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背番号3番と6番に見る、各チームのルーツ


ポジションが入れ替わる、背番号3番と6番

今年はどの選手が10番を背負うのか、新加入の選手の背番号はどうなるのか、といった事が注目を集める様に、サッカー選手にとって背番号とは非常に重要なものの1つとなっている。背番号は選手を象徴する数字なのだ。
しかしこの背番号、1990年代中旬ごろまでは試合ごとに変わる事があった。今では選手がチームに登録されると合わせて背番号も登録されているが、以前はその試合の先発メンバーが1番から11番までを順に背負う変動番号制が取られていた。
以前の背番号は選手を表すものではなく、ポジションや役割を表すものだったのだ。 ただ、このポジションや役割を表す背番号には、興味深い事実がある。
同じ番号でも、国や地域によって、指しているポジションが異なるのだ。これはそれぞれの地域で独自にサッカーが進化してきたからこそ起こった事なのである。
その中でも、ヨーロッパと南米というサッカーの2大強豪地域ではっきりと別れているのが、背番号3番と6番だ。この番号はそれぞれ、左サイドバックとセンターバックを表す番号なのだが、ヨーロッパと南米ではポジションが逆に入れ替わる。

サッカーの進化の過程で起こった番号の入れ替わり

3番と6番でポジションが入れ替わったのは、ヨーロッパと南米でそれぞれ独自の形でサッカーが進化したからである。
サッカーがイングランドから世界に向けて輸出され始めた時、フォーメーションは2-3-5と呼ばれる形だった。ディフェンスが2人、ミッドフィールダーが3人、フォワードが5人。そして背番号は一番うしろのゴールキーパーから順に1番から11番までを付けていた。つまりゴールキーパーが1番、ディフェンスの自陣絡みて右側が2番、左側が3番と続き、フォワードの左端にいる選手が11番だった。
ここから現在の主流となっている4バックへと変化していくのだが、ヨーロッパではまずディフェンスが3人になった。この時増えたのはミッドフィールダーの中央にいた選手だ。背番号で言えば5番になる。さらに左端の6番をつけたミッドフィールダーもディフェンスに下がる事に。その結果、右から2番、5番、6番、3番という並びになった。
一方、南米では2人からすぐに4人へのディフェンスへと変化した。この時に下がってきたのはミッドフィールダーの両端にいた4番と6番の選手。その結果南米では右から2番、3番、4番、6番(アルゼンチンでは4番、2番、3番、6番)という並びになったのだ。

Jリーグのチームにみる南米志向、ヨーロッパ志向

ヨーロッパと南米で異なるポジションを表す3番と6番。
これを踏まえて、Jリーグのチームの背番号を調べてみると、大まかにそのルーツがヨーロッパにあるのか南米にあるのかに分類することができるのではないだろうか。
2017年にJ1で戦う18チームで、3番を付ける選手は15人、6番を付ける選手は13人。どちらも空き番号になっているのはベガルタ仙台の1チームのみ。17チームは少なくともどちらかの番号を使用している。
またJ1には3バックを採用しているチームも複数あるが、ウイングバックにあたる選手や3バックの左サイドに入る選手も左サイドバックとしてカウントしている。
データは、Jリーグ公式ホームページ内、クラブ・選手(https://www.jleague.jp/club/)に2017年7月10日現在で記載されている選手となっている。

3番を背負う選手をチェック

3番を背負う選手の中で左サイドバックは、北海道コンサドーレ札幌の田中雄大選手、浦和レッズの宇賀神友弥選手、柏レイソルのユン・ソギョン選手、サンフレッチェ広島の高橋壮成選手の計4人。
センターバックは、鹿島アントラーズの昌子源選手、大宮アルディージャの河本裕之選手、FC東京の森重真人選手、川脇フロンターレの奈良竜樹選手、ヴァンフォーレ甲府の畑尾大翔選手、アルビレックス新潟の増田繁人選手、清水エスパルスの犬飼智也選手、ジュビロ磐田の大井健太郎選手、ガンバ大阪のファビオ選手、セレッソ大阪の茂庭照幸選手。ヴィッセル神戸の渡部博文選手と11人もいる。
この比率からわかるのは日本サッカーはブラジルから、影響を受けているチームが多いという事だろう。
また、ヨーロッパの影響を受けているであろう3番の左サイドバックが所属する4チームには特徴的なデータが出ている。
それはこの4チームのうち3チームが3バックを採用しているということ。
これは3バックというシステム自体がヨーロッパで発案され、広まったものだという事が現れているといえよう。

6番を背負う選手をチェック

6番を背負う選手の中で左サイドバックは、大宮アルディージャの河面旺成選手、FC東京の太田宏介選手の2人。
センターバックは、浦和レッズの遠藤航選手、ヴァンフォーレ甲府のエデル・リマ選手、ガンバ大阪の金正也選手の3人。 両方を含めても5人しかいない。
この6番で最も多いのは、守備的ミッドフィールダーの選手で、鹿島アントラーズの永木亮太選手、柏レイソルの小林祐介選手、横浜F・マリノスの扇原貴宏選手、清水エスパルスの杉山浩太選手、セレッソ大阪のソウザ選手、サンフレッチェ広島の青山敏弘選手、サガン鳥栖の福田晃斗選手と7人もいる。
守備的ミッドフィールダーが6番を背負うのは、フランスやスペイン等ヨーロッパの一部では見られる傾向だが、実は少数派。しかしJリーグでは大部分を占めているのが興味深い。
またJリーグでは3番でも6番でもない番号を付けている選手が多いのが特徴で、さらにいうと1番から11番ではない大きな番号を付けている選手もかなり多い。

ヨーロッパか南米か

3番、6番の両方で南米型になっているのは大宮アルディージャとFC東京。特にFC東京では日本を代表するセンターバックの森重選手と左サイドバックの太田選手が共にレギュラーとして3番と6番を背負っているため、完全な南米型と言っても良いだろう。ちなみに右サイドバックに入るのは2番の室屋成選手、また4番をつける吉本一謙選手もセンターバックとなっているので、南米の中でもブラジル型だ。
FC東京はイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ監督やセルビア出身のランコ・ポポヴィッチ監督など近年はヨーロッパから監督を招聘しているが、ブラジル人選手が数多くプレーしてきた歴史もあるので、ルーツはブラジルだと言えるのかもしれない。
一方両方でヨーロッパ型となっているのは、浦和レッズとサンフレッチェ広島。この2チームはミハイロ・ペトロヴィッチ監督が指揮をとった2チームでもある。
その中でも浦和レッズは古くからドイツとの関係が深いチーム。またサンフレッチェ広島も前身のマツダ時代に後に日本代表監督となるオランダ人ハンス・オフト氏を招聘しており、サンフレッチェ広島となってからも外国人監督は一貫してヨーロッパから招聘しているため、納得の内容だといえる。
日本のJリーグチームは、チームの歴史によりヨーロッパ型か南米型に分かれている。

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