ハリル監督解任、後任に西野氏
日本サッカー協会(JFA)が4月9日、記者会見を行い日本代表監督のハリホジッチ氏の監督解任を発表。後任にはJ1ガンバ大阪、名古屋グランパスなどで監督を務め、現日本協会技術委員長の西野朗氏が就任した。
JFAの田嶋幸三会長によると、ハリル監督解任の理由の一つに、選手のとのコミュニケーション不足や摩擦を挙げ、マリ戦、ウクライナ戦で信頼関係が致命的な状況になったため、解任を決断したとしている。
西野氏の指名に関しては、スタッフの中で最も経験が多く監督、スタッフ、選手間のコミュニケーションに献身的であることを理由に上げている。
会見で、大会開幕2か月前の監督交代を招いた責任を問われた田嶋会長は「(W杯で)勝つことで責任を果たす。オールジャパンで日本代表をよくしていきたい」と語った。
W杯本大会で日本人監督が采配を振るうのは岡田武史氏以来2人目。西野氏は1994年のアトランタ五輪でU-23日本代表を率い「マイアミの軌跡」と呼ばれる強豪国ブラジル撃破を成し遂げた。柏レイソル、ガンバ大阪、名古屋グランパスなどで指揮を執り、2006年にはガンバ大阪をリーグ初優勝に導いた。2016年からはJFA理事に就任し、技術委員長に就任した。
後任の技術委員長を含めたスタッフは12日までに理事会に報告後、決定される。