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背番号2番はどのポジション?番号とポジションでわかるクラブのルーツ

2017 8/25 10:07Aki
サッカー、ユニフォーム、2番
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ポジションを表していた背番号

Jリーグで固定番号制度が始まったのが1997年。2017年で20年目を迎えることとなり、現在では背番号は選手を表すものとなっている。
固定番号制度が始まる前まで採用されていたのは、先発メンバーが1番から11番までの背番号をつける変動番号制度だ。
少しイメージしにくいかもしれないが、これは日本に限った事ではなく、1990年代までは世界的に変動番号制度がスタンダードだった。 この変動番号制とは、1番はピッチャー、2番はキャッチャーといった形で背番号とポジションが連動している高校野球の背番号に近い。
サッカーでも1990年代までは、背番号はポジションを表すものという概念が強かった。
もちろんチームの絶対的なレギュラーであれば、全ての試合に10番など同じ背番号をつけて試合に出場していた。それでも、その選手が怪我や出場停止により欠場となると、次の試合では別の選手が10番をつけて出場するのだ。
ただ、このポジションや役割を表す背番号には、興味深い事実がある。 同じ番号でも、国や地域によって指しているポジションが異なるのだ。
サッカーという競技は自由度が高いゆえに世界中に広がったスポーツなのだが、その結果それぞれの国で独自に進化した。それがこのユニークな状況を生むことになったのだ。

サッカーのベースとなったフォーメーション

元々、イギリス国内で行われていたローカルスポーツが後にサッカーとなった。 このスポーツを元に共通ルールが作られ、1800年代中盤からイギリス人の手により世界に広がっていった。 当時のサッカーで使用されていたフォーメーションは2-3-5。 ゴールキーパーが1人、ディフェンダーが2人、ミッドフィールダーが3人、フォワードが5人という形である。
そして背番号がつけられたのも、このフォーメーション順だった。ゴールキーパーが1番。2人のディフェンダーが2番と3番。3人のミッドフィールダーは右から4番、5番、6番。フォワードも右から7、8、9、10、11、と最後尾・右側から順に番号がつけられていたのである。

しかしこの2-3-5というフォーメーション、現在の感覚だと誰しもバランスが悪いと感じるだろう。 当時のサッカーは奪ったボールはとにかく遠くに蹴り、競り合うというというスタイルだった為、この2-3-5という形で問題なかった。
その後ショートパスやドリブルというテクニックが生まれ、サッカーという競技そのものが進化すると、相手のフォワード5人に対して、こちらのディフェンダーは2人しかいないというバランスの悪さを改善するチームが出始めた。
この動きは世界中の様々な国や地域で行われ、独自にポジションの移動が行われる事となっていった。 それぞれの国や地域で、ディフェンダーが3人になり4人へ、そしてフォワードの人数が減り、ミッドフィールダーの数が増えていったのだ。

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