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ついにサッカー選手に!?ボルトの新たな挑戦

2018 3/4 09:59dai06
ウサイン・ボルト
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Ⓒゲッティイメージズ

2018年春 始まるかもしれないボルトの新たなチャレンジ

サッカー選手になることを夢見ているとされるウサイン・ボルト。彼は2018年3月にBVボルシア09e.V.ドルトムント(以下、ドルトムント)のトライアルを受けることが決まっている。

ドルトムントといえばサッカー界きってのスプリンター、ピエール・エメリク=オーバメヤンが在籍していたことで知られるが、ボルトの入団は本当にかなうのだろうか。トライアルでは身体能力の調査に加え、無論サッカーの技術も問われる。その水準をクリアしなくてはサッカー選手になることができない上に、ドルトムントという強豪でのトライアルともなるとその難易度はさらに高そうだ。

ボルトは陸上競技を始める前はサッカーをやっていたこともあり、その技術はなかなかのものだ。サポーターであり、ゆくゆくは入団を夢見ているというマンチェスター・ユナイテッドFCの練習場や、日本の川崎フロンターレの練習場にも足を運びプレーを披露。すでに多くのサッカー選手達と交流を深めている。

もしかするともしかする……。そんなボルトの新たな挑戦は2018年春から始まる。

経済効果は絶大か、ドルトムントがダメでも他のクラブならプレーは可能?

前述のドルトムントでのトライアルが上手くいかなかったとしても、ドルトムント以外のクラブならプロ入りも夢ではないだろう。具体的に言えば、リーグ中位を争う小さなクラブや2部リーグに所属するクラブだ。

ボルトがそのようなクラブで満足するかどうかはわからないが、それでもプロのクラブであることは確かで、レベルは決して低くはないだろう。第一、いくら世界最速とはいえ陸上競技の選手であり、ボルトはすでに30代。サッカー選手に転向できるというだけでも奇跡に近い。

また、ボルトがサッカー選手としてプロ入りすれば、彼が在籍するクラブにもたらされる経済効果は絶大だろう。グッズやユニフォームは売れることは間違いなく、これまで陸上でボルトを応援してきたサポーターがサッカーに流れてくることにも期待できる。少々品のない話になってしまったが、そういった面からもボルトをプロのサッカー選手として迎え入れる価値はありそうだ。

ボルトは9秒58のスピード感でドリブルできるのか

ボルトが見事プロの選手になった時、彼はどこのポジションでプレーすべきなのだろうか。もちろん、彼の1番の武器はその足の速さだ。100mを9秒58で走る選手がピッチにいることは非常に大きな意味を持つに違いない。

しかし、大前提としてサッカーは常に走ることが求められる競技ではあるものの、プレーの基本はパスとドリブルにある。仮にボルトがパスの技術は問題ないとしても、ドリブルはどうだろうか。100mを9秒58で駆け抜けるのと同等にドリブルすることができるだろうか。

結論からいえば、それは難しい話だろう。ボールを蹴ること、ボールに意識を巡らせること、そして近付いてくる相手選手からのプレスをかわすこと、そういった様々な要素がボルトの走りを阻害し彼の速さを最大限に活かすことは難しい。ただ、オフサイドラインを完璧に抜けきった時やサイドでフリーになった時であればかなりのドリブルスピードを発揮することは可能だろう。

オフ・ザ・ボールで活かせるボルト、適正ポジションはDF!?

近年のサッカー界では、オフ・ザ・ボールの動きが尊ばれるようになってきた。味方のボールの運びに合わせてボールを持っていなくとも自分が動くことで相手のマークを引きつけたり、自らをカウンターの起点にしたりする。このようにボールを持っていない時の動きであれば、ボルトは誰よりも速く動けるはずだ。

しかし、こうした動きはサッカーの経験が物を言う。自身の動きだけでなく、味方の動きや相手の動きすべてを計算した上で動けなくては機能しない。ボルトは非常に才能のあるアスリートだが、こうした動きをこれからどこまで熟成させられるかは未知数だ。

だとすれば、ボルトに最も適したポジションはDFかもしれない。筋骨隆々の196cmという体躯はDFとしてうってつけだ。DFならばFWほどドリブルの技術も必要とされない上に、ボールを持たずとも貢献できる。自陣に侵入してくる選手に思い切りフルスピードで迫ることができる。196cmの大男が100mを9秒58で走ってくる。こんな恐ろしい存在がいて良いのだろうか。この恵まれた身体能力を活かしてのセットプレーも強そうだ。DFであってもセットプレー時にはぜひ走り込んでもらいたい。

果たしてボルトはどのような挑戦を見せるのか、要注目だ。

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