宮崎県はもちろん九州を代表する強豪・日章学園高校サッカー部
鹿児島県の強豪校・鹿児島城西高校と系列校でもある日章学園高校。中高一貫校である同校では、レギュラーメンバーの多くが日章学園中学校出身の選手で構成されています。
全国高校サッカー選手権大会には、宮崎県代表として12回の出場歴を誇り、2010年と2013年にはベスト8まで勝ち進めるなど、宮崎県内はもちろん、九州の強豪校としても知られています。ライバル校としては毎年激戦を繰り広げる鵬翔高校などがあります。
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宮崎県の強豪校として知られる日章学園高校サッカー部。過去にU15・U16の年代別日本代表選出歴を持つ佐藤颯汰選手を擁するなど、宮崎県はもちろん九州を代表するチームでもあります。日章学園高校サッカー部の過去の成績や2017年注目の選手などをご紹介します。
鹿児島県の強豪校・鹿児島城西高校と系列校でもある日章学園高校。中高一貫校である同校では、レギュラーメンバーの多くが日章学園中学校出身の選手で構成されています。
全国高校サッカー選手権大会には、宮崎県代表として12回の出場歴を誇り、2010年と2013年にはベスト8まで勝ち進めるなど、宮崎県内はもちろん、九州の強豪校としても知られています。ライバル校としては毎年激戦を繰り広げる鵬翔高校などがあります。
日章学園高校サッカー部出身のプロサッカー選手として有名なのが、2016年まで現役として活躍していた久木野聡氏。日章学園高校サッカー部に在籍していた頃は無名の選手でしたが、川崎フロンターレのスカウトにその実力を見出されて開花します。
プロ入団後の2年目に頭角を現し、J1リーグ初出場から半年後に初ゴールを挙げると、2010年には横浜FCへ期限付き移籍。その後も2012年からは栃木SCへ完全移籍、2014年からはFC町田ゼルビアへ期限付き移籍するなど、数々のチームで活躍してきました。そして、2017年1月に惜しまれつつ現役引退を発表しています。
全国高校サッカー選手権が終了して、新生・日章学園高校サッカー部のキャプテンに指名されたのは、MFの佐藤詩響選手。下級生の頃からレギュラーメンバーとして活躍してきた佐藤選手は、針に糸を通すような鋭いパスが持ち味で、幾度となく決定機を演出してきました。
そんな彼が尊敬する選手は、スペイン代表のイニエスタ選手。ドリブルはもちろんパスやシュートも秀逸な“日章学園高校サッカー部のイニエスタ”として、今後の活躍が楽しみな選手のひとりです。
注目すべきは、MFの佐藤颯汰選手。U15・U16の年代別日本代表選出歴を持つ選手で、鹿児島県内はもちろん、全国から注目を浴びる選手のひとりです。特筆すべきはスピードに乗ったドリブル突破。相手DFに囲まれながらも、細かいタッチで抜き去る姿は、日本代表の原口元気選手を彷彿とさせます。
しかし、フィニッシュの部分で課題があるのも事実です。2017年からはMFではなく、1.5列目でのプレーを期待される場面も多いだけに、今後は決定力をいかに上げられるかがキモとなってきそうです。
2017年の最初の大きな大会となった新人大会では、九州予選を見事優勝しています。2回戦から決勝に至るまですべての試合で完封。他の追随を寄せ付けない完全優勝を成し遂げました。
そして、九州大会の予選リーグにコマを進めると、第1節で長崎県代表の長崎南山高校に0-1と惜敗。続く第2節では、福岡県代表の筑陽学園高に見事勝利をあげましたが、得失点差で惜しくもおよばず、予選リーグ敗退という結果に終わっています。
2016年こそ全国高校サッカー選手権への切符を掴めなかった日章学園高校サッカー部ですが、2017年は世代別の日本代表候補に選ばれた経歴を誇る佐藤颯汰選手や新キャプテンの佐藤詩響選手を筆頭に奪還してほしいですね。