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【AI予想】今週のWINNER ワールドカップ ピックアップマッチ ドイツ―日本

2022 11/18 06:00SPAIA編集部
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2022年11月23日 グループE第1戦 ドイツ―日本 AI予想

2022年11月23日 グループE第1戦
ドイツ―日本
☆その他ホーム勝利 14.29%
 0-2 12.24%
 2-1 10.20%
 3-0 10.20%
 1-0 8.16%
 1-1 8.16%

WINNER予想のポイント

ドイツ:W杯の対アジアは7勝1敗と圧倒的な強さ。前回大会GS敗退の雪辱を期す!

日本:W杯初戦は2勝1分3敗。前回ドイツを破った韓国に学び、守備の耐久力で勝負


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ドイツのハイプレスの沼に沈んで大敗か、守備戦略を練り奇跡を起こすか

サムライブルーの熱い戦いが、いよいよ火蓋を切る。初戦の相手は4度の優勝を誇る欧州列強のドイツ。なお、AIのシステム上では「ホーム」がドイツ、「アウェイ」が日本の扱いになる。

現在のFIFAランクは日本が24位、ドイツが11位。ただ、順位以上にAIは両国の力の差を算出、ドイツが4得点以上を奪う「その他ホーム勝利」の確率を予想スコアの最上位に挙げた。これは客観的に見れば妥当な数値かもしれない。

優勝候補にも挙げられるドイツの源泉になっているのが、ハンジ・フリック監督が推し進める超ハイプレス戦術「ゲーゲンプレス」だ。全体のラインを高く保ち、ハイテンポにパスをつなぎ、多角的に敵陣深くまで進む。その際、守備の準備も行い、ボールを失った刹那、数人が猛烈な勢いでボールホルダーにカウンタープレスを仕掛ける。

もはや攻守の切れ目のないシームレスなサッカーの沼にハマったら最後、相手は簡単には抜け出せない。W杯予選ではリヒテンシュタイン戦での9-0をはじめ、ドイツはほとんどの試合で相手を凌駕し、9勝1敗・36得点(平均3.6点)4失点と圧巻の数字を残した。

過去のW杯予選を振り返ってもドイツは、アジア(豪州を含む)勢に対し、7勝1敗と寄せ付けなかった。02年大会の対サウジに8-0の歴史的圧勝を収めたほか、10年大会で豪州に4-0、1990年大会(当時は西ドイツ)でUAEに5-1と、3度の大勝を飾っている。

参加国が現行の32カ国になった1998年大会から6大会の初戦の通算成績においても、ドイツは5勝1敗。前回大会でメキシコに0-1と不覚の敗戦を喫したものの、前記のサウジ戦や豪州戦など圧勝が多い。初戦の総得点は22点(平均3.7点)、失点はメキシコ戦以外では06年大会のコスタリカ戦(4対2)で許しただけである。

片や日本は、初出場した1998年大会から初戦の通算成績は、2勝1分け3敗と負け越している。計6戦の総計は7得点9失点と欧州の巨人とは雲泥の差。また、W杯での対欧州勢との成績も2勝3分け5敗と分が悪い。

しかしながら、AIは日本の「2-0」勝利に対し、2番目に高い確率を出したのだ。過去の実績、現有戦力では到底かなわないが、戦い方次第では勝算がある。日本が参考にしたいのは、過去にドイツが格下に失態を演じた2試合、前回大会の韓国戦(0-2)と今年9月のUEFAネーションズリーグ・ハンガリー戦(0-1)だろう。

韓国はボランチに本職がCBの選手、FWに中盤の選手を抜擢、ハンガリーは「5-4」の守備ブロックを敷いて臨んだように、それぞれ割り切って守りを固めたのが奏功したに違いない。ドイツのボール支配率は両試合とも7割超、ハンガリー戦の後半に至っては8割を超えていた。ドイツの強烈なプレスを回避するためにも、あえてボールを持たせて自陣に引きこもる。いい意味での“消極的サッカー”を講じれば、奇跡が起きる可能性はある。

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