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【キトキト富山にようこそ!】富山県のサッカー強豪校5選

2016 8/20 14:15
サッカーボール
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Photo by nattanan726/Shutterstock.com

北陸地方でサッカーの盛んな富山県。そんな富山の高校サッカーといえば、富山第一が名実ともにナンバーワンである。 しかし、水橋高校や高岡第一高校など、富山第一のあとに続く強豪校も出てきている。王者、富山第一を倒す高校は現れるのだろうか。

富山第一高等学校サッカー部

富山県の高校サッカーといえば富山第一と言われるほどの県内最強のチームだ。冬の選手権では、1999年に初のベスト4入りを決め、富山第一の名は全国区になった。以来、県予選では常に上位に位置し、全国大会でも2013年に悲願の優勝を果たした。
サッカー部は毎年イギリス遠征を行い、地元のプロクラブのユースと交流試合をするなど、高校生レベルを超えた国際的活動でも有名だ。OBには、元日本代表FW柳沢敦さんなど多数のプロを輩出している。

県立水橋高等学校サッカー部

県立水橋高等学校は富山市にあり、1983年開校というまだ新しい学校だ。「考える人間、たくましい人間、あたたかい人間」を教育モットーにすえて、文武両道に優れた生徒を育成している。
県内の公立校では唯一体育コースがあり、運動センスの優れた生徒が多く集まる。創部から歴史の浅いサッカー部も、県代表として冬の選手権に6度出場を果たした。
OBには瀬戸春樹さんなどJリーガーを数名輩出し、最近では日本人初のカンボジア・リーグ所属選手として活躍している太田敬人さんが有名だ。

高岡第一高等学校サッカー部

高岡第一高等学校は、富山県高岡市にある私立高校で、2016年で創立57年を迎える。生徒の潜在能力を引き出す教育をモットーに、進学・部活動の両方で優秀な成績を収めている。
サッカー部は近年、成績向上が目ざましく、2014年の夏のインターハイ県予選では、県内最強の富山第一と、それに次ぐ強豪である県立水橋高校を相次いで破り優勝、県代表の切符を手にした。
中学生を対象とする「高岡第一サッカースクール」を定期的に開催するなど未来の選手育成にも熱心で、高い評価を得ている。

県立富山南高等学校サッカー部

県立富山南高等学校は富山市にある1974年創立の高校。国際的素養にすぐれた人材を育成することに注力しており、国際コースを設置してアメリカの姉妹校への留学を毎年実施している。海外からの交換留学生も多数受け入れるなど、県内では国際色豊かな高校として有名だ。
サッカー部は、「人もボールも動くサッカー」を目標に日々鍛錬に励んでおり、2011年の冬の選手権では、県予選決勝でトップチームの富山第一を下し、悲願の全国初出場を果たした。
富山南は個人技よりも総合力を武器にしたチームで、これまで目立った選手は出ていないが、確実に県内の上位チームへとあゆみを進めている。

県立富山東高等学校サッカー部

県立富山東高等学校は、1962年創立の富山県富山市にある高校だ。まだ比較的新しい学校だが、実験や観察を重視する普通科自然科学コースを設置するなど、他校にはない特徴を持っている。
部活動は体育館2カ所、筋力トレーニング専用のトレーニングハウスなど、運動部の育成に適した環境がそろっており、サッカー部も優秀な成績を残している。昨年の夏のインターハイは県ベスト4、冬の選手権では惜しくも富山第一に破れ準優勝だった。
OBにはまだ著名選手は出ていないが、これからの躍進が大いに期待できる高校の一つである。

まとめ

富山県の高校サッカーは、富山第一が名実ともにナンバーワンで頭ひとつ抜けた存在である。
しかし、水橋高校や高岡第一高校など、富山第一のあとに続く強豪校も出てきている。これからの富山県高校サッカー界に注目だ。