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【現役高校生】これからの日本サッカー界を背負う注目DF&GK

2017 10/13 10:05dai06
高校サッカー
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流通経済大学付属柏高等学校のDF!関川郁万

関川郁万選手(以下、敬称略)は、流通経済大付属柏高等学校で主にCBを務めるDFだ。生年月日は2000年9月13日。

これまでには2016年と2017年のインターハイで、優秀選手に選出。2017年には優勝も経験している。
U年代の日本代表にもよく招集されているのだが、ケガなどもあり辞退していることがある。しかし、招集は続けられており、協会が彼の才能に一目も二目も置いていることは確かだ。

彼の持ち味はCBとしては尋常でないほどの得点力だ。2017年のインターハイでは惜しくも得点王を逃したが、それでも大会中に4得点を記録。CBとしては十分過ぎる数字だろう。

彼はその得点力をレアル・マドリードCFのCBであるセルヒオ・ラモス選手(以下、敬称略)の動画から学ぶという。ラモスは関川同様に得点力に優れるCBで、空中戦での勝負強さ、そして試合終了間際での得点力には目を見張るものがある。ゆえに、本職がCBだとしても彼がゴール前にいることは相手選手の大きな脅威となる。

その点で言えば、関川がラモスから学び、やはりそのラモス同様に得点を伸ばしているのはさすがとしか言いようがなく、目の付け所も的確だ。彼は自身の力をよくわかっている素晴らしい選手だろう。
無論、CBとしての守備力も一流で、的確な読みと当たりの強さでいくつもの危機を救ってきた。

願わくば関川が、日本のA代表でも活躍してくれることを祈りたい。

前橋育英高等学校のDF!角田涼太朗

前橋育英高等学校のDFとして活躍するのが角田涼太朗選手(以下、敬称略)だ。生年月日は1999年6月27日で、本職はCB。

これまでには、第95回全国高等学校サッカー選手権で準優勝を経験。U18日本代表候補にも選出されており、更なる成長を遂げることで今後の招集も増えるだろう。

彼の持ち味は伸びのある守備にある。相手の攻めに対して落ち着いて足を伸ばし、クリーンにボールを奪うことができるのだ。カバーできるエリアが広く、味方は彼の存在のおかげで後顧の憂いなく前へ出ることができる。

果敢な攻撃が注目されがちな前橋育英高等学校だが、彼のような存在がいることで成り立っていることを忘れてはならないだろう。

前橋育英高等学校のDF!渡邊泰基

前橋育英高等学校のDFである渡邊泰基選手(以下、敬称略)は主にSBを務める。生年月日は1999年4月22日だ。

前述の角田同様に、第95回全国高等学校サッカー選手権で準優勝し、2017年には日本高校選抜のメンバーにもなっている。

彼のメインであるSBの位置では、果敢に上下動を繰り返し攻守で活躍している。攻撃では常に前を向き突破を試み、そのまま精度の高いクロスやによって味方のゴールを演出することができる。
彼の美しいクロスは味方に届けば、そこでチャンスが生まれるのは必至だ。攻撃にリズムとアクセントを加えてくれる素晴らしいSBだろう。

守備面では相手の攻め上がりに対してすぐにマークにつき、粘り強い守りを披露する。

渡邊はこの攻守での多大な貢献が見込まれ、7月半ばにはアルビレックス新潟に入団することが内定した。タレントが枯渇しがちなSBにおいては、渡邊のような逸材はどのクラブも欲しがるはずだ。アルビレックス新潟が先んじて獲得に成功したことの意味は大きい。

東福岡高等学校のDF!阿部海大

東福岡高等学校のDFで、主にCBとしてプレーしているのが阿部海大選手(以下、敬称略)だ。生年月日は1999年9月18日。

彼はスマイス・セレソンというクラブの出身で、小さな頃から高いレベルでサッカーに親しんできた。 これまでには第95回全国高等学校サッカー選手権、2017年のインターハイ等で優秀選手に選ばれている。なお、第94回大会の高校サッカー選手権では優勝も経験している。

身長184cmと大柄な彼は、激しいディフェンスが持ち味の選手だ。相手選手への激しいプレスや味方選手とのディフェンスラインの統率も行い、堅固な守備陣を形成する。
険しい表情かつ丸刈りの外見も勇ましく、対峙する選手は戦々恐々とさせてきた。極めて強烈な存在感を放つ素晴らしいDFだ。

日本代表のU年代にも召集されており、スペイン、ポルトガル、カタールなどに遠征し、着々と技を磨いている。これからの国際舞台での活躍も期待できる逸材だ。

流通経済大学付属柏高等学校のGK!薄井覇斗

流通経済大学付属柏高等学校のGKが薄井覇斗選手(以下、敬称略)だ。生年月日は1999年7月11日。

2017年のインターハイでは優秀選手に選ばれており、同大会の準決勝ではPKを止める活躍を見せている。同高校は堅実な守備もあり、薄井の仕事はあまり多くはないが、ここ一番での仕事には目を見張るものがある。

もちろん、ゴール前に危険が生じれば、彼の守りが活きる。相手のクロスやパスの弾道を即座に判断し、飛び出してシャットアウトする。ゴールに直結するようなシーンを作らせないことが、彼の働きはとても評価できる。
精度の高いロングフィードやラインコントロールにも定評がある素晴らしいGKだ。

SNSなどでは自身の評価をチェックするとともに、ACミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマ選手などの動画を観ているようだ。実戦と反省を繰り返す薄井は、間違いなくこれからも伸びる選手だろう。

関東第一高等学校のGK!北村海チデイ

関東第一高等学校きっての逸材GKが北村海チデイ選手(以下、敬称略)だ。生年月日は2000年9月17日。 北村海チデイは、ナイジェリア人の父と日本人の母の下で生まれた。名前は「北村」と「海チデイ」で区切られる。

北村は埼玉県の強豪サッカークラブ、グランデFCの出身で関東第一高等学校に入学すると、1年生ながら出場機会を得るようになる。2017年のインターハイでは優秀選手にも選ばれている。

身長は174cmとGKとしては小柄ながら、身体能力に優れるセービングが特徴だ。並の選手であれば届かないようなコースに飛んでくるシュートに対しても、即座に反応し高く遠く跳躍する。
周囲からの評価は非常に高く、守護神として成長を続ける北村だが、本人は常に冷静だ。
「自分的にはあまり成長できていない。もっとできると思っている。チームを鼓舞し、リーダー的な存在になりたい」と語っている。

彼はこの言葉通り、後方から大声をあげチームをサポートしている。参考にしているのは、FCバルセロナのGKテア・シュテーゲン選手だそうだ。
北村であれば彼のように、後方からゲームを作ることのできる守護神になれるかもしれない。