前後期制のシーズン
まず最初に、シーズンの方式について説明していきます。 現在のJリーグはシーズンの総試合数を分割して1stステージと2ndステージに分けて戦う方式を採用しています。 このような方式を採用することにより、野球のようにポストシーズンを発生させるようにしてさらなる盛り上がりを狙っています。 1st,2ndシーズンの優勝チームは、最終的に行われるポストシーズンへの出場が約束され、優勝する資格を持ったチームになるのです。
Photo by EsraKeskinSenay/Shutterstock.com
2015年からJリーグは優勝の方式が大きく変わってしまったので、これまで見てこなかった人にとっては特にわかりにくく感じ出てしまったのではと思われます。 本稿では、そんなJリーグの優勝条件に付いて分かりやすく説明します。
まず最初に、シーズンの方式について説明していきます。 現在のJリーグはシーズンの総試合数を分割して1stステージと2ndステージに分けて戦う方式を採用しています。 このような方式を採用することにより、野球のようにポストシーズンを発生させるようにしてさらなる盛り上がりを狙っています。 1st,2ndシーズンの優勝チームは、最終的に行われるポストシーズンへの出場が約束され、優勝する資格を持ったチームになるのです。
そして、次はポストシーズンへの出場クラブについて説明していきます。
ポストシーズンへ出場できるクラブは、「1stステージ優勝クラブ」、「2ndステージ優勝クラブ」、「年間勝ち点上位3クラブ」が該当します。
そのため最大で5クラブ出場が可能となるのですが、もちろん1st、2ndの優勝クラブが年間勝ち点上位3位に入る可能性が非常に高いです。
そのような時は繰り上がり出場などはなく、あくまで条件に合致しているクラブのみの出場となります。
つまり、最高で5クラブ、最低で3クラブのポストシーズン出場が約束されているのです。
ポストシーズンに登場するクラブは、年間での成績が下の順にトーナメントの下の位置に配置され戦うことになります。
その戦いはスーパーステージ(SS)と呼称され、最終的に優勝を決定するJリーグチャンピオンシップへの進出権を争うのです。
2015年は3クラブがポストシーズンに出場しましたが、2nd優勝・年間勝ち点1位という最上位の成績を残したサンフレッチェ広島が、シードされる形で無条件のチャンピオンシップ出場を果たし、1st優勝・年間勝ち点2位の浦和レッズと、年間勝ち点3位のガンバ大阪がSSでチャンピオンシップ進出を争いました。
SSで最終的に勝ち上がったクラブ同士がぶつかる決勝の舞台がJリーグチャンピオンシップであり、そこでようやく優勝クラブが決定することになります。
シーズンでの戦いが重要なのは間違いありませんが、このチャンピオンシップは短期決戦なのでこの戦いで全てがかかっているという意味でも大きなプレッシャーがかかることは容易に予想できるでしょう。
このようにシーズン、ポストシーズンの厳しい戦いを制した先に、Jリーグの栄冠を勝ち取ることができるのです。
上記のようにややこしい印象を与える現在のJリーグの優勝条件ですが、来季からは年間勝ち点でそのまま優勝を決定する方式が復活したので、これまでの馴染み深い方式が帰ってきます。 もともと2ステージ方式は過去に採用していたものを復活・改良したものだったのですが、いろいろと賛否があったのでこの決定に喜んでいるという人もいるのではないでしょうか。 なにはともあれ今後多くのサッカーファンにとって楽しく観戦することができるようなJリーグであってほしいですね。
シーズンの戦いももちろんですが、Jリーグには2つのカップ戦が存在しますのでそちらの方も見逃すことができません。 今シーズンはどのようなドラマが生まれるのか、これから多くの方が楽しみにしていることでしょうね。