【1993年】胸元にはあのキャラクターが登場!
かつて無敵を誇った古河電工サッカー部を前身とするジェフユナイテッド市原。ドイツ代表のリトバルスキーが所属していた。ワールドカップを知る男に引っ張られる形でJリーグ1年目を戦った当時のユニフォーム、胸元のスポンサーロゴはゲーム機メーカーの「SEGA」。キャラクターのソニック(正式名称はソニック・ザ・ヘッジホッグ!)が一緒に登場しており、なんだかかわいらしい印象の強いユニフォームだった。またリーグ戦はmizuno製、カップ戦はasics製とサプライヤーを使い分けていることも、今となっては珍しい特徴のひとつだ。
【2005年のユニフォーム】黄色×ネイビーでチーム初タイトルを獲得
2003年から監督を務めたイヴィチャ・オシムが追求する「賢く走る」「リスクを冒すサッカー」を実践。03年は年間総合3位、翌年は同4位の成績を残した。そして2005年、ナビスコカップ優勝を飾り、チーム初タイトルを獲得する。年間総合順位も2年連続の4位となったこの年のユニフォーム、胸スポンサーを務めたのはカー用品店の「オートウェーブ」だった。千葉県の県花である「菜の花」を連想するベースの黄色と組み合わされたのは、これまでのグリーンではなくネイビー。パンツもネイビーということで、大きなイメージチェンジが図られた。
【2011年のユニフォーム】上から下まで黄色のみでコーディネート
世界最長身のフィールドプレーヤーであるノルウェー人FWオーロイ(204cm)、カナダU-20代表を経験した香港系カナダ人のマット・ラムといった珍しい経歴の選手が加入したことで話題になった。シーズンを6位で終えたこのシーズン、ユニフォームにも新たな変化が加わる。シャツ、パンツ、ソックス、上から下までイエロー一色だったのだ。サプライヤーはKappa、胸スポンサーは「富士電機」。ともに2007年から今シーズンも続く黄金コンビだ。
【2016年のユニフォーム】黄色・緑・黄色の組み合わせが復活!
再起を誓う2016年は、ケルンから浦和へ移籍した長澤和輝を期限付き移籍で獲得、パラグアイ代表のアランダも加入したのを筆頭に、昨季から20名以上の選手の入れ替えがあった。ユニフォームは伝統のジェフイエローをベースにしたもの。幾何学模様がランダムに配置されたデザインとなっている。25周年記念ロゴが右胸にワンポイントで入るほか、今年から解禁された背面・腰部分に「新昭和」のロゴが入った。今年から黄色・緑・黄色の組み合わせが復活、クラシックスタイルでJ1復帰を狙う。
【2016年のユニフォーム おまけ】ZOZOTOWNプロデュース
今年6月、クラブ設立25周年を記念して行われたレジェンドマッチで、ファッション通販の「ZOZOTOWN」がプロデュースしたスペシャルユニフォームが大きな話題を呼んだ。正面から見るとただのおしゃれなユニフォームなのだが、めくりあげると腹部あたりに秋田犬のリアルなイラストがドカンと施されているリバーシブル仕様なのだ。ゴールを決めてパフォーマンスで使わないわけにはいかないアレンジとなっている。ちなみに、GKユニフォームはこれまた奇抜なスカジャンタイプだった。
前年にもマスコットのジェフィとユニティを大胆にあしらったユニフォームを数量限定でプロデュースしたZOZOTOWN。さすが目の付け所が違う。
まとめ
Jリーグ元年を戦った「オリジナル10」でありながら、J2の長いトンネルからなかなか抜け出せないジェフユナイテッド千葉。ジェフイエローに染まったスタジアムをJ1の舞台で観てみたい。今後の戦いぶりに期待したいところだ。