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背番号3番と6番に見る、各チームのルーツ

2017 8/25 10:07Aki
サッカー 番号
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ポジションが入れ替わる、背番号3番と6番

今年はどの選手が10番を背負うのか、新加入の選手の背番号はどうなるのか、といった事が注目を集める様に、サッカー選手にとって背番号とは非常に重要なものの1つとなっている。背番号は選手を象徴する数字なのだ。
しかしこの背番号、1990年代中旬ごろまでは試合ごとに変わる事があった。今では選手がチームに登録されると合わせて背番号も登録されているが、以前はその試合の先発メンバーが1番から11番までを順に背負う変動番号制が取られていた。
以前の背番号は選手を表すものではなく、ポジションや役割を表すものだったのだ。 ただ、このポジションや役割を表す背番号には、興味深い事実がある。
同じ番号でも、国や地域によって、指しているポジションが異なるのだ。これはそれぞれの地域で独自にサッカーが進化してきたからこそ起こった事なのである。
その中でも、ヨーロッパと南米というサッカーの2大強豪地域ではっきりと別れているのが、背番号3番と6番だ。この番号はそれぞれ、左サイドバックとセンターバックを表す番号なのだが、ヨーロッパと南米ではポジションが逆に入れ替わる。

サッカーの進化の過程で起こった番号の入れ替わり

3番と6番でポジションが入れ替わったのは、ヨーロッパと南米でそれぞれ独自の形でサッカーが進化したからである。
サッカーがイングランドから世界に向けて輸出され始めた時、フォーメーションは2-3-5と呼ばれる形だった。ディフェンスが2人、ミッドフィールダーが3人、フォワードが5人。そして背番号は一番うしろのゴールキーパーから順に1番から11番までを付けていた。つまりゴールキーパーが1番、ディフェンスの自陣絡みて右側が2番、左側が3番と続き、フォワードの左端にいる選手が11番だった。
ここから現在の主流となっている4バックへと変化していくのだが、ヨーロッパではまずディフェンスが3人になった。この時増えたのはミッドフィールダーの中央にいた選手だ。背番号で言えば5番になる。さらに左端の6番をつけたミッドフィールダーもディフェンスに下がる事に。その結果、右から2番、5番、6番、3番という並びになった。
一方、南米では2人からすぐに4人へのディフェンスへと変化した。この時に下がってきたのはミッドフィールダーの両端にいた4番と6番の選手。その結果南米では右から2番、3番、4番、6番(アルゼンチンでは4番、2番、3番、6番)という並びになったのだ。

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