歴代の10番から見る、Jリーグのクラブそれぞれのルーツ|【SPAIA】スパイア

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歴代の10番から見る、Jリーグのクラブそれぞれのルーツ


サッカーで10番が特別な番号となったのは

サッカーで10番は特別な番号だ。そうなったのは、キングと呼ばれたペレ氏が背番号10をつけていた事に由来している。
なぜペレ氏が10番を背負っていたのかというと、ペレ氏がブラジル代表としてワールドカップに出場した際、たまたま振り分けられた番号が背番号10番だったからだ(当時の背番号はポジションを表すためだけの物で特別な意味はなかった)。そのワールドカップでペレ氏は大活躍をし、背番号10は特別な番号となった。
もしペレ氏が別のポジションの選手だったのなら、サッカー界では別の番号が特別になっていたのかもしれない。
今や世界各国のリーグで、選手それぞれに番号が登録される固定番号制が採用されるようになり、背番号の意味も随分と変わった。
今回は、背番号とポジションの関係から、Jリーグの各チームを考察する。

2-3-5の布陣でプレーしていたサッカー

サッカーの起源は中世ヨーロッパのお祭りにあると言われている。そのルールを統一したのがFA。俗に言うイングランドサッカー協会で、1863年に設立されると、各地でバラバラだったルールを標準化し、統一ルールが制定されることとなった。
この統一ルールはイングランド人の船乗りや労働者達の手により世界中に広められ、ヨーロッパや南米など世界各地にサッカーという競技が広がっていった。
当時のサッカーで使われていたフォーメーションは2-3-5と呼ばれる形。1人のゴールキーパーの前に2人のディフェンダー、その前に3人のミッドフィールダー、さらにその前には5人のフォワードが並んでいた。
それぞれのポジションには最後尾から順番に番号が付けられており、これが背番号のルーツとなった。同じ競技から分離独立する形となったラグビーが、ナンバー8など背番号でポジションを表していたのと同じ形式である。
ただ、サッカーがラグビーと異なったのは、このフォーメーションが伝わったそれぞれの国や地域で独自の発展を遂げた事だ。その結果、それぞれの国や地域で、背番号で表すポジションが変化することになったのだ。

世界に衝撃を与えたペレ氏とそのポジション

世界的に10番が特別な番号となったのはペレ氏のプレーによるものだということは前述の通りだが、そのペレ氏が務めたポジションは左のフォワードだった。
2-3-5という形で始まったサッカーは、ブラジルに渡ると4-2-4というディフェンダー4人、ミッドフィールダー2人、フォワード4人という形に発展した。その際にポジションの入れ替えが行われた。
4-2-4システムで、ディフェンダーに入る4人はそれまで2番、4番、3番、6番を務めていた選手。そしてミッドフィールダーに入る2人は5番と8番、フォワードの4人は7番、9番、10番、11番となった。ペレ氏が務めていたのはこの丁度10番にあたるポジションだった。
ペレ氏がこの10番というポジションを務めた事は偶然であったが、絶妙となった。 ペレ氏は自分で得点も奪うが、味方のためのチャンスメイクもできる選手だった。
10番というポジションは、ブラジル以外の国、例えばアルゼンチンではフォワード2人のすぐ後ろに入る攻撃の司令塔的なポジションであり、フランスやイタリア、スペインなどでも同じく司令塔的なポジションを表す番号だった。
このペレ氏のプレースタイルと、それぞれの国や地域における10番というポジションが見事にマッチした事で、10番は世界的に特別な番号となっていったのである。

イングランド流10番

世界的に司令塔的な役割を担うポジションとなっていった10番だったが、当然ながら全く異なる形で進化を遂げていった国もある。その代表的な1つが、サッカーの母国イングランドだった。
ブラジルやその他の国や地域がパスを繋ぎドリブルで突破するという形のサッカーを志向する中で、イングランドはキックアンドラッシュという前線にめがけてロングボールを蹴り込むスタイルを志向していた。
そんなイングランドにおいて、10番とは前線でロングボールのターゲットとなる屈強なセンターフォワードがつける番号だったのである。
当時のイングランドはサッカーの母国という事もあり世界ナンバーワンと目されていた。その他のチームはそのイングランドに対抗するために、試行錯誤しパスやドリブルでイングランドに対抗しようとしていたからだった。
その後、イングランドでもキックアンドラッシュ以外の戦術も取られるようになっていくが、ポジションはそのままだった。イングランド人にとって10番といえば、センターフォワードの番号なのだ。

Jリーグで10番をつけるのは

ここでJリーグに目を移してみよう。Jリーグはブラジルサッカーから大きな影響を受けている。
そんな事もあり、各チームの10番といえば司令塔タイプの選手がメインだ。2017年には守備的ミッドフィールダーであるセレッソ大阪の山口蛍選手や、アタッカータイプのガンバ大阪倉田秋選手、ドリブラーである横浜F・マリノスの齋藤学など、いわゆる司令塔タイプではない選手も10番を付ける事が多くなっているが、基本的にはジュビロ磐田の中村俊輔選手のような司令塔タイプがつけるのが日本における10番と言っても良いだろう。
これは歴史を遡り、各チームの歴代の10番の選手を見るとより顕著にあらわれている。かつて日本を代表する司令塔だったラモス瑠偉氏をはじめ、ほとんどのチームで司令塔タイプの選手が10番を背負ってきたのだ。

他のチームと異なる10番像を持つサンフレッチェ広島

多くのJリーグチームが司令塔タイプの選手に10番を与えていた中で少し違った特徴をみせているのが、Jリーグオリジナル10の1つであるサンフレッチェ広島だ。
このチームでは2008年に柏木陽介選手が10番を付けて以降、高萩洋次郎選手など司令塔タイプの選手が10番を付ける事も増えたが、それまでは高木琢也氏や久保竜彦選手などのセンターフォワードタイプの選手が10番を背負ってきた。
ブラジルなどの影響を受けるJリーグクラブの中で、数少ないイングランドサッカーの影響を受けたチームであるという事がわかる。
これは、サンフレッチェ広島の初代監督がイングランド人のスチュワート・バクスター氏だった事に由来しているのだろう。
近年ではそのスタイルにも変化が見られるようになったが、サンフレッチェ広島はJリーグでは少ないイングランドサッカーの要素を持つチームなのである。

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