【変幻自在】彼を止める者はもういない!イスコという魔法使い|【SPAIA】スパイア

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【変幻自在】彼を止める者はもういない!イスコという魔法使い


多くのスターを生むバレンシアとイスコ

1992年4月21日生まれのフランシスコ・ロマン・アラルコン、通称イスコ選手(以下、敬称略)は、バレンシアCF(以下、バレンシア)のユース出身だ。

バレンシアは、これまでにも多くの有望株を発掘している。FCバルセロナ(以下、バルセロナ)のジョルディ・アルバ選手、アンドレ・ゴメス選手、マンチェスター・シティFCのダビド・シルバ選手(以下、敬称略)などもバレンシアに所属し名を高めた。

イスコはバレンシアのユースで経験を積み、2011年にマラガCF(以下、マラガ)に移籍。2011-13シーズンまでマラガの躍進を支えた。

苦境に立たされるマドリード加入直後のイスコ

マラガの経営状態が悪化すると、2013年の夏にレアル・マドリードCF(以下、マドリード)に約38億円で移籍した。
活躍を期待されるも、マドリードは4-2-3-1のシステムから4-3-3にシステムを変更。イスコが最も得意としていたトップ下のポジションがなくなったことや、他の選手の活躍もあり、彼は控えに甘んじるようになった。

さらに、2014年のワールドカップ開催後には、同大会で大ブレイクしたハメス・ロドリゲス選手(以下、敬称略)がマドリードに加入。背番号10を背負った。
ハメスはイスコと同じくトップ下を主戦場とする選手で、マドリードが基本システムを4-2-3-1に戻してからはスタメンを張るようになった。
背番号10、移籍金約110億円ということも相まって、ハメスはイスコよりも重宝されていた。2013-16シーズンまでのイスコのリーグ出場試合数はいずれも30を超えるものの、途中出場が多く、単発的な活躍しかできなかった。

さらには、2015-16シーズンのラファエル・ベニテス監督との確執もあり、移籍の噂が広がる。2017年には「バルセロナのロゴ入りポテトチップス事件」により、移籍報道が過熱。このポテトチップス事件は、イスコがSNSに投稿した写真に、バルセロナのロゴが入ったポテトチップスが映っていたことに端を発する。しかもイスコは笑顔で友人たちと写真を撮影しており、「バルセロナと個人合意済みか」かといった報道がなされた。

しかし、その後イスコは「バルセロナを食ってやる(くらいの活躍をしてやる)」という意味合いでの投稿だったと説明し、移籍を否定した。

ハメスの不調で水を得たイスコ

2014年に加入しイスコの試合出場を阻んだハメスだったが、コンディションの維持ができなかったことや、私生活の乱れ、ジネディーヌ・ジダン監督(以下、敬称略)との不和が噂されるようになり、出場機会が少なくなっていく。
そのなかでイスコは2016-17シーズンに調子を上げ、ハメスを押しのけるような活躍をするようになる。リーグでは30試合に出場し、10得点を挙げる活躍を見せた。

ジダンはこのシーズンでローテーション制をとっていたため、多くの選手のプレー時間が短くなったものの、一瞬一瞬の切れ味が増していた。イスコはこの流れに問題なくついていけたが、ハメスはこの流れについていけなかった。

2017-18シーズン、他のクラブへの完全移籍を噂されたハメスだったが、選んだのはバイエルンへの2年間のレンタルだった。バイエルンにはかつて自分をマドリードに連れてきたカルロ・アンチェロッティ監督(以下、敬称略)がおり、ハメスがレンタルを決断したのも彼の存在が大きい。

かくしてイスコの最大のライバルはマドリードからいなくなった。ジダンの下でイスコは水を得た。

魔法を使うイスコとマドリードの攻撃

サッカー選手には「魔法使い」と称される選手が何人かいる。魔法使いはテクニカルなパスやシュートを放ち、試合展開を変えられる選手のことを指す。
イスコの同胞で挙げるなら、サンティ・カソルラ選手やセスク・ファブレガス選手、同じくバレンシアに所属していたシルバなどがそうだろう。

イスコの愛称は魔法を意味する「マヒア」だ。
ドリブルスピードはあまり速くはないが、キレは十分だ。1つ1つのタッチが柔らかく、足元に吸い付くようなドリブルを得意とする。そしてそのドリブルの最中に、針の穴に糸を通すがごとく正確なパスを繋いでいく。しかも、イスコの場合はマイナス方向(自分よりも後ろの方向)に向かってパスを出すのも得意だ。

相手選手からすれば、変幻自在のイスコの動きについていくことが難しく、味方選手にとってはイスコのプレー1つで試合の流れを変えるチャンスが生まれる。

マドリードの攻撃は、クリスティアーノ・ロナウド選手とギャレス・ベイル選手の両翼からのカットインを持ち味としているが、イスコやカゼミーロ選手らの台頭に従って中央からの崩しもできるようになった。さらには、トニ・クロース選手やルカ・モドリッチ選手らのロングパスもアクセントになっている。つまり、いつどこからでも相手を崩せるのが近年のマドリードだ。

2015-17シーズンのCL連覇もこの多彩な攻撃パターンによってもたらせたものだ。マドリードは対戦相手に応じて、臨機応変に戦うことができる。

イスコの立場はこのまま盤石なのか?

ハメスの退団により、イスコの立場はかなり良くなった。ハメスの2年間ものレンタル移籍も事実上は、ジダンの構想外であることを意味する。しかもこのレンタルには買い取りオプションが付いており、もはやハメスはマドリードの選手ではないと考えるのが妥当だ。過去の問題からジダンがハメスを呼び戻すとも考えにくく、ハメスの心も恩師アンチェロッティの下にある。

ただ、この先もイスコの立場が盤石なものであるとは言い難い。それはマドリードが毎シーズンのように補強を続けていることと、選手層が厚いからだ。
特に1996年生まれのマルコ・アセンシオ選手(以下、敬称略)の活躍には目を見張るものがある。落ち着いたパスワークと正確なシュートセンスは、今後10年間はマドリードの財産となるはずだ。

2017年8月のバルセロナとのスーペル・コパ2ndレグでは、バルセロナの心を砕くようなミドルシュートを決めており、GKは一歩も動けなかった。なお、アセンシオは1stレグでもゴールを決めており、結局マドリードは5-1で勝利した。

イスコが定位置を確保し続けるには、このアセンシオを寄せ付けないような活躍を継続して行う必要がある。幸いなことにイスコの場合は、トップ下に限らずサイドや中盤の深い位置でもプレーできるため、ポジションにこだわらなければプレー自体は可能だろう。

しかし、イスコが魔法使いとして最も美しく輝けるのは、やはりトップ下だ。これからも周囲を驚かせるような魔法の数々を見せてもらいたい。

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