グループEのブラジルに迫るライバルとは?
グループEにはブラジルの他に、スイス、コスタリカ、セルビアといった国々が名を連ねた。一見するとこの4ヶ国のなかではブラジルが頭一つ抜け出た印象を受ける。
2014年にはまさかの結果となったブラジルだが、これまでのカナリアの功績は色褪せることはなかった。現存戦力を鑑みても間違いなく世界レベルにある国だろう。
ただ、スイス、セルビアの2ヶ国には注意すべきだ。スイスはポルトガルに競りつつ欧州予選グループBを2位通過。
セルビアはグループDを首位で通過している。 後にもこの2ヶ国の注目選手を紹介するが、ブラジルにも油断できない戦いが待っているに違いない。
ブラジルが戦うグループEの日程を確認
ここでブラジルが戦うグループEの日程を確認していこう。なお、開催日時等は変更のおそれもあるため、当日が近付いた際に改めて確認していただきたい。
- 6月17日開催 日本時間21:00キックオフ コスタリカVSセルビア
- 6月18日開催 日本時間3:00キックオフ ブラジルVSスイス
- 6月22日開催 日本時間21:00キックオフ ブラジルVSコスタリカ
- 6月23日開催 日本時間3:00キックオフ セルビアVSスイス
- 6月28日開催 日本時間3:00キックオフ セルビアVSブラジル
- 6月28日開催 日本時間3:00キックオフ スイスVSコスタリカ
ブラジルの初戦は18日スイスの一戦となるようだ。
涙のネイマール!悪夢の2014年から4年
2014年、ブラジルでのワールドカップでネイマールは涙を飲んだ。ネイマールは母国のエースとしてチームを牽引するも、準々決勝のコロンビア戦でスニガからファウルを受ける。
ピッチに崩れ落ちた彼はそのまま立ち上がることができず、担架に乗せられピッチから退場。後に脊椎骨折と診断され、最高の舞台から姿を消すことになる。
後に彼はスニガと和解しているものの、母国で輝く最高の機会を失ったことの意味は大きい。ネイマールがいなくなった後のブラジルメンバーのプレーぶりにも輝きはなく、準決勝ではドイツに7-1という大敗を喫した。
それから早4年。2018年のワールドカップはすぐそこまで迫っている。ネイマールが笑顔でトロフィーを掲げる姿を我々は見ることができるだろうか。
対抗馬のスイスとセルビア!注目すべき2人のMF
ここでブラジルの対抗馬であるスイスとセルビアの注目MFをご紹介しよう。スイスで注目すべきはグラニト・ジャカだろう。
ジャカはプレミアリーグのアーセナルFCの中盤の底でプレーし、ピッチのどの位置にも美しいパスを運ぶことができる司令塔的存在だ。大柄な身体を活かしての守備も得意で、スイスの要といえよう。
セルビアにはセルゲイ・ミリンコヴィッチ=サヴィッチという期待の若手がいる。1995年生まれの彼はSSラツィオに所属し、急成長を遂げている。
パス、守備、前線への攻撃参加などマルチに才能を発揮していることから、NEXTポール・ポグバと思えばイメージしやすいだろう。今回のワールドカップで経験を積み、さらなる飛躍を遂げてもらいたい選手の1人だ。
グループEを突破するのはブラジルか
前述の通りスイスとセルビアはブラジルの対抗馬になる得る存在だが、順当に試合が進めばブラジルのグループステージの突破はやはり手堅いだろう。それだけブラジルの戦力や再起を誓う想いには並々ならぬものがある。
となれば、その後に続くのはスイスかセルビアと予想するのが自然だろう。攻撃的な戦力を鑑みるとスイスの陣容に軍配が上がりそうだが、堅牢な中盤を有するセルビアを侮ることもできない。正直この2ヶ国の行方は読めない。
一方コスタリカはどうかというと、2014年のワールドカップで大活躍したGK、ケイロル・ナバスには期待がもてる。ただ全体的な戦力では他の3ヶ国に見劣りしてしまい、厳しい戦いとなるのは避けられないだろう。
ブラジルが戦うグループEは、サッカーファンの多くがブラジルの戦いに注目するのは間違いない。それは以前のワールドカップでの燦々たる結果を思えばなおさらだろう。ただ、その他の3ヶ国にもぜひ注目いただきたい。