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【図解】あなたと同じ出身地の選手は誰?2017年サッカー日本代表の出身地と割合

2017 10/27 15:14SPAIA編集部
本田 圭佑
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出典 mooinblack/Shutterstock.com

2017年アスルクラロ沼津がJリーグ入りし、クラブ数は54となった。 クラブ数の増加に伴い登録選手も1558名と大幅に増えた。 ファンの間ではどの都道府県が強い選手を輩出できているかなど話題に上る。そこで、SPAIA編集部ではインフォグラフィックにまとめてみた。

都市圏が強い理由

「サッカーダイジェスト2017 J1&J2&J3選手名鑑1558選手 出身都道府県別トップ5」によるとJリーガーの出身地トップ5は以下のようになっている。 1位 東京(FC東京、東京ヴェルディ、町田ゼルビア)159名
2位 神奈川(川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、湘南ベルマーレ、横浜FC、SC相模原、Y.S.C.C.横浜)148名
3位 埼玉(浦和レッズ、大宮アルディージャ)114名
4位 大阪(ガンバ大阪、セレッソ大阪)110名
5位 千葉(柏レイソル、ジェフ千葉)99名

人口分布の関係性もあるが、東京出身者、関東近郊に偏っているのがわかる。 次に、2017年日本代表として招集された選手の出身地をグラフィックで見てみよう。

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1位 東京 5名
2位 大阪 4名
3位 兵庫、埼玉 各3名
4位 大分、熊本、三重、広島 各2名
5位 和歌山、福島、福岡、長崎、千葉、静岡、青森、神奈川、新潟、鹿児島、滋賀、山口、京都、宮城、愛媛 各1名


ここでも関東・関西合わせて全体の半分以上を占めており、Jリーガーが都市部出身に集中している傾向がある。今回、選手が育った地域まで調査していていないため根拠は弱いが、都市部出身とする選手が強い理由として、東京や大阪などの都市部では、他の地域と比べてサッカーの自由度が高いということが挙げられるのではないだろうか。
ユースチームの数も多く、自分に合ったチームを選ぶことができる。そして選べるのはチームだけではない。人がたくさん集まる都市部には、サッカーに関わる様々な人が集う。
優秀な人が集えば環境も整い、「強豪」と呼ばれる学校やチームに育っていく可能性も高いだろう。その名に惹かれて他県から強い選手を引き寄せるエコシステムが出来上がるわけだ。

もちろん、これが全ての選手に当てはまるわけではない。都市部以外の地方でサッカーを始め、地方でプロとなり世界と戦う選手もたくさんいる。
「自分に合ったサッカーとどこで出会えるか」が大切なのである。