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スーパースターが作り上げたディフェンスリーダーの背番号5番

2017 9/13 14:03Aki
フランツ・ベッケンバウアー氏
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スーパースターにより作られた背番号のイメージ

サッカーの背番号の歴史はスーパースターによって作られてきた歴史でもある。
その代表的な番号は10番だ。それまでセンターフォワードや左よりの攻撃的な選手を表す番号でしかなかった10番という番号は、サッカー史上最高の選手であるペレ氏がこの番号をつけたことで一気にブレイクし、サッカーにおけるエースナンバーへと昇華した。

ペレ氏が10番を背負ったのは、たまたま彼がプレーしていたポジションが10番だったからに過ぎない。もし別のポジションだったなら別の番号がエースナンバーになったのかもしれない。
そして1番から11番のいわゆるレギュラー番号以外の背番号に大きな注目を集めさせたのは、オランダ人の故ヨハン・クライフ氏。クライフ氏は攻撃的なポジションの選手が身に付ける7番から11番ではなく、本来なら控え選手がつける14番を選択。これにより14番は新たにエースナンバーとなった。
現在14番を好む選手は直接的でなかったとしても少なからずクライフ氏の影響を受けている。クライフ氏が14番を選んだのは、10番はペレ氏、9番はディ・ステファノ氏。なのでそれ以外の番号をつけたかったと語っている。

フランツ・ベッケンバウアー氏がつけた5番

ディフェンダーにして背番号の印象を大きく変化させた選手がいる。 その選手とは西ドイツ代表(当時)だったフランツ・ベッケンバウアー氏だ。
ディフェンダーでありながら最後尾の中央からから攻撃参加を行い、時には攻撃の起点となり、さらにストライカーにもなる。これまでのサッカーの常識では考えられなかったリベロシステムを背番号5番をつけて体現。また彼は、チームで抜群のリーダーシップを誇った。
その結果、5番は3バックの中央でプレーするリベロの番号となった。サッカーの戦術が複雑化し、ディフェンダーによる攻撃参加がそれまで以上に難しくなっても、この背番号5番はディフェンスリーダーの象徴といえる番号となっていった。

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