%

一方、先制点を奪われたものの逆転勝利をした試合は、全4152試合中わずか530試合で13.67%だ。7割近い確率で先制点を奪ったチームが勝利するので当然といえば当然だが、これはかなり少ない数字だ。逆転勝利や逆転負けはインパクトが強く記憶に残るので、もっと高い割合になっているような印象があるが7試合に1試合程度しかない。

先制点を奪われたものの逆転勝ちした率(年別)
2003年 13.84%
2004年 16.96%
2005年 12.28%
2006年 12.84%
2007年 15.33%
2008年 14.74%
2009年 12.95%
2010年 10.56%
2011年 14.29%
2012年 14.18%
2013年 14.83%
2014年 12.46%
2015年 14.84%
2016年 12.20%

この数字も2004年に16.89%、2007年に15.28%を記録しているが、その他のシーズンでは15%を越える事はなく、昨シーズンは12.20%と8試合に1試合もない。

ワールドカップ決勝トーナメントではさらに顕著に

やはりJリーグでは、先制点が有利だという事が数字でもはっきりと現れていた。では、勝ち負けで敗退が決まってしまうワールドカップの決勝トーナメントではどのような成績になるのだろう。
ワールドカップの決勝トーナメント(3位決定戦も含む)で、1930年のウルグアイ大会から2006年のドイツ大会までの成績で見ると、試合数は合計182試合。このうち先制点を奪ったチームは129試合(PK戦での勝利を含む)、負けたチームは41試合(PK戦での敗退を含む)、引き分け再試合が4(ワールドカップでPK戦が行われたのは1982年スペイン大会が初)、0-0が8となっており、先制点を奪ったチームの勝率はJリーグを上回る74.1%にも上る。
また現在のように16チームによる決勝トーナメントとなった、1986年大会以降になると80.7%と更に数字が上回る事になる。 ここまでくると、先制点が重要だという事は間違いない。

なぜ先制点が有利になるのか

サッカーにおいて先制点が有利となる理由は、競技の特性としてあまり得点が入るスポーツではないという事があるだろう。
先程も書いたように、Jリーグでは1試合・1チームあたりの得点が1.39。1試合あたりに換算すると、2.78と平均3ゴールは決まらない。
なので単純に1点を奪われると、逆転するために必要な得点は2。平均3ゴールは決まらないので確率的に難しくなるのも当然だ。 また競技の傾向として、例えばバスケットボールの様な多くの得点が入るスポーツは攻撃側が有利であるといえるが、サッカーの様な得点があまり入らないスポーツは守備側が有利だともいえる。
しかし、先制点を奪われてしまうと逆転するためにはさらに攻撃に力を注がなければいけない。 となると、攻守が連動している以上守備に隙が生じる。その結果、先制点を奪ったチームがさらに有利になるという事なのだろう。
2-0はサッカーでは危険なスコアと言われる事もあるが、2点はおろか1点でも先に奪ったチームが勝利に大きく近づくスポーツなのだ。

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