ゴールキーパーは唯一、手を使って守ることのできるポジション
サッカーの試合でピッチに立てる選手は、1チーム11名である。その中でゴールキーパーは1人で、ペナルティエリアと呼ばれるエリアの中であれば手を使うことができる。手、身体、脚を巧みに使うことで相手のゴールを阻止することができるポジションだ。
ゴールキーパーのほとんどは、キーパーグローブという手袋のようなものを手にはめ、一人だけ違う色のユニフォームを着ているので、観ていてもすぐにわかる。
サッカーをもっと楽しんで観戦したいという方必見!。
観るからにはもっとサッカーのポジションやルールを知りたいと思うものだ。
今回はその中でもチームの守護神である”ゴールキーパー”の魅力をお伝えする。
サッカーの試合でピッチに立てる選手は、1チーム11名である。その中でゴールキーパーは1人で、ペナルティエリアと呼ばれるエリアの中であれば手を使うことができる。手、身体、脚を巧みに使うことで相手のゴールを阻止することができるポジションだ。
ゴールキーパーのほとんどは、キーパーグローブという手袋のようなものを手にはめ、一人だけ違う色のユニフォームを着ているので、観ていてもすぐにわかる。
サッカーは、ゴールを多く決めたほうが勝ちというスポーツだ。ゴールキーパーはチームにおいて相手シュートを阻止するための「最後の砦」という役割を担っている。 「最後の砦」というだけに、信頼と経験が必要とされ、自陣のゴール前(ゴールマウス)に立ち、全力で相手の攻撃を阻止するポジションだ。
ゴールキーパーは手が使えるので、どうしてもそのセービングに注目が集まりがちだ。
実際のところ今世界的には、ゴールキーパーにも足技が求められており、自陣の最終ラインから届くボールを直接ゴールに結びつけることを武器としているチームも少なくない。
そのため、ゴール前から放たれるパントキックと呼ばれる攻撃的なパスに注目すると、よりサッカーの試合が楽しくなるだろう。ゴールキーパーからのキックが得点に繋がると、会場のボルテージも上がる。
ゴールキーパーは自身が動いているときだけでなく、「最後の砦」に立つ選手だからこそ試合全体を後ろから見渡すことができる。
そこから試合を見渡し、予測し、前にいるフィールドプレーヤーたちに指示を送ることができ、それを「コーチング」と言う。
特にポジションが近く、同じく守備という面でプレーするディフェンダーの選手たちに、守備のバランスについてコーチングし、相手の攻撃を阻止できるような布陣を形成する。
ゴールキーパーは手を使えるが、キャッチをする場面とパンチングといってグーでボールを弾きだすようなプレーを場面によって使い分ける。
当然キャッチをする方が、自チームのボールになるのでキャッチする場面の方が多く見受けられ、それによって次の攻撃に繋げることができる。
しかし、パンチングをしてボールをはじき出すこともある。ボールをはじき出すのもただ弾け出せばよいのではなく、方向を定めていることが大切だ。はじき出したところが敵選手に渡るようなところなら、ゴール前で相手にボールを渡してしまうことになり、結局失点してしまうという場面を迎えてしまうので、パンチングしたあとのボールの行方にも注目だ。
サッカーの試合では、ほとんどの場合ベンチ要因でゴールキーパーを入れることが多い。というのも手を使える選手はピッチに一人だけであり、その選手が負傷してしまった場合、必ず交代が必要となるからだ。
当然ゴールキーパーは、フィールドプレーヤーたちとは違う役割の選手なので、ゴールキーパー同士の交代となる。試合によって交代枠が決められており、ほとんどの場合は「1試合1チーム3人」まで交代可能だ。なので、交代枠がなくなったあとにゴールキーパーにアクシデントがあったり、退場した場合は、フィールドプレーヤーがゴールキーパーをする場合もある。
今、日本のゴールキーパーの中で注目したい選手は、浦和レッズ所属の西川周作選手だ。西川選手は手を使ったプレーはもちろん、ポジショニングや味方を動かすコーチング、そして1番の武器となっているパントキックなど、ゴールキーパーとしてのすべての要素でレベルが高く、西川選手を前にすると相手選手はシュートさえも打たせてもらえないような感覚に陥るという。
日本選手の中でも非常にレベルの高い選手であり、日本代表にも常に選出されているゴールキーパーだ。
現在、世界で一番のゴールキーパーと言われているのが、バイエルン・ミュンヘン所属のノイアー選手だ。バイエルンといえばドイツを代表する世界的強豪ビッグクラブだ。ノイアー選手は、バイエルン移籍前は日本の内田篤人選手が所属するシャルケ04にも所属し、内田選手の親友として日本でも馴染みのある選手だ。
ノイアー選手は、攻撃型ゴールキーパーと言われており、恐れることなく果敢に前へ出てくるゴールキーパーだ。もちろんキックやキャッチングも超一級であり、バイタルエリアと呼ばれるゴール前からの失点もほとんどない。
良いゴールキーパーとは、「手」だけではなく、ポジショニングやコーチング、キックなど、全てのバランスが良い選手だ。
ゴールキーパーの質を見定め、意識して活躍の場面を観ることで、よりサッカーを楽しむことができるはずだ。