アシストの定義
まずアシストの定義は色々あるが「得点に大きく関わるパス」であれば、それはもうアシストのようだ。通常のゴール前でのパス、クロスなどはほとんどが基本的にはアシストになる。 ただ、ボールを受けた選手がシュートまでに、ある程度ドリブルをするなどした場合には記録されない。
サッカーにおいて注目されるのはズバリ「ゴール」だ。しかし、そのゴールを生み出すためのラストパスである「アシスト」も試合には欠かせない要素だ。
今回はアシストについて知っておくべき7つのポイントを紹介する。これを知ればあなたのサッカー観戦がもっと楽しくなるはずだ。
まずアシストの定義は色々あるが「得点に大きく関わるパス」であれば、それはもうアシストのようだ。通常のゴール前でのパス、クロスなどはほとんどが基本的にはアシストになる。 ただ、ボールを受けた選手がシュートまでに、ある程度ドリブルをするなどした場合には記録されない。
前述の通り、アシストに明確な定義はない。Jリーグではボールを受けてからツータッチした後のゴールであれば、アシストは記録されないとされているようだが、試合を観ていると、どうやらそのルールはそれほど厳密でもないようだ。 つまりは審判団の尺度次第で、アシストはあることにもないことにもできてしまうわけなのだ。時折、試合後に「あれはアシストだった」と記録される場合もある。
一般的にゴールを決める選手の方が価値が高いとされるが、アシストを決める選手も実は価値が高いことをご存知だろうか? アシストは地味ではあるものの、ゴールを演出するのに必要不可欠なプレーだ。ただ、ゴールを決めた選手はすぐカメラで抜かれるので、やっぱりその前のアシストをした選手はさほど目立たない。
ゴールを決めた後の選手の動きに注目いただきたい。サッカーではセレブレーションと呼ばれるゴールパフォーマンスがある。 この時、セレブレーションをせずにアシストをしてくれた選手に、すぐに駆け寄る場合があるのだ。そんな時は「アシストがとても素晴らしかった」と思っていただいて間違いない。 パスを受けた後に、自分で打開して決めたゴールであれば、点を決めた選手はそのままセレブレーションをする。だが、それをしないということは、それだけアシストの質が高かったということなのだ。
アシストをする選手はゲームを作る選手である場合が多い。 アシストができるということは、パスなどの精度が高く、アシストをする前から絶えずボールを回し続け、味方を前へ前へと押し上げることができるのだ。
元日本代表の遠藤保仁選手や現日本代表のエースである本田圭佑選手はアシストを記録する代表的な選手だ。彼らは巧みなパス技術で、味方を走り込ませてゴールへと導き、ゲームの流れを作ることができる。これらの技術を持つ選手をイタリア語では「マエストロ(演奏家)」と言う。
ゴールを決める選手以上にアシストをできる選手を知っていると、通と言えるかもしれない。ここまで記事を読んでいただいた方なら、地味でありつつもアシストができる選手のゲームを作り出す美しさや、存在の重要性がお分かりいただけるはずだ。あなたもお気に入りのアシスト常連選手を見つけてみてはいかがだろうか。
サッカーにおいて重要なのは、ゴールを決めることだけではない。 得点までのプロセスも非常に重要で、ゴールを演出することができる選手の価値も非常に高いのだ。 これからはゴールシーンだけでなく、その直前のアシストシーンにも注目してみて欲しい。