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【新生ミランの柱】闘将が選んだ赤の道、レオナルド・ボヌッチ

2017 9/13 14:03dai06
レオナルド・ボヌッチ選手
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元はインテルの選手?レオナルド・ボヌッチのユヴェントス加入

イタリアを代表するDF(CB)、それがレオナルド・ボヌッチ選手(以下、敬称略)だ。生まれたのは1987年5月1日。

ボヌッチはユヴェントスFC(以下、ユヴェントス)不動の3バックの一角としてよく知られるが、実際にはそのライバルチームであるインテルナツィオナーレ・ミラノ(以下、インテル)のユース出身だ。インテルがユヴェントスに向けるライバル意識は、同じスタジアムを本拠地とするACミラン(以下、ミラン)に向けるそれよりも大きい。セリエAの覇権を争い、常に第一線で戦ってきたからだ。
ユヴェントスはカルチョポリの処分により、2006-07シーズンをセリエBで戦っているが、それまではインテルとユヴェントスのみがセリエAで降格を経験していない唯一のクラブだった。

ただボヌッチはインテルのユース出身とはいえ、2005年にインテルのトップチームデビューした後は複数のクラブにレンタルに出され、さらにいくつかのクラブへの移籍を経た上でユヴェントスに加入している。そのため、特にインテルの選手であるという見方はされていない。

2010年の夏にユヴェントスに加入してからは、最初は上手くフィットできず伸び悩む時期が続いた。しかし、後にイタリア代表監督も務めるアントニオ・コンテ監督(以下、敬称略)の下で3バックの一角に置かれると、最高のパフォーマンスを披露。このボヌッチ、ジョルジョ・キエッリーニ選手、アンドレア・バルツァーリ選手らの3バックが本当に強い。クラブでも代表でもいくつもの危機を救い、世界最高のディフェンスラインとして機能した。

テクニック&パワー!闘将ボヌッチのプレースタイル

ボヌッチのプレースタイルを端的に表すならば、「テクニック&パワー」だ。後方からのロングフィードの精度に優れ、前線にいる味方選手の攻撃を後押しする。再確認しておくが彼はDF、しかも定位置はCBだ。CBというとパスの技術はそれほど高くないのが普通だが、ボヌッチは違う。相手陣営に生まれたスペースを瞬時に見抜き、そこに正確なボールを放り込むことができる。ボヌッチのロングフィードにより、カウンター攻撃の促進が期待できる。

守備においては優れた跳躍力とポジショニングにより、相手の攻撃を潰すことに長ける。競り合いに負けず、相手の攻撃を読み取ることにも優れ、どんな相手に対しても怖じ気づくことがない。彼には「闘将」という名がふさわしい。

これら優れたボヌッチの能力は、いくつものクラブから注目された。ただ、ユヴェントスで定位置を守り続け、タイトルを獲得し続けるボヌッチが移籍をすることはない。また、ユヴェントスもそれを許すはずがない。多くの者はそう考えた。

しかし、その見方は2017年夏に思わぬ形で覆されることになる。

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