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【不可測】2018年ワールドカップ!アルゼンチンのグループD注目ポイント

2017 12/25 10:14dai06
アルゼンチンサッカー
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不可測!展開がわからないグループDの顔ぶれ

グループDに名前を連ねたのは、アルゼンチン、アイスランド、クロアチア、ナイジェリアの4ヶ国だ。
アルゼンチンは南米予選をギリギリで通過してきたものの、リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、アンヘル・ディ・マリアらを擁する強豪であることに疑いの余地はない。

クロアチアに関しても、ルカ・モドリッチやイヴァン・ラキティッチら技術に長けた選手が多く、強豪と言ってよいだろう。ナイジェリアにもヴィクター・モーゼスやアレックス・イウォビら、アーメド・ムサらパワフルな選手が多くやはり強い。
そして軽視されがちなアイスランドだが、EURO2016では史上初の出場に加えて、イングランドを破るなど素晴らしいプレーを連発。彼らの活躍とバイキングクラップは大きな話題を呼んでいた。

この4ヶ国の戦いは、その展開が読みにくい。いずれも強豪であることは間違いなく、グループステージ突破が見込まれるアルゼンチンが敗れる可能性もゼロではないだろう。

心配されるアルゼンチンとリオネル・メッシ

アルゼンチンを率いているのは、リオネル・メッシ。言わずと知れた世界最高峰のスーパースターだ。
そんなメッシだが、代表での活躍には恵まれないままキャリアの終盤を迎えつつある。疑問視されるアルゼンチンサッカー協会のあり方や、敗れた時の国民からの痛烈な批判。
メッシは常にこの板挟み状態のさなかにありつつも、アルゼンチンのエースとしてプレーしてきた。

一時は代表引退を示唆したものの彼は代表に戻り、度肝を抜くようなプレーを我々に披露してくれている。だが、そんなメッシも若くはない。
この2018年のワールドカップが、メッシの最後のワールドカップになる可能性があることを我々は知っておくべきだろう。今大会で最も注目すべき選手かもしれない。

魅せるクロアチア!モドリッチ&ラキティッチのプレー

クラブではライバルとしてプレーするルカ・モドリッチとイヴァン・ラキティッチ。
それぞれレアル・マドリードCFとFCバルセロナの中盤を担い、チームに欠かせない存在としてプレーしてきた。ボールを蹴らせればどこであろうと正確かつ速度を計算したパスを送り込み、豪華絢爛な攻撃陣をサポート。
両クラブの鮮やかなゴールの数々は、司令塔の彼らなくして生まれなかっただろう。

この2人がクロアチア代表で共存できるのは本当に素晴らしいことだ。赤と白の市松模様のユニフォームを着用し、同じチームのためにプレーする光景。リーガ・エスパニョーラでは観ることのかなわない光景が実現するのだ。
前線にはマリオ・マンジュキッチ、ニコラ・カリニッチらセリエAで活躍するFWがいる。この2人に上質なパスを供給し続けられれば、クロアチアのグループD突破も難しくない。

注目されるナイジェリアの移動事情と資金難

グループDを戦うナイジェリアは、サッカーの内容はもちろんのこと、その移動も注目されるに違いない。というのも、2016年のリオデジャネイロ五輪のナイジェリアの選手団は、なんと試合開始約6時間前に現地入り。
資金難を含めたナイジェリアのサッカー協会の準備不手際もあり、飛行機のチャーターが間に合わなかったようなのだ。本来であれば当日の現地入りはありえない。
数日前に到着し現地の環境にできる限り順応し、最終調整を行ってから試合に臨まなくてはならないからだ。

それでも日本相手に5-4と勝利してしまうのだから驚きだ。ナイジェリアの移動事情が整えられ、万全の体制で試合に臨むことができれば、一体どれほどのプレー可能なのだろうか。
2018年のワールドカップでこそ、最高のナイジェリアを観てみたい。